2023年3月18日土曜日

オーソドックスなアンパン

いい年をして、と思われるかも知れませんが、私はアンパンが大好きです。

アンパンの歴史は結構古く、1874年に木村屋の創業者によって考案され、1875年に明治天皇に献上され宮内省御用達なって以来のこと(Wikipedia参照)だそうです。

西洋から来たパンに、和菓子にも用いられるアンコを入れた和洋折衷型ですが、そのアイデアは日本オリジナルです。


アンパンを食べる際、単体でも良いのですが、私の場合は牛乳があるとさらにおいしさを楽しめます。

パンを上からガブリと一口大きく頬張り、そこに牛乳を含むと、口の中でつぶあんの過剰な甘さが少しづつ緩和されていき、その時うまさを感じるのです。

ジャムパンやクリームパンではこうはいきません。



私の家の近所には2件のスーパーがあり、それぞれの店で異なるメーカーのアンパンを販売しています。

どちらもほぼ同じ金額なのですが、一つは中央に密集したゴマが乗っている、とてもオーソドックスなアンパンです。

もう一方は、パッケージに「ふっくら仕上げたつぶあん」という表示があり、実際に丸く膨らんでいるのです。

これまでは大きい方が良いと、私はこちらの膨らんだ方を好んで買っていました。

が、ある時気付いたのです。



ふっくら仕上げた方の断面を見てみると、アンコを入れた上段の方がスカスカの空洞なのです。

パンですから、ギッシリと詰まっている必要はありませんが、あまりにも見せかけを重視している様で、もう少し均等にふっくら仕上げることはできなかったのかと、ちょっと残念な気持ちになりました。


それに比べると、わびさびの世界ではありませんが、昔ながらのオーソドックスなアンパンの方がツウ好みの嗜好に合うように思いました。

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