2019年7月25日木曜日

ある銀行の窓口対応

公共料金や税金などで自動引落しになっていない、またはできない請求があると、郵送で納付書が届き、それを持って銀行の窓口へお支払いに行かなければなりません。
 
通常、私はオフィスの近くにある弊社のメインバンク〇〇〇〇銀行の×××支店に行きます。
 
弊社ではこの様な納付がおよそ月に2件ほど発生します。
 
 
銀行では、まず受付番号札を取り、その番号が呼ばれるまでに銀行で配布される納付依頼書の記入を済ませ、待合いで座って待ちます。
 
納付書が複数枚ある場合、私はそれらをまとめた合計金額を一枚にではなく、一件に付き一枚づつ納付依頼書を書きます。
 
そうすると、通帳にそれぞれ個別の金額が記載され、あとから見た時、それが何の金額だったかを特定しやすいからです。
 
 
番号が呼ばれたら、納付書と納付依頼書にキャッシュカードを持って、窓口に向かいます。
 
係員さんが個々の窓口に設置されたカードリーダーにカードを通した後、リーダー上で4桁の暗証番号を押すように言われ、その後支払いが完了するまで椅子に戻って待ちます。
 
再度名前が呼ばれたら、領収書と依頼書のお客様控えを受取り、支払いは完了となります。
 
その際、通帳を一緒に出しておくと、記帳もしておいてくれます。
 
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さて、その日も2件の納付があったので、2枚の納付書と記入を終えた2枚の納付依頼書を持って窓口に行きました。
 
そうすると、一度カードをカードリーダーに通し、暗証番号を押した後、窓口の係員さんはもう一度カードをリーダーに通して、暗証番号を再度入力するようにと言われました。
 
私の記憶では、前回は一度で済んだ処理を、なぜ今回は二度行わなければならないのでしょうかとお尋ねしました。
 
資金を管理する出入り口の厳格な業務ですから、いい加減なことをされては困ります。
 
しかし、新人さんかパート見習いさんだったのでしょうか、その窓口担当者さんは答えに窮し、まごまごするばかり。
 
結局最後は、「だったらいいです。」とほぼ逆切れ状態で、カードは一度の読み込みで処理を済ませてしまいました。
 
「だったらいいです。」?
 
私としては、そんなことを希望した訳ではなく、なぜ暗証番号入力が一度の時と二度の時があるのかを知りたいと思ったのですが、質問の意図は通じていません。
 
支払い処理は終わり、ぞんざいな態度をとられ、私は気分の悪いままその日は銀行を後にしました。
 
 
運がいいのか悪いのか、翌月にも同様の納付があり、同じ銀行の×××支店を訪れると、他に何人もいらっしゃるのに、また同じ窓口担当者さんにあたってしまいました。
 
すると前回と同様に、キャッシュカードを2度リーダーに通しますと言われます。
 
前回のこともあり、ここでも私はなぜ2回なのですかと尋ねましたが、その時も明確に答えてはもらえませんでした。
 
 
そして、翌々月にもまた2件の納付があり、ここでもまたまた同じ窓口担当者さんにあたってしまったのです。
 
2度も同じことがあったので、今回こそはまともな回答が準備されているのではないかと同じ質問をしたのですが、彼女は不快感を顔に出すばかり。
 
最後は、自分をトレーニングしたスーパーバイザーから2度カードを通すようにと教えられたからです、と返答されました。
 
私はそんなことを聞きたい訳ではないのです。
 
しかし、この担当者さんにこれ以上お尋ねしても話は進まないと判断し、もうこの件は追及しないようにしました。
 
 
しかし、この銀行でそれが始まったのはここからです。
 
その翌月、翌々月と、銀行に行くたびに前回と異なる窓口担当者さんにあたっても、「カードは2回読み取ります。」とまず初めに言われるようになりました。
 
そこからしばらく月日は経ちましたが、未だに私が窓口に行くと「カードは2回読み取ります。」と、どの担当者さんにあたっても必ず言ってくるのです。
 
企業内での情報共有は必要です。
 
しかし、最初の窓口担当者さんは行内でどの様な報告を上げたのでしょうか。
 
毎回「カードは2回読み取ります。」と、まるであなたから文句が出る前にまずお断りしておきますと言われている様で、クレイマー扱いされたのではないかと思うと、とても不愉快でした。
 
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今日、浅草に所用があったので、その帰りに〇〇〇〇銀行の浅草支店に寄り、二件の支払納付書で支払いを行ってきました。
 
その際もカードをリーダーに2度通し、×××支店同様そのたびに暗証番号を入力させるので、その担当者さんになぜ2度なのかとお尋ねしてみました。
 
そうすると、その方の回答は次の様なものでした。
 
「2枚の依頼書で支払いを行う際、通帳と届出印を使う場合はその依頼書のそれぞれに捺印を必要とします。
 
キャッシュカードの場合、その捺印の代わりにそれぞれの依頼書向けに暗証番号が必要となるのです。」
 
 
これこれ、こういうことですよ、私が求めていた回答は。
 
そしてなんと、その窓口担当者さんは納付処理が終わって最後に、「私の説明は、ご納得いくものになっていましたでしょうか。」とまで言ってくださいました。
 
もちろん私は、「大変良く理解できました。ありがとうございました。」と言って、浅草支店を出てきました。
 
 
現在、〇〇〇〇銀行には借り入れがあるのですが、その返済終了の後にはメインバンクを変えてもらおうかと考える程の気分でした。

しかし、浅草支店の担当者さんの様なご対応をいただくと、その企業に対する印象はまた変わってきます。

要は、正確な情報の発信と気遣いのある対応です。

私自身にとっても良い勉強になったことは、言うまでもありません。

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