2015年6月26日金曜日

2015年6月 イタリア出張 PITTI IMMAGINE UOMO


イタリア・フィレンツェで行われるメンズファッションの見本市 PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマジネ・ウオモ)への参加にあたり、イタリアへ出張してきました。
今年6月の会期は16日から19日までの4日間でした。

羽田を昼前に発つパリ経由のフライトに乗ると、同日の午後遅い時間にフィレンツェの空港に到着します。
その日は空港からそのままホテルへ直行しチェックイン。
翌日は早朝から会場入りとなります。



いつものゲート前では多くのバイヤーさん達が開門を待っていました。
後から聞いた話では、昨年6月に比べると来場者数は5%増だったそうです。



出展者やメディア関係者しか入れない時間帯にゲートを抜けると、まだ少ない人数のスタッフが忙し気でした。



弊社の出展場所は一番奥のメインパビリオンですので、会場の奥まで少し歩いて行きます。



通常、ここのステージにはその回の見本市のメインテーマが展示されているのですが、今回は色使いの良い多数のコーンが並んでいました。
これはどういうことでしょうか。



さて、ここからは弊社の出展ブースです。
いつも通り、展示真正面にはワニ革のドレス靴が並びます。



ご来場いただいた多くの方から、今回は全体的に色使いが良いとのご感想をいただきました。
画面中央部のペットボトルとチョコレートが邪魔ですね。




ここには異なるスタイルのローファー関係が複数並びました。




色使いが良いと言っていただいた理由の一つは、レッドやグリーンが多かったからかも知れません。
今回の出展中、来年2016年の春夏向けに3点ほど日本国内向けに良いのではないかというものに目星をつけておきました。
ご期待ください。



展示の反対側エンドには、定番のヴィンテージ系スニーカーが並びます。



上段中央の奥にお隣さんの社名が薄く見えています。
前回まではシャツのメーカーさんの場所でしたが、今回からスペインのシューズブランドさんが引っ越してこられました。


ご覧の通り、弊社の出展は壁も衝立もないオープンなスペースで新作を展示しています。
しかし、出展者さんによっては壁で囲い、中が見えないようにして、入場を制限されているところもあるようです。



表に出てみると、どういう訳かパンツ軍団が並んでいました。
一緒に写真を撮ろうとする方が結構いらっしゃいました。



建物の屋上から先程のコーンが並ぶステージを見ると、こんな具合でした。
よく似た感じのゲームが昔あったような気がします。



下におりて見ると、正面奥に思いっきり今回のテーマが書かれていました。
そういうことでしたか。



今回、弊社の展示ブースに訪問いただいた中でこちらの方がとてもお洒落だったので、写真を撮らせていただきました。
カリブから来られたメディア関係者との事でした。



おまけ、その1


 フィレンツェを流れるアルノ川。
その川に架かる橋、ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)。
そこに向けて2隻のゴンドラが進んでいく風景が綺麗な絵のようでした。


おまけ、その2


フィレンツェの二日目にいただいたディナーでのプリモ・ピアット(primo piatto)は、海のフルーツのパスタ。
オムレツかと見間違えるような盛り付けが印象的でした。

2015年6月5日金曜日

大人のお洒落にクラッチバッグ


ワニ革でクラッチバッグを作りました。
ワニ革は、濃いネイビーのマット仕上げです。



2匹のワニの同部位を片面ずつに使用しましたので、両面共ほぼ同じ形の斑が使われています。

トートやブリーフケースでも同じなのですが、片面ずつ異なる部位が使われていると、ワニ革の場合、片側を斑の模様で特定できます。
そうすると、バッグを持っていて、今、どちらの面が外側を向いているかが気になるという方がいらっしゃいます。
それが嫌なので、両面とも同じ斑にして欲しいとのご要望を時々受け賜わります。

その場合、必然的にワニ革を2枚使わなければならなくなり、バッグの値段は高めになってしまいます。


さて、クラッチバッグの定義を調べてみると、次の様ないくつかがありました。

1) ショルダーストラップのない小型のハンドバッグ。
2) 持ち手が付いてなく、握りこむようにして持ったり、抱え込んだりして持つアクセサリー的なバッグ。
3) 大きなバッグの中に入れて持ち運ぶことのできるセカンドバッグ。

以前は女性の服装にポケットが少ないので、ハンカチや化粧品を入れるためによく使われたそうです。
しかし、最近は男性もお洒落になり、ちょっとした外出にポケットをパンパンに膨らませるよりは、財布、小銭入れ、携帯電話などをサッと入れて持ち出せるクラッチバッグが重宝するようです。

クラッチの英語表記は「clutch」で、「つかむ」や「握る」と訳されます。



用途を考えるとクラッチバッグは相対的に小さ目のものを想像しますが、今回私どもで作製したクラッチバッグはご覧の通りA4サイズの書類が入る少し大きめのものです。



使い勝手でいえば、クラッチバッグとブリーフケースとの中間的な位置付けになると思います。

あまり多くの書類を持ち運ぶ必要のない場合など、最低限のものだけ入れて小脇に抱え、手ぶらの少し手前と言った体裁で、大人のお洒落に如何でしょうか。