2020年4月30日木曜日

ワニのマンガ

「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画がTwitterに掲載され、100日目にあたる今年の3月20日に終了しました。

親友がネズミだったりとストーリーに加えその設定も面白く、掲載中は私もリアルタイムで何度か目にする機会があり、100日後どうなるのだろうかと気になったものでした。

回を追うごとに話題を呼び、一投稿で30万を超える「いいね」を獲得したそうです。


また、「ワニ男爵」というコミックが2018年まで「週刊モーニング」に連載されていました。

男爵である小説家のワニが相棒のウサギと食べ歩きするというストーリーでしたが、一部イデオロギー的な内容を含み、楽しめました。


どういう訳かここのところ「ワニ」を題材にしたマンガがウケています。

ワニつながりで、私どものワニ革スニーカー DAMI(ダーミ)もその知名度が上がり、お客様層がもっと広がらないものかと考えております。
 
 

ところで、こちらが弊社で保有するワニのイラスト画像です。

他に「龍」や「虎」など合計6形あり、弊社のカラーオーダーのオプションとして、それらの画像をクロコスニーカー上に描き入れることができます。



この様に、染色前のワニ革にレーザーで線画を焼き入れ、その後に色を入れていきます。

私どもはこのオプションを「タトゥー」と呼んでいます。



カラーオーダーはイベントベースですので、時々「龍」や「虎」でご注文をいただくのですが、残念なことにワニ革スニーカーにまだ「ワニ」のタトゥーを入れられた方はいらっしゃいません。

2020年4月29日水曜日

最近見た映画から

ターミネーター2 (1991年)

真珠の耳飾りの少女 (2003年)

ゴッドファーザー (1972年)

ゴッドファーザー PART II (1974年)

ゴッドファーザー PART III (1990年)

アバター (2009年)

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 (2011年)

マディソン郡の橋 (1995年)

ネバーセイ・ネバーアゲイン (1983年)

アリスのままで (2014年)

プリティーウーマン (1990年)

レオン (1994年)

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (2015年)

ワイルド・スピード (2001年)

英国王のスピーチ (2010年)

トップガン (1986年)

フラッシュダンス (1983年)

フォレスト・ガンプ/一期一会 (1995年)

イコライザー (2014年)

人生の特等席 (2012年)

アメリカン・グラフィティ (1973年)

シンドラーのリスト (1994年)

ミリオンダラー・ベイビー (2004年)

マイ・インターン (2015年)

ソーシャル・ネットワーク (2010年)

サウンド・オブ・ミュージック (1965年)

燃えよドラゴン (1973年)

グラン・ブルー (1988年)

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK (2016年)


外出自粛が始まって以来、自宅で鑑賞した映画の一部です。

医療従事者の方々が大変なご苦労をされている中、誠に申し訳ないとは思いつつ、自宅での業務は限られ、掃除以外さしてすることも思いつかず、映画を見て過ごすことが多くなりました。

古いものから最近のものまで、ジャンルを問わずリストされていますが、タイトルを並べていくといくつかの驚きがありました。


まず、「燃えよドラゴン」と「アメリカン・グラフィティ」の公開年度が同じだったこと。

「燃えよドラゴン」の方がだいぶん後年だった様に認識していたのですが、人の記憶とは当てにならないものです。


また、なんといっても、「マディソン郡の橋」が1995年だったことです。

この物語は、最初に小説が評判となり、その後映画で多くの話題を呼びました。

大人の純愛に感動したという人達と、くだらない中年の浮気映画だとこき下ろす人達で、当時は評価が二分されました。

10年とちょっとくらい前の感覚でいましたが、あれからもう四半世紀も経ち、そんなに早く時が流れるのかと、驚きというよりはショックでした。

25年あれば、生まれたばかりの赤ちゃんが成人し、立派な大人になります。

「プリティーウーマン」にいたっては、なんと30年前。

50歳台半ば以上の方であれば、ひょっとすると私と同じ感覚を持たれるかも知れません。


実を言うと、これらはレンタル店で借りたビデオではなく、すべてTV放送されたものでした。

TVに数TB(テラバイト)のハードディスクにつなぎ、録画していたのです。

以前は、こんなに多数の録画をして一体いつ見る機会があるのだろうかと心配していましたが、コロナによる外出自粛で時間ができ、その多くを鑑賞することができてしまいました。

ハードディスクの容量も残り少なくなっていましたが、見た後の録画は都度消していくので、今ではその容量も80%以上の空きが戻ってきました。

これからまた、番組表を見ながら、新たに一タイトルづつ録画していこうと思います。


しかし、こんな日が来るとは思っていませんでした。

人生は何が起こるか分かりません。

2020年4月26日日曜日

パターンオーダーの色見本


これは、クロコスニーカー DAMI(ダーミ)のパターンオーダーを受け賜わる際にお客様にお見せする色見本の1ページです。

このページでは暖色系の色をご案内しています。


そして、こちらが寒色系のページです。

似たような色が並んでいると思われるかも知れませんが、お客様にこだわりの色ををお選びいただける様にしています。


ホワイト系もご用意しています。


カメラのフラッシュのせいで少し色が変わっているのですが、こちらはブラウン系とでも申し上げたら良いのでしょうか。

他にもグリーンやイエローのページがあるのですが、あまり正確な色で表現できていないので、今回はご案内を控えさせていただきました。

ご興味いただいた方は、ぜひ次回の弊社パターンオーダーの場へ足をお運びください。


さて、パターンオーダーはこれらの色見本帳の中のお好みの色で、次にご案内する6型からお選びいただき、お一人のお客様向けにクロコスニーカーをお作りする弊社の特別メニューです。

では、まず最初はローカット4型から。



定番のクロコスニーカー no. 2979です。

パターンオーダーの中でも、やはりこのスニーカーが一番人気です。




次に、クロコスリッポン no. 3625。




クロコドレススニーカー no. 3604 外ハネ、ストレートチップです。

既製の定番では画像の様にブライトンブルーでご用意していますが、この型はオンオフ兼用で汎用性が高いことから、ビジネスマンには多様な色での人気の一型です。


シューレースをエラステック製に換えると、靴ヒモを常に結んだままで、スリッポンの様に脱ぎ履きできるようになります。




クロコドレススニーカー no. 3661 内ハネ、ストレートチップ。

こちらは定番はブラウンでのご用意になっています。


次の2型はミドルカットです。



クロコミドルカット no. 3318

足首部の素材が厚手のヤギ革キルティングになっています。




クロコミドルカット no. 3389

サイド胴部のワニ革を一枚で大きく取っているところが特徴です。


この様に、ダーミのパターンオーダーではご自身専用のクロコスニーカーをお作りしております。

ぜひ、お試しになってください。

2020年4月25日土曜日

カラーオーダーの色見本

 
これらは、ダーミのカラーオーダーをご注文いただく際にお見せする色見本です。

左からレッド、ワイン、パープル、ダークブラウン、ブラウン、フォーン。

「フォーン」のご説明がちょっと難しいのですが、FAWNは英訳では小鹿または小鹿の毛の色です。

「暗い赤みの黄色」との記述があるのですが、私にはオレンジの様に見えるので、ご注文を受け賜わる際はオレンジと言うことで良いのではないかと思っています。

そしてその隣りから、グレー、ネイビー、ブルー、グリーン、イエローと続きます。




カラーオーダーは、こちらの画像の様に染色前のワニ革で先にスニーカーを作り上げ、専門家がお客様のお好みの色に手染めで色付けするという、弊社のイベントでご用意するメニューです。

手染めですので、ドラムで染料とともにかき回して色付けする染色とは異なり、任意の部位にお好みの色を付けられるので、濃淡のあるグラデーションや2色使いが可能となります。

時々サイズに歯抜けがあったりするのですが、基本的には染色前のワニ革スニーカーはご用意していますので、ご注文いただいた色に染色し、約1ヵ月程でお渡しとなります。




甲部先端を濃いブルーにし、胴部に向かって少しづつその色が薄くなり、胴部中央から踵部に向かってまた濃いブルーに戻るというグラデーションです。

遠目からは中央に光が当たっているように見えます。

クロコの斑がグラデーションをより際立たせています。



同様にして、ブラウン。



グレーのグラデーション。

基本的にカラーオーダーの場合、靴ヒモはホワイトでロウ引きした綿の平ヒモですが、ご要望に応じ革ヒモに換えることも可能です。



こちらはグリーンとシルバーの2色使いです。

甲部先端のグリーンからシルバーに変わっていき、



踵部でグリーンに戻ってきます。




カラーオーダーには、スニーカー以外にこの様にワニ革でご用意したドライビングシューズもあります。



スニーカーと同様に、グラデーションや2色使いで受け賜わっております。

2020年4月23日木曜日

クロコスニーカー no. 3357 ブラック

外出自粛となり2週間を越えました。

私どもの主な取引先である百貨店がゴールデンウィーク明けまでクローズを決めており、その間は訪問する先もなく、現時点での外出は3日に一度食料品を買いに出るくらいです。

外出しない分、できるだけネットによる情報発信をしていこうと、ブログ更新の頻度を上げていましたが、企業活動がないとニュースソースも少なく、そろそろネタ切れになってきました。

仕方がないので、今回は次季販売開始予定の新作を少しだけご案内させていただくことにしました。


それが、クロコスニーカー no. 3357です。

甲部と、そこからつながったベロ上部までと、



ハトメのあるハネ部と踵のT字部に、ワニ革が使われています。



no. 3357のデザインは定番のクロコスニーカー no. 2979と同じなのですが、一番の特徴はサイドの胴部が刺し編みされたヤギ革のイントレチャート(メッシュ)になっているところです。

ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、no. 3357は2013年にサファイア、ナチュラル、ブラウンの3色を既製品として販売しています。

no. 3357は当時結構人気の商品となり、アッパー全体がワニ革の no. 2979よりも、サイドが部分的にイントレチャートになった方が良いとおっしゃられるお客様もいらっしゃいました。

また、no. 3357を独自の色で欲しいと、パターンオーダーでご注文いただくこともありました。



その後、一旦販売を収束させていましたが、今年から新たにブラックで販売を再開させていただくことになりました。




ご覧いただいてお分かりの通り、アッパーのワニ革とヤギ革をブラックに、更に2013年当時はホワイトだったソールも今回はブラックです。

素材は同じなのですが、全体がブラックになったことで雰囲気が変わり、当時の no. 3357とは違う靴の様です。




今年の1月にフィレンツェで行われた見本市 PITTI UOMOの会場で取引先のバイヤーとこの新作について打合せを行ない、即刻イタリアでサンプル作製に取り掛かりました。

完成した1足目は、取引先からも上々とのご評価をいただいています。



本来であれば、夏前には入荷し、販売体制を整える予定でした。

しかし残念ながら、イタリアでは新型ウィルスの関係で生産が止まっており、現時点では販売開始の目途が立っておりません。

準備でき次第、皆様には改めてご案内させていただきたいと思っております。


営業的な話は抜きにしても、私はこの靴はカッコ良いと思います。

期待の新作です。

2020年4月21日火曜日

ブラックのクロコスリッポン no. 3625


少し前にパターンオーダーでご注文いただいたブラックのクロコスリッポン DAMI no. 3625。



スリッポンと呼んでいますが、正確にはスニーカーの木型にスニーカーのソールを付けたスニーカースリッポンです。

スニーカーの履き心地の良さに、スリッポンの脱ぎ履きの便利さを加え、アッパーをクロコという高級素材を使った、快適でオシャレな大人向けのスリッポンになっています。



弊社のスリッポンは甲部のワニ革を一枚で大きく取っていますので、足が靴に深めに入ります。

また、履き口付近内側のクッションを厚めにしていますので、足あたりは柔らかく、大き目サイズで履いても踵は抜け難くなっています。



今回のスリッポンは、ブラックのアッパーにホワイトソールが選択されています。

言ってみれば黒と白ですから、取り立てめずらしい組合せでもありません。

しかし、それをアッパーがクロコになったことで、平常の均衡を崩す様な個性が生まれます。



ハズしを狙ったカジュアルファッションでは、ハズし過ぎない歯止めに、1点だけチラッと素材で見せる存在感が、カッコ良さを引き立てます。

オヤジのジーンズスタイルなどに合わせていただいても良いのではないでしょうか。

シャレオツに決めていただきたいと思います。

2020年4月19日日曜日

ブラウンのクロコミドルカット no. 3389 ブラックソールで


4月13日のここの記事で「ファンゴのクロコミドルカット no. 3389」をご紹介しましたが、今回のミドルカットはアッパーのクロコをブラウンに、ソールをブラックでご注文いただきました。



パターンオーダーでは、ソールをホワイトかブラックのどちらかでお選びいただけるのですが、お客様は普段着用されるファッションに合わせてご選択されることでしょう。

アッパーがブラウンの場合、ブラック系や濃いめの色のファッションでまとめるのであれば、ソールはブラックの方が合うのではないかと思います。



これから少しづつ暖かい季節に向かうと、ミドルカットやハイカットはあまり履かれなくなってくるかも知れません。

しかし、私の知人の中には季節を問わず年間を通して踝を覆うミドルカットやハイカットしか履かないという方がいらっしゃいます。

そういう方は、夏にスーツを着てもミドルカットを履かれますので、その場合はソールの選択はブラックになります。



パターンオーダーでご注文いただく場合、シューレースは色の付いていないナチュラルなものか、アッパーと同色にするかをご選択いただけます。

これはアッパーを染色する際に、シューレースもドラムに入れて一緒に染色できるからです。

今回のお客様は同色のブラウンのレースをご選択されました。



濃いめのスーツにあえてドレス靴ではなく、ソールをブラックにしたクロコのミドルカット。

隣りの彼女が「あれっ!」なんて気付いてくれたら、結構うれしかったりします。

2020年4月18日土曜日

クロコスニーカー no. 2979 パターンオーダーからの3色

緊急事態宣言が出され、10日間以上過ぎました。

外出自粛がウィルスを拡散させない対策だとは十分理解しますが、テレワークだけで用件が済む職種などはほんの一部でしょう。

取引先が業務を停止していれば、多くの人が家ですることはないと思いますし、社員が外出を自粛していても、会社は存続のために毎月の固定費は支払わなければなりません。

生産的な活動をしない期間がこんなに長く続いても良いのだろうかと、本当に心配する毎日です。

10万円の支援金よりも、新型ウィルスに対し、恒久的な治療方法を早急に確立し、それを速やかに国内全域に展開していただくことを切に願います。



さて、今回は昨年のほぼ同時期に行われた、3つの異なるパターンオーダー会でご注文いただいたそれぞれのクロコスニーカー DAMI no. 2979 をご紹介させていただきたいと思います。



まず、1色目はブライトンブルーです。



この色は、定番の外ハネドレススニーカー no. 3604でもご用意している色で、お客様は no. 3604をご覧になって、この色をお選びになったのではないでしょうか。



ネイビーとは呼べない、濃いめのブルーです。



ブライトンは、イギリス有数の海浜リゾートの名称ですので、ここの海の色からとられたのではないかと私は想像しています。



ファッションには合わせやすい、良い色です。




2色目は、ブラウン。



実は、この色も定番にある内ハネドレススニーカー no. 3661と同じ色です。



ソールのブラックも同じですので、こちらのお客様も no. 3661と同じ組み合わせを、スニーカー no. 2979の方で実現させたのだと思います。



ソールに合わせて、シューレースをブラックにしています。



ソールは違いますが、ブラウンはもともとno. 2979の販売初期の定番色にあったくらいですので、間違いのないご選択です。




最後はコールドブルー。



こちらのお客様は、他の方がお持ちでないものをお作りになりたいということから、コールドブルーでクロコスニーカーをお選びになられた様です。



そう言われてみれば、濃いや薄いなどで表現できるブルーではなく、明るめではありますが、コールドという命名がピッタリくる、他には見つけ難い色だと思います。



コーディネートでは、靴が主役になる様な合わせ方になるのではないでしょうか。



no. 2979の定番色の中では、派手なところでレッドが結構人気ですが、ブルーで目立つのもアリだと思います。

2020年4月17日金曜日

ダークグレーのクロコミドルカット no. 3318


パターンオーダーでご注文いただいたクロコのミドルカット no. 3318 ダークグレーです。



弊社のパターンオーダーでは、ミドルカットを2種類ご用意しています。

ひとつは最近よくご紹介している足首上部までワニ革を使ったもの。

そして、今回ご案内するもう一方は、足首部を厚めのヤギ革にし、刺し縫いで水平にステッチを入れたミドルカットです。



ハネ部に6つのハトメが並び、上段2つはだけは「ガンチ」と呼ばれるトレッキング風のヒモ通しが付いています。

ワザとここには靴ヒモを通さず、長めに残った部分を足首部に一周させて結ぶのもひとつの履き方です。



パターンオーダーでは、ソールをホワイトかブラックでご選択いただけます。

今回、アッパーがダークグレーのワニ革には、ブラックのソールの方が合っているように思いました。



このスニーカーは、通常はくるぶしを覆い、パンツの裾に隠れる足首部が、脱ぎ履きの際やちょっとした動作でチラッと見えた時がオシャレかも知れません。

2020年4月16日木曜日

クロコミドルカット no. 3658 ペトロオーリオ


前回に引続き、クロコとカーフ(牛革)とのコンビになったミドルカット no. 3658ですが、色違いのペトロオーリオです。



ペトロオーリオはイタリア語で石油を表しますので、石油のような色となります。

あえて言うなら、ブルーグレーを更に濃くした感じでしょうか。



ブラックと同様に、クロコに合わせている革はシボ加工されたカーフ(牛革)です。



手前みそな話で恐縮ですが、今回この no. 3658を撮影していて、素材の組合せもさることながら、形の良さを再認識することになりました。



構造上は、甲部の左右をハンドステッチで留めてあり、ミシンステッチがないので、足当たりが優しく、履き心地が良いスニーカーとのご評価をいただいています。



表革と裏革を接着で貼り合わせ、履き口のエッジをステッチで留めない分、スニーカーではめずらしいコバ仕上げをしています。



甲部からベロ部にかけてと、



踵部にワニ革が使われています。



ダーミのクロコスニーカーですから、もちろんワニの斑は必ず右と左で対象となる部位が使われます。



尚、このミドルカット no. 3658は、現在販売店には置いていません。

数量が少なくなっていることから、イベントの際などで展示販売とさせていただいています。