2018年6月5日火曜日

夢でよかった

怖い夢を見て起きた時など、「あー、夢でよかった」と思うことがあります。


それは先日見た夢でのこと。

どういう訳か、私は20代後半であまりいい生活をしていないという設定でした。

内容の詳細は省きますが、私はその夢の中ではあともう少しで30歳になるというのに、明るい未来が見えず、周りの人達との争いもありました。

そして、その状況をどうやって抜け出そうかと悩んでいたのです。


目が覚めた時、現実の私は夢の中から〇十年(?)ほどタイプスリップで戻ってきたような気分で、夢とのギャップに何やら複雑な思いになりました。

行き先の見えない不安定な生活から解放されて「ホッ」とした気持ちと、20代という若さから現実の年齢に戻ってしまったある種の寂しさが重なってしまったからです。

夢から覚めて、こんな気持ちになったのは初めてでした。

逆バージョンかも知れませんが、浦島太郎の気持ちが少しだけ分かった様な気がしました。


そして、今から更に何十年か経った先の未来に、現在の歳の夢を見ることがあるかも知れないと想像してみたのです。

その夢から覚めた時、今のこの時期を思って、あの頃は元気でよかったなどと思い出すでしょうか。


現在は今の自身の生活を嘆いたり、不平不満を言ったりする時があります。

しかし、今の時点ではそう感じてはいなくても、未来の自分から見ると、今がとてつもなく幸せだったと感じるかも知れません。

その頃には今いる周りの人達とまだちゃんとお付合いできているでしょうか。

そう思うと、今は今で二度とない大事な時期。

家族や友達、周りの人達を大切に。

そして、自分自身の今の生活を大切にしたいと想うのでした。

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