2020年10月28日水曜日

ホールカットのクロコドレス靴

レッド

ついにクロコのドレス靴がデビューです。


これまで一部のイベントで比較的控え目にはご案内をしておりましたので、オーダー会などにご来場されたお客様の中には既にお気づきの方もいらっしゃると思います。



一番の特徴は、ワニ革一枚の中央部を贅沢に裁断し、片足にあてていますので、左右合わせた1足の靴に2匹分のワニが使用されているところです。

一枚革でつなぎ目のない、迫力のホールカット。

すべての靴でワニの同じ部位の、斑の綺麗な模様が再現されます。


これがこの靴の紙型です。


この紙型通り、キズのない適正サイズのワニ革だけを選別し、左右対称になる様にその真ん中を抜いています。



次の特徴は、この靴はカラーオーダーからのご提供ということがあります。

染色前のワニ革をクラスト状態のまま先に靴として完成させ、その後にお客様のお好みの色に専門家の手で色付けされます。

手染めですのでドラムの中でかき回す染色とは違い、濃淡のあるグラデーションや2色使いが可能となるのです。

染色前クラスト


ブルー

ワイン

ブラウン

グリーン


グレー

そして、更に特徴がもう一つ。

このドレス靴は、ボロネーゼ式グッドイヤー・ウェルテッド製法で作られています。

ボロネーゼ式グッドイヤー製法は、グッドイヤーの「耐久性があり」、「修理がしやすい」構造に、ボロネーゼの「軽く」、「返りがよい」という機能を併せ持つ、良いとこ取りの製法。

丈夫で、履き心地が良いのです。

実はこのドレス靴は、弊社では初の国内生産となりました。


 ご興味をお持ちいただいたお客様は、ぜひダーミジャパンまでお問合せください。

ブランド名: シキブ
品番: SA808
サイズ: 23.0~27.5㎝

電話: 03-3793-8665
メール: info@dami.jp

2020年10月25日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2020 no. 7


クロコスニーカーのミドルカット no. 3389をパターンオーダーでご注文いただきました。

現在弊社では、ミドルカットは既製在庫内に準備はなく、パターンオーダーのメニューのみからのご用意となっています。



元々ワニ革素材を使ったカジュアルシューズ自体があまり市場に出回っておらず、更にミドルカットとなると販売するブランドは多くないというのが現状です。

そう言うことからでしょうか、弊社のパターンオーダーではミドルカットをご注文いただくお客様が少なからずいらっしゃいます。



特に側部をつなぎ目少なく広く取っていますので、この no. 3389は迫力があります。



クロコのミドルカットは珍しさもあり、これからの季節、シックなファッションに合わせて履かれると、周りで気付いた方々は相当オシャレに感じるのではないでしょうか。



今回のこの色はイタリア語で「泥」を意味するファンゴというブラウン系ですが、パターンオーダーですので、24色の中からお好みの色でのご用意が可能です。


これまでのミドルカットのご注文では、比較的にホワイトやネイビーが多かった様に思います。


ワイン色のお客様はいらっしゃいましたが、レッドやオレンジなどの暖色系でのご注文は私の記憶にはありません。


次のミドルカットのお客様が飛びきり目立つ派手な色でご注文されないかと、心ひそかに期待しています。 

2020年10月23日金曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2020 no. 6


クロコスニーカー no. 2979をパターンオーダーでご注文いただきました。


レッドは在庫でご用意している定番にあるのですが、今回のお客様からはアウトソールをブラックにして欲しいとのご要望を受け賜わりました。


また、革ヒモも染色の際に一緒にドラムに入れましたので、アッパー革と同色になっています。


ソールと靴ヒモの変更ですが、これだけで定番の no. 2979レッドとは少し雰囲気が変わり、これはこれでまた違った個性が出たように思いました。


 お客様は、ご自身のお好みと普段お召しになられるファッションを鑑み、ブラックソールの方が合わせやすいとご判断されたのだと思います。

2020年10月22日木曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2020 no. 5


パターンオーダーでご注文いただいたクロコスニーカー DAMI no. 2979 キプロスグリーンです。


元々私自身がグリーンが大好きで少しこだわりを持つほどですが、今回は綺麗なグリーンが出ており、お客様は良いご選択をされたと思います。

(とは言いつつ、私のクロコスニーカーコレクションの中にはまだグリーンがなく、近日中にはぜひとも手に入れたいと考えているところです。)


弊社でよくご用意するグリーンは主に2色あり、ひとつはこのキプロスグリーンで、もう一つはフォレストグリーンです。


単純に訳すと、フォレストグリーンは森林の緑ですから、樹木の葉のようなグリーンです。

(樹木の葉にも多く種類があり、それぞれに異なる色合いがあるとは思いますが。)

一方、キプロスグリーンはフォレストグリーンに比べるともう少し深い緑ですが、これ以上の説明は難しく見本で見比べていただくしかありません。


ネットで調べると、キプロス島で衝突する南部のギリシャ系住民と独立を求める北部トルコ系住民の間に引かれた停戦ラインをグリーンラインやキプロスバリアなどと呼ぶそうです。


ですから、キプロスグリーンは色を表現するというよりは、歴史的に民族間の対立を象徴する意味合いで使われることの方が多いのかも知れません。

次回弊社のパターンオーダーでグリーンをご検討されるお客様には、この話を一言メモのような形でご案内させていただきたいと思います。



 余談ですが、iPad Air用のSmart Folioと呼ばれるスクリーンカバーやアップルウォッチのバンドなどアップル商品のいくつかにキプロスグリーンを見つけました。

アップルの企画担当者の中に、キプロスグリーンがお好きな方がいらっしゃるのかも知れません。

2020年10月21日水曜日

バックルがカッコ良いワニ革ベルト


ワニ革のベルトをご用意させていただきました。


素材はポロサスと呼ばれるスモールクロコ。

色は濃いめのネイビーです。


このベルトは留め方に特徴があります。


キーリットと呼ばれ、ピンをベルトの穴に通すタイプではなく、バックルの裏に留め具があり、


反対端の裏側にストッパーの突起が付いていて、引掛けて留めるようになっています。

留める位置が細かく変えられ、長さの調整がしやすいのです。



それでも私が思う今回のこのベルトの一番の特徴は、バックルです。


 精密機械の一部の様で、とてもカッコ良いのです。

2020年10月20日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2020 no. 4


先日のオーダー会でご注文いただいたクロコドレススニーカー、外ハネの DAMI no. 3604です。

no. 3604は定番ではアッパーのクロコをブライトンブルーに染め、ホワイトソールでご用意しているのですが、今回パターンオーダーではアッパーもソールのブラックが選択されました。



こちらのお客様は、先日1足目を no. 2979のスニーカータイプでご購入いただきました。

そして、オーダー会にもご来場いただき、とても気に入って、いつも履いているとおっしゃられ、2足目にドレスタイプの no. 3604でご注文いただきました。

元々クロコが大好きとのことでした。



お伺いしなかったのですが、お客様がブラックをご選択になられた理由を私なりに勝手に想像してみました。

お若い方ではなかったので、クロコで目立つというよりは、ご自身のファッションに合わせやすくし、履く機会を増やしたいということだったではないでしょうか。



しかし、何気にブラックもオシャレです。


 no. 3604は定番には靴ヒモをほどかずに脱ぎ履きできるエラスティックレースが付いているのですが、今回のオーダーでもアッパーに合わせエラスティックレースをブラックでご用意しました。

ぜひ快適にお履きいただきたいと思うのですが、レースを結ぶ長さに調整が必要ではなかったか、ちょっと気になっています。

2020年10月17日土曜日

ヴィンテージルックのクロコスニーカー


「ヴインテージルックのワニ革スニーカーは、新品でありながら、履き古したような外観をもちます。


個々に再現できない一風変わったデザインが特徴です。


同じペアー間にさえ小さな違いを持つスニーカーは、不完全なのではなく、トスカーナのマスターシューメーカーの職人技術と修練から生まれた世界で一足という独自性の証です。


やさしく包み込むようにフィットし、足あたりが良く、柔らかさを感じていただけます。」


上記は弊社の取扱説明書より抜粋しました。

最近は私どもも流行のファッション誌にならいクロコスニーカーと呼称していますが、取扱説明書を作成した当初はワニ革スニーカーと記載していました。

2020年10月9日金曜日

あっ、帰んなきゃ

先日の飲みの席で、チョイ悪そうなオヤジのひとりが打ち明けた話です。

変な夢を見たせいか、夜中「ハッ」と目を覚まし、自宅で寝ていたにもかかわらず一言、「あっ、帰んなきゃ。」と発してしまったそうです。

横で寝ていた時々変身する妖怪人間に聞かれていたら、なんと言い訳をすれば良かったかと。

そして、「こんな落ち着かない日々を抱えるくらいなら、清く正しい生活の方がまだ楽だ。」とおっしゃっていました。

人生何が幸せか分からないものです。


 

2020年10月4日日曜日

腰痛のため病院へ

その腰の辺りが痛みだしそうな気配を感じたのは、今からおよそ一ヶ月ほど前のことでした。

これまで3度ほど椎間板ヘルニアを患ったことがあり、真っ直ぐ寝てても痛みが治まらないという経験しました。。

椎間板ヘルニアほどではなくても背中が痛くなり、しばらく痛みをこらえながら生活するということも何度かありました。

最初に感じた気配から1週間くらいでじわじわとその痛みは増してきたのですが、これまでの背中とは違い、今回は少し下の腰の辺りなのです。

普通に立っていたり座っていたりする時は普通の痛みなのですが、椅子などに座った状態から立ち上がる際の曲がった腰を伸ばす時が耐えられないほどの痛みになります。

座って立ち上がることを繰り返さなければならない時などは、痛みで頭痛がしてくるほどです。


これまでの背中痛や椎間板ヘルニアの様に我慢していれば治るものなら良いのですが、もしかすると何らかの悪くなり続ける要因が隠れでもしているのではと心配になりました。

幸い近所に総合病院があるので、そこの整形外科で診てもらうことにしました。


病院では入り口前で非接触式の体温測定があり、平熱を確認すると手をアルコール消毒した後、初診受付デスクに向かったのですが、そこで予期せぬ事態になっていました。

そこの受付け係員さんによると、整形外科の受付けは午前11時終わったということだったのです。

時間は11時を10分ほど過ぎていました。

痛みがあるのでなんとかなりませんかとお願いしたところ、整形外科に確認しますということで、しばらく待つと今回は特別に診察してもらえることになりました。

健康保険証と診察券をお渡しし、至急受付処理をしてもらい、整形外科に向かうことに。

整形外科ではその時間になってもまだ多くの患者さんが診断を待っていましたが、当然のことながら、私の順番は一番最後になるのでしょう。

それでも40分ほど待ったころ、私の名前が呼ばれ、診察室に入ることができました。

まだ若いお医者さんの「大変お待たせしました。」と気遣いの言葉から始まり、私は腰痛の状況説明を行ないました。

座ったままで背中から腰の辺りまでをお医者さんが押していき、痛みはないかと確認されます。

その後、ベッドに横になり、腰の辺りを少し強めにたたいたりされましたが、外部からの部分的圧力では私は痛みを感じません。

そして、レントゲンを撮りましょうということで、放射線科に向かうことになり、その結果を持って再度診断することになりました。


レントゲン室では技師さんにズボンに金具類は付いてないかと聞かれたので、前のファスナーとその上にボタンが付いていると答えました。

するとヨレヨレのジャージのパンツを手渡され、着替えなさいと言われたので、ズボンを脱いだままで撮影をして欲しいとお願いしたところ、了承されました。

下着のパンツに靴下とスリッパというおかしな格好で、数枚のレントゲン撮影を行い、その場は終了となりました。

もし技師さんが女性だったら変態かと思われたかも知れませんが、私はこのコロナの時期に他の患者さんが使い回しで履いているかも知れないジャージのパンツが嫌だったのです。


整形外科に戻ると、今度は10分ほどで名前を呼ばれ、前回と同じお医者さんが待つ診察室に入りました。

レントゲンでは異常は見られなかった様で、薬を処方して様子を見ましょうと言われ、その場で2週間後の予約をいただきました。

私は痛みは我慢するので、最低限必要なものだけにして欲しいとお願いし、飲み薬はなしにしてもらい、湿布薬だけいただくことになりました。

もしこの痛みが時間で解決できるのであれば、物理的に発生した症状に、副作用があるかも知れない化学的な薬品で対応して欲しくなかったからです。

1パック7枚入った湿布薬を3パック出しますとのことでした。

取り替え頻度を伺うと1日と言われたので、「では、2パックにしていただけませんか?」とお願いすると、そのお医者さんは「失礼しました。」と答えられ、処方箋を修正されました。

2週間後に再診予約があり、一日一回の取り替えで3パックの必要はなく、できるだけ不必要なものを自宅に置いておきたくなかったからです。

私にしてみれば、その2パックも使いきってしまうことさえ怪しいところです。

しかし、そのお医者さんにとって、私はイヤな患者だったかも知れません。


さて、今回の記事のポイントはここからです。

診察室を後にし、支払いカウンターで番号札をもらい、番号が掲示されると、自動支払機で支払いを済ませます。

今回は初・再診料74点、画像診断516点、投薬68点(投薬された記憶はないのですが?)の合計658点にかける3円の一桁切捨てで、支払いは1,970円でした。

病院を出て、その近所に二つある薬局の一つに行き、薬が出るまでの時間を聞くと15分とのことで、湿布薬を出すだけに15分もかかるのかと思いながら待つことに。

薬が出来てきて、明細を見ると、調剤技術料105点(調剤基本料42点、地域支援体制加算38点、後発医薬品調剤体制加算15点、調剤料外用薬10点)、薬学管理料薬剤服用歴管理指導料57点、薬剤料25点で、合計187点。

私はジェネリック薬品を希望していますので、選択があれば後発医療薬品が適用されるはずですが、それでも私の支払は560円でした。

患者負担が3割ということで、本来の総額は1,870円になります。

保険適用されるからとは言え、1枚が10cmx14cmの湿布薬14枚でそんなにかかるのかといった印象でした。

薬局で処方箋を窓口に出し、薬を渡され、支払いをしただけなのですが、xx体制加算とか、受けてもいない指導料とか、こんな支払い項目などはあって良いのかと思ってしまいました?