2019年1月30日水曜日

時差ボケ

年末年始はあわただしく過ごし、年明けすぐにイタリア出張がありました。
 
1月中旬に帰国し、その後しばらく時差ボケに悩まされたこともあり、気付けばいつの間にか1月も終わります。
 
ここのところ、ようやく時差ボケが解消されたと感じるようになりました。
 
 
私は元々不眠症の気があり、時差ボケで体内時計が狂ったりすると、並の人以上に影響を受けてしまいます。
 
帰国後の初日は疲れていることもあり、結構ゆっくり休めるのですが、私の時差ボケの症状は二日目から出てきます。
 
就寝後、1時間おきに目を覚まします。
 
数日経つとそれが2時間おきになり、以降少しづつ間隔が長くなり、2週間ほど経った頃には夜中に一回起きるくらいになります。
 
 
一度目を覚ますと、じっと目を閉じて次の眠りにつけばいいのですが、起き上がってしまうともう眠れなくなり、次の日の日中に眠くなってしまいます。
 
起きてしまって、リビングに移動しTVをつけて面白い番組でもあろうものなら、たとえ夜中でも冷蔵庫から一本取り出し、プシュとやってしまいます。
 
これをやっては次の日にさらに影響するので控えなければと思えば思う程、禁断の実に手を伸ばしてしまう様に、「分かっちゃいるけど、やめられねー♪」となります。
 
一本で終わればいいのですが、ついつい楽しくなってしまい、もう一本プシュと。
 
ロング缶も最初の重みが、注ぐごとに軽くなっていくと、それに反比例するように、もうおしまいかと切ない思いが膨らんでいきます。
 
気付けばカーテンの外も明るくなり始める時刻に。
 
 
これが私の時差ボケをより長引かせる一つの要因でしょうか。
 
しかし、翌日多少眠かろうが、酔い明けで少し頭が重かろうが、決められた職務はきっちりと遂行しております。

2019年1月29日火曜日

no. 2979 アズキ色


ちょっと遊んでみました。
 
自分で持っているクロコスニーカー no. 2979のワイン色に上からブラックを載せたところ、こんな感じの色になりました。
 

 
焦げ茶になるんでしょうが、多少赤みもあるようで、何色と呼べばいいのだろうかとしばらく考え、ようやくひらめきました。
 
小豆色です。
 
漢字で書くと無味な印象を受けますが、カタカナで「アズキ色」と書くと、より適切な表現になっているように思いました。
 
ちなみに「小豆色」を辞書で引くと「reddish-brown」、「赤みがかった茶色」と訳せます。
 

 
これまでは黒の革ヒモを付けていたのですが、ロウ引きにした茶色の平ヒモに取り換えると、さらに風合いが良くなりました。
 
上下ブラックのスーツに合わせてみようかと思っています。

2019年1月25日金曜日

クロコの財布 その4

昨年の11月にクロコのラウンドジップ型の長財布をご紹介しました。
 
長財布の革の色は、ピーナッツ、ワイン、ライトグレー、そして一本だけゾウ革で作ったグレーの4色でした。
 

 
その内の2つは既にお客様にご購入いただき、現在はワインとゾウ革のグレーの2つが三越日本橋本店2階の紳士雑貨売場で販売されています。
 

 
今回、これらの長財布に新色をご用意しました。
 
ワニ革はナイルクロコ。
 
中央にブライトンブルーを配し、外側を少し色濃くしたグラデーションになっています。
 
型はこれまでのラウンドジップ型と同じで、内側の作りも同じです。
 

 
特徴をおさらいしますと、サイズがおよそ横20cm、縦10cm。
 

 
内部にファスナーの付いた仕切りがあり、その内側はお札入れスペースと3段2列のカードホルダーになっています。
 

 
その仕切りの外側にも、さらに仕切りで隔てた3x2のカードホルダーが3面ありますので、この財布には合計で24枚と少し多めにカードを納めることができます。
 
内革はネイビーのキッド(子ヤギの革)です。
 

 
内部ファスナーを開いた時、内側のオレンジ色の革がチラッとのぞくのがちょっとお洒落です。
 
 
一般的に男性は財布の中に小銭を入れないので、この内部ファスナーの中は小銭と言うよりは、あまり人目にさらしたくないものを隠すのに良いのではないでしょうか。
 
自分で言っておいて変ですが、男性が財布の中に隠し持つ?
 
さて、どんなものがそれに当たるのでしょうか。
 

 
もちろん、この財布は女性にお使いいただいても良いと思います。

2019年1月21日月曜日

クロコドライビング no. 3680クラスト その2


2019年新作のクロコドライビングシューズ DAMI no. 3680は、先日ご案内しました通り、染色前のワニ革クラストで先に靴を作り、後からお客様のお好みの色で染色いたします。

手染めによる色付けですので、単色のグラデーションや2色使いが可能になります。


ということで、ご注文いただくお客様の今後のご参考になればと、デザイン画でいくつかの例をご紹介したいと思います。



まず、単色のグラデーションにした場合です。

甲部先端の濃いブルーが、胴部に向けて少しづつ薄くなっていき、踵部に近づくごとにまた少しづつ濃くなっています。

私は個人的にこの配色が一番好みです。

同様の配色で、グレーやレッドでも良かったりします。

濃いブラウンから明るいブラウンのグラデーションにする場合は2色使うこともできると思います。



また、グラデーションなしの単色で、イエローやオレンジも良いかも知れません。



部位をはっきりと分けて、ネイビーとパープルにしてみたり、



レッドとグリーンと言った対照色での組合せでも如何でしょうか。

あと、シルバーとブラックや、ゴールドとダークブラウンもアリだと思います。
 
 
お客様の想像力を効かせたご希望の配色でご注文を受け賜わります。

2019年1月19日土曜日

クロコドライビング no. 3680クラスト その1


2019年春夏の新作をご案内させていただきます。



ワニ革を使ったドライビングシューズ DAMI no. 3680クラストです。



通常のドライビングシューズは踵部を補強していますが、今回私どもがご用意した新作では踵の補強なしで、履き心地の良さと機能性をもってドライビングをさせていただきました。



このドライビングは、染色前のワニ革クラストで作られており、お客様のお好みの色で手染め染色させていただく商品になります。

手染めですので、これまでのno. 2979クラストと同様に、ご注文後に単色のグラデーションや部位を分けた2色使いなどに染色してお渡しいたします。

ですから、新作とは言えまだ定番として店頭に並ぶ訳ではなく、まずは2月から始まる百貨店のホテル催事や店内オーダー会などのイベントでご用意させていただく予定です。



最近はこの手染めのメニューを良くご理解いただいているお客様も多く、私どもの予想を超えた色合いでご注文を受け賜わったりします。

ぜひこの春、他にない独自の色使いのクロコドライビングで、ライバルとの差別化を図ってみてはいかがでしょうか。

2019年1月13日日曜日

2019年1月イタリア出張 その7

帰国当日の朝、現地スタッフにホテルまで迎えに来てもらい、フィレンツェの空港まで車で送ってもらいました。
 
自分達で電車とバスを乗り継いで行くと、モンテカティーニからは1時間半から2時間近くかかる工程も、日曜日の空いた高速道路をぶっ飛ばすと30分かからずに到着。
 
現地に仲間がいるということは、なんとも有難いことです。
 

オンラインチェックインを前日に済ませていて、バッグを預けるカウンターには列さえできておらず、搭乗開始まで空港内で時間を持て余すことになってしまいました。



13:20フィレンツェ発
14:35ミュンヘン着

15:30ミュンヘン発
10:55羽田着(翌日)

さて、上記は復路の日程です。

ご覧の通り、トランジットのミュンヘンでは到着から出発まで55分しかありません。

よくこんなスケジュールを予約したものだと、我ながら驚きです。

珍しいことにフィレンツェでの搭乗は時間通りでしたが、空港ビルと航空機間の移動が乗り降りどちらもバスだったため結構遅れてしまい、ミュンヘン空港ビル内に入った時には既に15時を超えていました。

パスポートコントロールを通過した後は、空港内を思いっきり走ることに。



なんとか羽田向けの出発ゲートにたどり着いた時は、ボーディングが始まったタイミングでした。

はたして荷物の方はちゃんと搭乗便に積み込まれたでしょうか。

機内ではスパークリングワインをもらって、ゆっくり映画鑑賞といきたいものです。


さて出張前、ある販売先のチームリーダーがブログでの出張報告を楽しみにしていると言っていただいていましたが、皆様今回はいかがだったでしょうか。

ご感想などいただけますと、幸いです。

2019年1月12日土曜日

2019年1月イタリア出張 その6

 
PITTI UOMOの終了翌日12日は土曜日でしたが、午前中にDAMI本社オフィスへ行き、2018年の総括と今年の展開について、現地スタッフとミーティングを行いました。
 
また、PITTIでお取引先のバイヤーさん達からご選択いただいた2019年AW新作スタイルの最終仕様をまとめ、サンプル作製依頼をしてきました。
 
この日イタリア最終日ということで夕食にご招待いただいたのですが、どうも風邪気味で、私は一人ホテルの部屋でゆっくり休ませていただきました。

 
この時期はコパ・イタリアが始まっており、さすがはカルチョの国で、一日中どこかのチャンネルでサッカー中継をやっていて、ホテルの部屋で3試合も見てしまいました。
 
中でもユベントス/ボローニャ戦は前評判の高かったゲーム。
 
結局ユーべが前半後半と1点ずつ取り勝利しましたが、期待のクリ・ロナは後半17分からの出場も特に見せ場はなく終わってしまいました。
 
明日は帰国です。

2019年1月11日金曜日

2019年1月イタリア出張 その5

1月11日で、PITTI UOMOは終了しました。
 

弊社スタンドにお立ち寄りいただきましたバイヤー、セレクトショップのオーナー、その他ご関係者の皆様には心よりお礼申し上げます。



さすがにイタリアです。
 
最終日もお昼を過ぎると見本市終了時間まで待たず、多くの出展者がかたずけを始めます。
 
我々は一応3時過ぎまで待って、かたずけを開始しました。

どう言う訳か、今回は割と簡単にかたずけを終え、4時過ぎにはフィレンツェを立ち、5時にはモンテカティーニに戻ることができました。


この後、オフィスに他国のお客様が来られるとのことで、我々は別行動となりました。



この日はホテル近くのレストランで夕食をとることに。



トスカーナですから、ここはキャンティーで乾杯。



シーザーサラダを頼んだのですが、上段写真のプレートが出てきました。

スライスされた2種類のチーズに、真ん中に見えるのは軽く湯通しされたほうれん草。
その上にベーコンとエビが乗っていました。

独創的な料理と受け止めれば良いのでしょうが、どう見てもシーザーではありません。



カボチャやズッキーニをペースト状にしたソースのリゾット。
 
揚げたかぼちゃの種とチリペッパーがのっていました。



こちらはラグー。

盛り付けは独創的ですが、内容は極めてスタンダードなパスタとボロネーゼソースでした。




夕食を終え、モンテカティーニの街を少し歩きました。



年末からの電飾がまだ残っており、中心街はまだ綺麗なまま。

日本のクリスマス前後に行なわれるイルミネーションの派手さはありませんが、トスカーナ州の人口数万人ほどの街でもこれだけ綺麗な飾り付けができるのだと感嘆しました。

どちらかの雑誌ではありませんが、やはり「必要なのはお金じゃなくて、センス」でしょうか。

2019年1月10日木曜日

2019年1月イタリア出張 その4

今回は、PITTIにおいてのダーミの出展スタンドの様子をご案内します。
 
私どもの展示場所のB1フロアーでは、出入り口前に大きく横長の2段テーブルを置き、その上に次季向けの新作を並べています。
 

こちらが長テーブルの一方の正面から見たところです。

ここではランニングと呼ばれる新作のソールに、クロコと牛革またはクロコと生地との組合せで異なる2型を用意しました。



テーブルを時計周りで一周し、商品を見て行きます。
 
奥に見えるコートは、隣の出展者さんのブースです。




テーブル中央辺りからカジュアルがドレスに変わって行きます。



商品がスニーカーに戻ってきて、



反対の端の正面には定番のクロコスニーカー no. 2979が並びます。



ここから反対側の側部になります。



こちら側も中央部はドレス靴です。



ここからカジュアルに戻ってきます。



よく見ると分かるのですが、今回は2段テーブルの上段を黒いワニ革のハイヒールが占めています。
一部のエージェントからのリクエストだそうです。

PITTI IMAGINE UOMOはメンズファッションの見本市ですが、ここは特別に女性靴の紹介になったようです。
 
 
さて、この中から一型国内向けにクロコスニーカーが選択されています。

弊社の重要取引き先から異なる2社のバイヤーが事前の打合せなしに同じ商品を選ばれましたので、ここは間違いないところかと思います。

今回のバイヤーとの打合せでキーワードとなったのは「ビジネススニーカー」でした。

その詳細につきましては、後日またこのブログ記事でご案内いたします。

ぜひ、ご期待ください。

2019年1月8日火曜日

2019年1月イタリア出張 その3

PITTI IMAGINE UOMOが始まりました。
 

いつもの入口ゲートを抜けると、


 
真正面の建物の壁に大きく今回のPITTIのテーマが描かれていました。
 
「THE PITTI BOX」?
 
いつものことながら、ここのテーマはカタログの説明を読まないと何のことだか分かりません。
 

 
スマホに送られていたバーコードリーダーで認証が行われ、会場内に入ります。

入場門を通り抜けてから、メインパビリオンまでの様子をご案内します。
 




 
オープンカフェがありました。
 
この寒さの中でお客さんは来るのでしょうか?
 




 
中央奥がメインパビリオンの入口です。
 
ここから建物内に入って行きます。
 
さて、今年はどう言う見本市になるでしょうか。
 
各お取引先のバイヤーの皆様、よろしくお願いいたします。
 
注)現地ではタブレットの調子が悪く、ここからのイタリア出張報告は帰国後になりました。