2024年6月19日水曜日

カラーオーダー 最後の最後はグレーのグラデーション

5月3日のここのブログ記事で「カラーオーダーの最後はブラック」と題し、ブラックに染色したクロコスニーカー no. 2979をご紹介しました。

在庫にあった染色前のクラストで製作されたクロコスニーカーを、ご購入後その場でお持ち帰りいただける様に色付けし、それらが最後のカラーオーダーと認識しておりました。



しかし、実は染色前のスニーカーがもう1足存在していたのです。



このスニーカーの特徴は、シャープな形状と軽量化されたところ。



no. 1807のブラックは当初からの定番色で、まだ数足在庫にあることから、せっかく手染め染色するならと、グレーのグラデーションで用意することになりました。



今度こそ、最後のカラーオーダーとなりましたが、良い感じで上がってきたと思います。

つま先部と踵に加え、胴部のソール付近を濃いグレーにし、甲部中央に向け明るいグレーに変化していくグラデーションです。



このスニーカーのサイズは39(24.0~24.5cm)。

本日より、伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階紳士靴に展示しております。

2024年6月4日火曜日

Croco Loafer SA809 Natural その2


クロコローファー SA809をナチュラルにして用意いたしました。


SA809のナチュラルは、今年に入って2足目です。



革底ドレスのShikibuは、基本的に脱色状態のワニ革クラストでまず靴を製作し、配合した染料により手染めで行なわれますので、ほんの少し個体差が発生します。

ナチュラルはベージュとホワイトの中間の様な淡い色ですが、今回は全体的に少し薄めになっている様な気がします。



SA809はセミサドルのコインローファーです。



製法はマッケイで軽く返りが良く、細身に見えますが、ワイズも3Eありますので、お客様からは快適な履き心地というご評価をいただいております。



今回のローファーのサイズはちょっと大きめの8½、センチメートル表記だと26.5から27.0cmです。



現在、ナチュラルというレアな色のクロコ革ローファーは嫁ぎ先を探しております。



ご興味のあるお客様がいらっしゃいましたら、ぜひお声掛けください。

2024年6月2日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2024 no. 3 Gray



弊社では、事前にご案内の通り、パターンオーダーの受付は既に終了しております。

そして、今回お伝えする記事が、パターンオーダーとして受け賜わった最後の商品となりました。



外ハネ、ストレートチップの no. 3604 クロコドレススニーカーはグレーです。

これまでライトグレーであるとか、ダークグレーはよくご用意させていただきましたが、今回はシンプルにグレーです。



工場出荷前の最終工程でかけられたワックスで、ヴィンテージ感のあるグラデーションが出ています。

左右それぞれシンメトリーに並んだ斑の具合も良い感じで、最後の商品もお客様にご満足いただけるものをお届けできたのではないかと思っております。



no. 3604はハネ部が外側に広がるので、伸縮性のあるエラスティックレースを付けると、スリッポンの様に靴ヒモを解かずに足をスライドインさせることができます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、このエラスティックレースは国内調達ですので、靴をイタリアから入荷後、お客様へお届けする直前に装着しています。

ロット生産の色の場合は事前に準備しているのですが、パターンオーダーの生産は一足づつなので、レースの色も複数色用意し、革の色に合った最適なものを選択しています。

エラスティックレースがお嫌いなお客様には、元から付いていた伸縮性のない靴ヒモを靴箱の中に別途入れています。



パターンオーダーは定番スニーカーはもちろん、外ハネ内ハネのドレスタイプやスリッポン、ミドルカットなどの型をお選びいただき、お好みの色でご用意させていただきました。



一足づつ作りますので、ロットで作るものより少しだけお値段が上がります。

しかし、自分で言うのもなんですが、結構良いメニューだったのではないかと思っています。

すぐにお持ち帰りいただける定番のクロコスニーカーに比べ、パターンオーダーは約3ヵ月お待ちいただきます。

しかし、他の人とかぶらない自分だけのクロコスニーカーをお持ちいただけるのは、大きなメリットだったではないでしょうか。



こちらからパターンオーダーは終了とお伝えしておきながら、少し変なお話ですが、とても残念です。

2024年6月1日土曜日

痔核根治術を受けました その4

退院の少し前から、軽い頭痛がしていました。

それが退院後にもずっと続くので、病院に電話をかけ、処方された薬の中に副作用で頭痛を引き起こすものはないか、確認をお願いしました。

返答としては、逆に痛み止めが含まれているくらいで、頭痛の要因になるものはないとのこと。

手術の麻酔薬の影響か、それとも入院中にカゼを引いてしまったかも知れませんが、発熱はなかったのです。


退院後3日目あたりから、お尻に痛みが出てき、トイレでペーパーをあてると、薄く血がにじむ様になりました。

ひょっとすると、自宅のソファーが柔らか過ぎて、座るとお尻の肉をひねることになり、それが肛門に影響するのではないかなどと、いろいろと考えてしまいました。

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退院一週間後の女医さんの診察の日になり、病院を訪れました。

予約時間の9:30 A.M.ピッタリには診察室前にいたのですが、前の患者さんが長引いたようで、30分ほど待つことに。

大きな総合病院では、これくらいは想定の範囲内です。


さて、診察室では、まずこのところの症状をお伝えした後、検査をすることに。

まず、患部に指を入れ、その後肛門鏡なるものを入れて、確認をされました。

「キズはキレイです。」と言われました。

痛みに関しては、あるのが当たり前、逆に術後すぐにに痛みがなかったことの方が不思議で、患者さんの中には痛みで入院期間が延びる方もいらっしゃるくらいだそうです。

少し安心し、更に一週間後に再診察のための予約をいただき、病院を後にしました。

本日の診療費は次の通り。

初・再診料: 74点
74点 x 10円 x 30% = 222円 ≒ 220円



シンプルに診察料だけなので、なぜかしら、少し得した様な気分になりました。

今回の診察中に確認はしませんでしたが、事前に医師にお話しいただいた通り、本日お酒を解禁することにします。

実は、ちょっと飲んではいましたけど。


ここまで、私の痔核根治術を受けた経験を4回に渡りお伝えしてきました。

ご心配いただいた方々が、国内に留まらず、イタリアやハワイからもお見舞いのメッセージをいただきました。

ご返信に変わり、ここでお礼申し上げます。

尚、今回の記事の意図は、私同様に痔でお悩みの方への参考情報になればとアップさせていただいた次第で、それ以外に他意はまったくございません。