2015年4月30日木曜日

ハズしに使用したドラスティックな???

驚きました。
今月発売のMADURO 6月号で、弊社のワニ革靴 DAMI 3575ダークブラウンが紹介されていました。(81ページ)
まったく気付いていませんでした。
 

購入してきたMADURO誌を読んでいたところ、「50歳を超えたらとり澄ましダンディより、ちょっとお茶目なジジかわいい」という特集記事に行き当たりました。
「ジジかわいい」ってどうなんだろー、などと考えながらページをめくっていたら、なんとITEM 1のシャツから始まった商品紹介の7番目のパンツのところで、弊社のワニ革靴を発見しました。



主役はブラウンの小花柄パンツで、それに合わせて同系色のワニ革靴が「ハズしに使用したドラスティックなシューズ」として紹介されていました。
一つとっても残念だったのは、一番の特徴である素材について、まったく触れられていなかったことです。


ここ何年かの間で、いやもっと前からかも知れませんが、女の子の間で「カッコ良い」や「きれい」などチョット良いものを総称して「かわいい」と呼ぶことが増えてきているようです。
ですから、かわいいと言われても、その言葉通り可愛らしいことと受け止めるべきかどうか不確かな場合もあるでしょう。
そして、一生懸命頑張って、結果的にかわいいと見えてしまうのは仕方ないと思います。
しかし、50歳を過ぎたオヤジやジジイが、かわいいを狙った装いって、結構難しくないでしょうか。

私がやると引かれそうで心配です。

2015年4月24日金曜日

LEON 6月号 2015年


4月24日発売のLEON 6月号に、ワニ革スニーカー DAMI(ダーミ)2979の広告が掲載されています。(171ページ)

今回は広告記事の右上部に次の様なコピーを入れています。


ワニ革のスニーカーで
カジュアルファッションを
パワーアップしてみませんか


この文中のパワーアップには、二つの意味合いを持たせたつもりです。

まずはその言葉通り、ワニ革スニーカーという見ただけで高価と分かるアイテムで、カジュアルファッションに強いアクセントを付けてみませんかというもの。
他者との差別化を図るにあたり、お役立ていただけるのではないでしょうかというご提案が一つです。

そしてもう一つは、ワニは淡水域の食物連鎖における生態ピラミッドの最高位消費者の地位にある肉食系の動物です。
そのどう猛な動物の革を身に着けることで、強さの印象をアピールいただけるのではないでしょうかというものです。

思いは届いていますでしょうか。

2015年4月20日月曜日

ワニ革ブリーフケース その2

前回のお話に続き、今年お作りした2つのワニ革ブリーフケースの内、ここでは二つ目に付いてご案内したいと思います。



 こちらがそのブリーフケースです。

胴部の片側面とその反対面のワニ革は、サイズが同等の2体のワニの同部位が使われているということは前回ご案内したブリーフケースと同じです。
では、何が異なるかと言うと、大きくは次の二つになります。



一つは、使われたワニ革がマット仕上げのものということです。

前回お伝えしました通り、グレージング仕上げのワニ革は光沢を持ちますが、相対しマット仕上げのワニ革は光沢のないものを指します。

だからと言って、マットでお納めしたワニ革のバッグや財布、小銭入れなどの小物類がずっとマットで光沢のないままかというと、そうではありません。
マットのワニ革で作られたものも、使っていくうちに少しづつ艶が出て来るのです。
お使いになられる方によっては、マットで使い始め、独自の味のある光沢を持ち始める過程が好きだとおっしゃいます。

私が今使っている二つ折りの財布などは最初はまったくのマットだったのですが、ここ何年か使い倒しているうちに渋い艶が出てきました。
これは、ワニ革という高級素材でできた商品をご購入になられたユーザーだけが持つことのできる特典です。
お店や展示会などで、販売担当者が商品をさわる際に白い手袋をつけるのはこのためでもあります。



グレージングのワニ革は最高の光沢を放つ状態でとても綺麗です。
逆にマットは光沢のない落ち着いた風合いが、そこからじわじわと自分流に変化していく楽しみがあります。
またそれとは別に、マット仕上げのワニ革を艶が出ないようにそのままでうまく使っていきたいという方もいらっしゃるかも知れません。



さて、二つ目の違いはその作りにあります。

よく見るとお分かりいただけると思いますが、このブリーフケースの胴部は一枚のワニ革で作られています。
縦は天面中央で分けられたファスナー部から底部まで、また横は側部のマチの巾はとってあるものの、革は横のファスナーのつなぎ目から胴部を通って反対側のファスナーまでつながっています。
ですから、このブリーフケースは胴部片面1枚、反対面1枚、底部1枚の革3枚で縫製されたものなのです。

持ち手の付け根部に使われている金具は黒い革のマット調に合うように個別にメッキをかけ、ファスナーもそれと同色のマットのものを選択しています。


さて、現在個人的に使用しているブリーフケースが傷み始めてきました。
そろそろ新たなものを作ろうかと考えています。

次のバッグは、外で持ち歩くと、見た方々が「それと同じものが欲しー。」と言っていただけるようなものを作りたいと思っています。
そして、もし本当にそう聞かれたら、こう答えます。

「自分用の特注で、これ売ってるところないんっすよ。」

2015年4月19日日曜日

ワニ革ブリーフケース その1

今年に入ってワニ革を使ったブリーフケースのご注文を2ついただきました。
ちょっとだけ時間差ができてしまいましたが、先日ようやく2つともお納めすることができました。

2つのブリーフケースはどちらも片面に1枚づつ2枚のワニ革を使用し、色も同じブラックで、大きさも横約38cmx高さ約29cmといったごく一般的なサイズというところまで同じです。
しかし、出来上がったものを比べると、どちらも固有の趣向を凝らした、それぞれがまったく異なる風合いを持つブリーフケースとなりました。
 
本日はまずその一つをご案内いたします。



こちらが一つ目のブリーフケースです。



このブリーフケースのワニ革は、グレージングと呼ばれる光沢のあるものを使用しました。
グレージングは染色の終わったワニ革を職人が瑪瑙(メノウ)と呼ばれる石で磨き上げていくことで、光沢を出していくのです。



こちらがこのブリーフケースの反対側の面です。

片面それぞれに1匹づつ同じサイズのワニ革の同部位が使われているのがお分かりいただけると思います。

腹ワニを使ったワニ革バッグの醍醐味としては、ワニのど真ん中を惜しげなく裁断し、それをそのバッグの中心にあてることで、斑の形がその中心から右と左で対称になっていることです。
更に、中心部に位置する整った四角が並ぶ斑から、少しづつ外に向かいそのサイズが小さくなっていき、ギリギリ角が取れた斑になるまでが使われているということです。
そのため、デザインでバッグのサイズが確定した後、そのバッグに適切なサイズのワニ革を確保できるかということがとても重要になってきます。

尚、写真ではバッグの上部が少し白茶けて見えますが、これは斑の状態をよくご覧に入れたかったので、撮影時に角度をつけたライトを当てたためで、実物は真っ黒なブラックのバッグです。



さて、こちらの写真にあるワニ革の表面をよく見ていただきたいのですが、ワニの斑の一つひとつが膨らんでオウトツが出来ているのをお分かりいただけるでしょうか。
これはボンベ加工と言い、最初に胴部それぞれの面に使用するワニ革を粗断ち(少し大きめに裁断すること)した後に、熱処理により個々の斑を膨らませているのです。

瑪瑙で磨き上げ、ボンベ加工で形を出し、最高の状態のワニ革で作られたとても綺麗なバッグになりました。



バッグの内側はお客様のご希望で、赤いゴート革(山羊)とワニ革の組合せになっています。

開いた時にチラチラ見える赤がちょっとお洒落でした。

2015年4月15日水曜日

伊勢丹新宿店メンズ館 パターンオーダー会


本日4月15日(水)から21日(火)まで伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴にて、ワニ革スニーカー DAMI(ダーミ)のパターンオーダー会を行っております。

アッパーにワニ革を使用したスニーカーを定番にない特別色で、また通常販売を行っていないワニ革ミドルカットスニーカーをお作りになりたいというご希望のお客様、この機会にぜひご用命ください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

2015年4月9日木曜日

三越日本橋本店 イタリアウィーク



ご案内が遅くなってしまいましたが、現在三越日本橋本店にてイタリアウィークが開催されており、昨日4月8日より14日までの間、ワニ革スニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会が行われています。

定番のスニーカー DAMI no. 2979の販売はもちろんのこと、標準品にない特別色でのご注文をお受けしております。





また、定番にはないミドルカットやローファーのオーダーも受け賜わっております。







皆様のお越しを、心よりお待ちしております。