2021年8月17日火曜日

ワニとゾウのセカンドバッグ



ワニ革とゾウ革を組み合わせたセカンドバッグが出来上がってきました。

お客様からのご要望で、持ち手付近から手首に掛けられる様に革製の組みヒモが付いています。

組みヒモは日本の伝統工芸品のひとつで、今回は組みヒモだけ個別に専門職人さんに作ってもらいました。



ご覧いただける通り、このセカンドバッグは胴部と持ち手部にワイン色のワニ革と、



天面からつながった両側部にグレーのゾウ革で構成されています。

ご存じの方はすぐに反応されますが、市場流通量が少ない分、一見してゾウ革だとお分かりになる方はそう多くはいらっしゃらないように思います



ファスナーを開くと、内側はクリーム色のキッド(子ヤギの革)です。




さて、ワニとゾウ。

自然界においても面白い組合せで、ネットでは「ワニとゾウではどっちが強いんだ?」などと言った記事をよく見かけます。

基本的に戦いの場はアフリカですから、ナイルクロコとアフリカゾウのマッチングになります。

まず、ワニはヌウやシマウマなど水を飲みに来た動物に水底からゆっくりと近寄り、狙いを定めると、いきなり飛びかかって噛みつき、川の中に引きづり込もうとします。

それに気付いた周りの仲間はあわてて逃げ回る羽目になるのです。

しかし、ワニは余程空腹などで血迷ったりしない限りゾウは襲いません。

ワニは重くても1トンほどで、ゾウは5トン以上。

下方から来るワニですから、何倍もの体重のゾウに踏みつけられてはたまったものではありません。

たとえ踏みつけられないとしても、川面に突き出していた鼻に噛みついたワニを川から離れたところまで引きずって行くと、水生動物のワニはゾウの鼻を放して川へ逃げ帰るのだそうです。

ただし、相手が軽めの子ゾウだったりすると、そのまま水の中に引き込んだりすることもあるそうです。

余談ですが、ワニは同じ水中で活動するカバは避けるそうです。

カバは結構強いのです。

そして、環境やその時の条件にも左右されるでしょうが、ゾウは更にカバよりも強いそうです。


こんなウンチクで、キレイなお姉さんがいる飲みの場でも、バッグひとつから会話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿