先日、大阪に出張してきました。
いつも感じることなのですが、大阪に行くと、人との距離がいきなり近くなる様な気がします。
物理的なことではもちろんなく、例えば、知らない人同士でも旧知の間柄の様に話が始まります。
人と人との間の垣根が他所と比べ低く感じるのです。
人通りの多い所でキョロキョロしながら歩いていたら、「何探しとん?」と声を掛けられてしまいました。
さて、今回は少し長めの滞在となったので、経費を浮かそうと少し安めの宿泊先を選びました。
大阪駅からそう遠くなく、便利なのですが、周りに居酒屋やラブホがある繁華街の古いホテルでした。
無人の機械化されたチェックインに、歯ブラシや髭剃りなどはロビーで必要な分取っていく合理的なシステムでしたが、建物自体が古く、宿泊初日はここで大丈夫だろうかと心配しました。
最上階の部屋を割り当ててもらったのですが、遅めの時間に窓を開け放つと、ガヤガヤとした夜の街の喧騒が流れ込んできます。
遠くに見える観覧車の赤いライトやビルに設置されたネオンが、酔っ払い達に「早く家路につきなよ」と言わんばかりに、一つづつ消えていきます。
一時期はコロナの影響で静まり返ってしまった街が、少しづつ活気を取り戻しているのを実感します。
第6波が終息しつつある今、次の7波や8波が来ることなく、マスクなしに人と語り合える日々になることを心から願う次第です。
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