2018年11月3日土曜日

クロコの財布 その3

ラウンドジップの長財布が新たに二つ出来上がり、昨日のブログ記事ではその内の一つをご案内しましたが、今日はもう一つの方についてご案内します。
 

結局、同型の長財布を合計で4つ作ったのですが、昨日のご案内分を含め、これまでお伝えしてきた3つはすべてクロコ革で出来たものでした。

そして、今回最後にご案内する長財布はゾウ革を使用しています。




色はグレーです。

本来、私どもはクロコ製品の専業メーカーですが、今回はちょっとした遊び心で、4つ目はゾウ革にしてみました。

クロコの場合、そのサイズによっては裁断面積に制限があり、部位によって斑の形や大きさが違うので、どこの部分を使ったのかがすぐ分かります。

それに比べ、ゾウの革は大きくとれるので、継ぎ接ぎをせずとも大型の商品に適応しやすいという利点があります。

しかし、ゾウ革はなめした後でも強烈な匂いを発しますので、その匂いが取れるまでが大変で、加工に時間がかかります。



さて、長財布の内側の構造は、これまでのクロコのラウンドジップ型とまったく同じです。



内革にはオレンジレッドのカーフを使用しています。



これまでの3つの財布と同様に、カードが24枚納められますので、とても便利です。

クロコに比べ、このゾウ革の長財布は価格的にチョットだけお求めやすくなっています。



ワニ革ももちろんそうですが、この革は元はゾウだったんだと思うと、どういうところで育ったのかなどと想像をしてしまいます。

筆者注
クロコの財布と題しながら、ゾウ革についてお伝えしてしまいました。

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