今日の桜は満開でした。
とは言っても、何を持って満開と言えるのか、ちょっと分からないところはあります。
と言うのも、前回の桜の記事「夜桜を見てきました」でもお伝えしたように、同じ花見エリアでも、場所によって咲き方に差があるのです。
歩道にも結構な量の散った花びらが落ちていましたので、ピークを少し超えたところではないかとは思います。
しかし、咲いている花を近くでよく見ると、まだ完全に開かず、つぼんでいるところもいくつかあったりするのです。
ここは公園や神社などの平地と違い、高いビルに日光を遮断されたエリアがいくつもあることが、その理由かも知れません。
大同小異。
多くの花が咲いていると、それで満開ということになるのでしょうか。
木の下に立って上を見上げると、桜の花で空は埋めつくされていました。
この状況は、しかし満開です。
今日は空は薄曇りで、風は少しひんやりしました。
少し川下の方まで足を延ばし、異なる咲き方をした桜を楽しみました。
ここは都内でも有数の花見スポットなのですが、他とは大きく異なることが一つあります。
それは、せっかく花見に来ても、ゆっくり楽しんでいられないということなのです。
シートを広げ、座って会食を楽しむどころか、立ち止まることも許してもらえません。
交通整理のオジサン達が歩行者に向かってうるさく不必要に笛をピーピーならします。
歩道なのに一方通行にして「ここから入るな」だとか、「立ち止まるな」、「ここで写真を撮るな」など、人が一箇所にとどまらない様に移動をせき立てます。
更には「車が来ている」、「バイクが来ている」とこちらに向かってわざわざ大声を出して注意してきます。
「いちいち言われなくても、ちゃんと目が2つ付いているから見えとる」と言い返したいところです。
彼らも仕事なのでしょうが、せっかくの花見の気分を台無しにしてしまいます。
いっそのこと、この時期だけこのエリア一帯の車両進入を遮断し、人が自由に移動できるようにしてはどうかと思います。
大きな幹線路でもなく、この人混みの中にわざわざ車で入ってくる必要性を感じません。
さて、これが今年最後の花見になると思います。
さあ、来年のこの時期をもっと楽しいものにするために、この一年頑張っていきましょう。