2020年3月9日月曜日

ビールと発泡酒

私はビールが大好きです。
 
ワインや日本酒、場合によってはウィスキーやコニャックを飲むこともありますが、基本はビールです。
 
居酒屋さんなどでは、まずはビールから始まって、他の人達が違うものを飲み始めても、ビールを私は最後まで飲み続けます。
 

家飲みの場合は大変で、冷蔵庫にビールがあればある分だけ全部飲んでしまいます。
 
500ml缶が6本つながったシックスパックを買ってきても、1人で全部飲んでしまい、それでも足りないと大騒ぎしたりします。
 
ビールの缶をプシュと空けてグラスに注ぎ、一口目は至福のひと時です。
 
しかし、グラスに中身を注ぐたびに、缶が少しづつ軽くなっていくと、それに反比例してさみしい気持ちが膨らんでいきます。
 

少し前からですが、どうせバカみたいに飲んで酔っ払うんだったらビールじゃなくてもいいかと思い、発泡酒も飲むようになりました。
 
最近は発泡酒にもいろいろと種類が出てきて、出始めの頃に比べると味もだいぶんビールっぽくなってきたものも増えています。
 
いくつか試し、気に入った銘柄を複数種類購入し、1缶ごとに違う味を楽しみながら飲むというのも悪くありません。
 
そうする内に、飲み比べができるようになり、これは本麒麟、これはクリアアサヒ、これは金麦などと、口に含んで銘柄が分かる様になりました。
 

そこで、ビールと発泡酒の違いを調べてみることにしました。
 
麦芽の重量が原料の50%以上で、更に麦、米、とうもろこし等の規定された副原料の重量の合計が麦芽の重量の5%未満のものがビールです。
 
そして、この定義から外れてしまったものが「発泡酒」となるそうです。
 
輸入ビールなどで例え麦芽の重量が原料の50%以上だとしても、規定された副原料以外を使用したものは発泡酒となります。
 
しかし、これらの発泡酒でも、麦芽の重量が原料の50%以上であれば、酒税はビールと変わらないので、決して安いと言う訳ではありません。
 
ビールに比べて安くなる発泡酒は、麦芽の重量が原料の50%以下で酒税が安くなるものです。
 
麦芽の重量が原料の50%以下の発泡酒は、副原料には規定がありません。
 
ですから、発泡酒メーカーは多種多様な副原料を使用し、可能な限りビールの味に似せようと頑張っている訳です。
 

さて、ビールや発泡酒ばかり飲んでいた私ですが、なんと、ここのところと言うか、ちょっと前あたりからビールや発泡酒が飲めなくなってきたのです。
 
一杯目は通常と変わらないのですが、2杯目から味覚がだんだん変わってしまい、おいしさを感じなくなるのです。
 
この表現は難しいのですが、おいしいはずのビールが口の中で何とも言えない苦酸っぱさに変わり、それがもうこれ以上飲みたくないという気分にさせます。
 
以前のように、ずっとおいしいビールを飲み続けることができないかと、ネットでいろいろと調べてみました。
 
結果として、大まかには加齢によって肝臓の機能が落ち、アルコールを分解するスピードが遅くなるということが要因として考えられるようでした。
 
こんなことを言われても、改善の方法を探しようがありません。
 

ひねくれ者の私は、自身の加齢による機能低下などと認めたくないので、他に原因を求めたりします。
 
ひょっとして、ビールはいいけど発泡酒が悪いのではなどと。
 

発泡酒メーカーは前述のように、ビールで決められた以外の原料でできるだけビールに近い味を出そうといろいろと苦労されています。
 
その際に含まれるビールに使用しない、しかしビールの味に近づける副原料の中の何かが私の体に合わないのかも知れないなどと、自己弁護のようなことを思い付くしかありませんでした。
 

それでも解決策は見当たらず、仕方がないので、ここしばらくはビールも発泡酒も止めることに決めました。
 
寒い時期でもあるので、食前に軽く焼酎のお湯割りを飲むようにし、私の肝臓がビールも発泡酒も忘れ去ってしまった頃に、またビールに戻ってみようかと思うのです。
 
復活は、夏の暑い日にギンギンに冷えたヤツで行こうと考えています。
 

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