2023年6月26日月曜日

クロコスニーカー〈ダーミ〉 クリアランスセール 伊勢丹新宿店


6月30日(金)から、伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴にてクリアランスセールが始まり、クロコスニーカー〈ダーミ〉も出展いたします。


限られた品番とサイズでの出展ですが、ダーミをクリアランス価格でご購入いただけるチャンスです。



ダーミのクロコスニーカーにご興味のお客様は、ぜひお早目にご来店ください。

2023年6月21日水曜日

Croco Loafer SA809 Greige-Nubuck



クロコ革を使ったローファー Shikibu SA809。

色はグレーとベージュの中間のグレージュです。



クロコ革でグレージュという色だけでもめずらしいのですが、それを更に起毛させヌバックにしています。



元々イタリア製のクロコスニーカーで創業した弊社ですが、商品ラインナップを増やそうと、4年前に国産のクロコドレス靴 Shikibuに着手しました。

商品第一号は一枚つながりのホールカットでキレイな斑の模様を表現し、クラスト革のまま成形した靴を、お客様のお好みの色に手染めするというものでした。



その後、外ハネ式とローファーの2型が増え、次なるステップはクロコ革を起毛させたヌバックでご提供するようにしました。

尚、現在クロコ革のヌバックは7色からお選びいただけます。


クロコドレス靴 Shikibuは、これまで短期にこの様な商品メニューを揃えてきました。

クロコ革をヌバックにするという贅沢で、既にある程度の領域にたどり着けているとは思うのですが、今後どの様な進化を遂げるのか、楽しみではあります。


更なる究極を狙っていきたいと思っております。

2023年6月17日土曜日

名古屋出張 2023年6月 その2

前回に続き、先日の名古屋出張でのお話です。

東京を発つ前から既に南西方面から台風が北上してきており、その期間中に何らかのトラブルがない様にと願いながら始まった出張でした。

特に台風が日本列島に最も接近する予想の出張最終日に、帰りの新幹線が途中で止まることがないだろうかと、それが気が気でなりませんでした。

ただでさえ東京-名古屋間のじっと座っていなければならない2時間の我慢が辛い私ですので、途中で列車が止まるようなことがあったりすると、とてもじゃありませんが耐えられません。

しかし、人の心配をよそに、最終日は朝から出張中初めての晴天で、この時は助かったという思いでいました。

訪問先で広げた展示品などの撤収を少し早めの18時半頃から開始し、およそ1時間ちょっとですべての作業を終了後、20時過ぎの新幹線に飛び乗ることができました。



私は大きめのスーツケースを持っていましたので、座席指定は特大荷物持ち込みアリで予約し、進行方向に向かって一番後ろの席で背もたれの後ろのスペースに荷物を置くようにしていました。

AからEまで横に並ぶ席で通路側のDを取っていたのですが、隣の窓側のEの席では相撲取り並みに太った男性がPCに向かい作業をしており、私の席の上にはこれまた大きなリュックサックが置かれていたのです。

「ここは私の席ですが」と伝えると、最初は恐縮した様子ですぐに荷物を席から降ろし、自分の股の間に差し入れて、彼は作業に戻りました。

しかし、ただでさえ太っているのに大きな荷物を足で挟むと、彼のこちら側の膝は大きく私の席の方にはみ出してきます。

自分のスペースでゆっくりと休みたかった私は、「その荷物、上の棚に置くかどうかしたらどうですか」と伝えると、荷物を自分の方に引き、足をつぼめようとはするものの、そんなことで間に合う程十分なスペースはありません。

しばらく黙っていると、その太った男は通りかかった車掌に他の席は空いてないかと尋ね、車掌は同じ列のAとBの席が今なら空いているので移動しても構わないと返答しました。

そしてその男はそのままPCと荷物を持って立ち上がり、私をにらみつけ、「移動してやるよ」と2度言い放ち、通路をはさんだ反対側の端の席に移って行きました。

結果的に隣に人がいなくなって楽になったのですが、その余計な一言が私のスイッチを入れてしまい、少しずつムカムカする気持ちが沸き上がってきました。

言われっぱなしでは済まさないとばかりに、背もたれのテーブルを出し作業を再開させた彼を、私はしばらくの間にらみつけていました。

我々の間のCの席に座り、袖口から伸びた腕にファッションタトゥーをのぞかせた、ちょっと危なそうな男性が彼を飛び越えた先への私の視線に気付き、にやっと笑ったのが目に入りました。

しかし、その後その太った男はPCから顔を上げ、こちらを向くことはありませんでした。

仕方がないので、「デブ君、今回は許す。次回からは言葉に気を付けろよ。」という言葉を心の中にとどめ、私は熱くなった気持ちをおさめることにしました。

その男の身長は私よりも高く、相当な体重で、もし戦ったら私の方がノックアウトされていた可能性もありました。

おかしなことにならずに良かったのかも知れません。

長かった旅の終わりに変なオチが付いてしまいました。

2023年6月16日金曜日

名古屋出張 2023年6月 その1

先日、名古屋に出張してきました。

今回は1週間という少し長めの滞在となったので、社内の経費削減に協力しようと、駅に近い安価なビジネスホテルを予約しました。

古い建物でしたが、ネットの評価はまずまずで、従業員さん達の接客に申し分はなく、朝早く出て、夜遅く帰って寝るだけであれば問題ない滞在先でしたが、一つだけ困ったことが。

ユニットバスに入ると尿のにおいで臭かったのです。

二日目の朝、フロントに言ってよく掃除をしてもらう様にお願いしたのですが、翌日もにおいは消えませんでした。

男女兼用で座る低い位置の便器に男性が立って用を足すと、便器外の床などに飛び散ったりし、それが酸化してにおいを放っていたのだと思います。

連日のクレームに、翌々日には熱湯でユニットバスの床を含めジャンジャンに洗浄したとのことで、少しは改善されましたが、バスルームの中では一度鼻先についてしまったにおいの記憶を追い出すことができませんでした。

これさえなかったら、ロビーには本格的なコーヒーメーカーがあり、朝に用意されるパンと一緒に軽く食事もとれ、親切な宿泊先でしたが、安い宿泊料金と相殺ということで仕方ないところだったでしょうか。


不運なことに、台風が日本列島に近づきつつある中で、それが梅雨前線を刺激して雨が多い一週間でした。

決して雨は嫌いではないのですが、行き帰りの交通と滞在中の業務に差し支えないレベルであって欲しいものだとずっと願っていました。

しかし、一日の仕事を終え、心地良い疲れの中でホテルの窓にもたれ、夜の雨の景色を見ながら飲むビールの味は格別でした。

2023年6月14日水曜日

Croco Dress SA808 Gray-Nubuck


クロコダイルのドレス靴 Shikibu SA808ホールカットを、ヌバックのグレーでご注文いただきました。


クロコ革のブラックをヌバックに加工すると、黒が少し薄まりグレーっぽくなるのですが、グレーをヌバックにするとまたそれとは違った風合いで仕上がります。


写真撮影して、ピントは完全に合っていても、ちょっとボケたイメージを醸し出すところが魅力的な特徴のひとつです。


クロコ革でその中心部を裁断し、一枚つながりのホールカットにしてしまうこと自体、既にオシャレな贅沢ですが、グレーという色をヌバックにするという選択をされたセンスが更なるオシャレさを感じさせます。


ホールカットのSA808は横からのシェープも悪くありません。

アッパー革がブラックの場合、コバ部や革底は同じブラックが似合いますが、ちょっと薄まったグレーの場合は出し縫いのステッチや踵部の積み上げ層が見え残るナチュラルな透明感のブラウンが良く合います。

SA808の製法はボロネーゼ式グッドイヤーウェルテッド。

ボロネーゼ製法とグッドイヤー製法それぞれの良いとこ取りで、軽く返りが良く、丈夫で修理しやすいのが特徴です。



お客様はどの様なファッションにこの靴を合わせられるのでしょうか。

もし機会をいただけるのであれば、履いていらっしゃるところをぜひ拝見したいと思っております。

2023年6月3日土曜日

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会 ジェイアール名古屋タカシマヤ



6月7日(水)→13日(火) ジェイアール名古屋タカシマヤ 7階 紳士靴売場



上質なヘンロン社製クロコ革を使用し、熟練職人が手掛けるシューズブランド〈ダーミ〉によるイタリア製スニーカーと、クロコ革のドレス靴〈シキブ〉のオーダー会を開催いたします。


ダーミ/パターンオーダー
素材  : ワニ革1種類 24色
デザイン: 6型(ローカット4型、ミドルカット2型)
価格  : 187,000円から
お渡し : 約3ヵ月


染色前のクロコ革でスニーカーやドレス靴を作製し、手染めでお好みの色に色付けするカラーオーダーも承ります。

尚、ジェイアール名古屋タカシマヤ 7階 紳士靴売場は昨年リニューアルオープンしており、レイアウトが変わっています。

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会の展示位置も前回とは変わっていますので、お分かりにならない場合は係員におたずねください。

2023年6月1日木曜日

大きなワニ革



大きなワニ革を調達してきました。

ご覧の通り、色は鈍い光沢を持つマットなブラックです。

ワニの種類はポロサスで、主にオーストラリアやパプアニューギニアなど南太平洋を原産とし、別名イリエワニやスモールクロコとも呼ばれます。

これだけ大きなものはウチでも久しぶりで、右上にiPhoneを並べて置きましたので、そのサイズはご想像いただけると思います。

この大きさになるまでには何十年もかかり、戦闘動物であるワニを傷つけず育てるには大変な投資と労力を必要とします。

希少性も加わり、こう言ったところが、ワニ革は皮革の宝石と呼ばれる所以です。

さて、これから私どもはこのワニ革であるものを製作していきます。

バッグの一種ですが、キャリーする際に手で持たないというところが一つのヒントです。

完成しましたら、皆様には改めてご報告させていただく予定です。