先日、弊社のクロコスニーカーをご購入いただいたお客様からお伺いしたことです。
ダーミを履いて良かったと思うことの一つに、「スニーカーだけどゴルフ場に履いて行ける」と言うことがあるそうです。
「そうだったか!」と、私にしてみればこれまでのセールストークを考え直さなければという思いでした。
名門と呼ばれるゴルフ場では、入場に際してのドレスコードを設けてあり、スニーカーは禁止とされているところもある訳です。
今回はそんなゴルフ場でさえ、ダーミのクロコスニーカーだと履いて行っても問題なかったということのようでした。
これまでダーミをご購入いただいた皆様はいかがだったでしょうか。
以前のブランド FENNIXの頃から数え、クロコスニーカーを販売してきて10年を超えていますが、私は何度かお客様にゴルフ場への行き帰りにお履きいただくことをお勧めしています。
しかしよく考えると、お客様の中にはルールが厳しいゴルフ場に通われる方もいらっしゃるはずです。
ご注意をお受けになられた方はいなかったか、ちょっと心配になりました。
ここ十何年の間にスニーカーも相当進歩してきており、スポーツ仕様で走ったり跳んだりするために設計されたものだけではなくなってきています。
現在はヨーロッパの革靴メーカーの中でも老舗のトップブランドでさえ、ファッションがカジュアル化するトレンドに合わせ、革を使用した高価なスニーカーを数多く出しています。
そうなると、ゴルフに行くからと言って、ジャケットに革靴というコーデは少なくなり、逆にファッション向けのスニーカーを選択されることも多くなってくるのではないかと思うのです。
さて、冒頭の内容に話を戻します。
ダーミをご購入いただいたお客様の中には、クロコという高級素材を使ったファッション系のスニーカーでも、ゴルフ場に履いて行くことに躊躇された方がいらっしゃったかも知れません。
それをよく事前調査もせずに、私はゴルフ場の行き帰りにお履きいただくことをお勧めしていました。
しかし、前段のお客様は身をもって、ダーミをゴルフ場に履いて行っても問題ないということを証明いただきました。
よく調べてみると、名門とまでいかないゴルフ場でも、TシャツやGパンがNGというのは普通ですが、靴に関する規定はあまりないようです。
ジャケットについても、以前は着用が必須とされていましたが、最近はノージャケットにカジュアルシューズは当たり前といった風潮です。
厳しいところでは未だにスニーカーはNGと規定されていますが、そんなゴルフ場でさえ、サンダルやぞうりなど余程のルール違反でない限り、現在はほとんど注意をされないそうです。
更に言うと、最近はプレイ中に履くゴルフシューズでさえ、外観はスニーカーと言うものも多く、ゴルフ場側のスニーカーに対する抵抗感はかなり和らいでいるのではないでしょうか。
スニーカーを注意したところ、それがプレイ用のゴルフシューズだったりすると、とんだ恥をかいたりするかも知れません。
それでも、ひょっとしてゴルフ場でスニーカーを履くことに気が引けるというお客様には、ドレススニーカーをお勧めします。
ゴム底でアッパー革が柔らかいので履き心地が良く、外観は革靴と同様に外ハネや内ハネタイプです。
弊社の定番では、外ハネ&ストレートチップの no. 3604ブライトンブルーと、
内ハネ&ストレートチップの no. 3661ブラウンがあります。
そして、どちらの型もパターンオーダーに対応しており、アッパーのクロコ革をお好みの色にして、ラバーソールをホワイトかブラックでお選びいただけます。
話は変わって、これは数十年前のアメリカでのことですが、私の知り合いはTシャツにGパンと普段履きの汚れたスニーカーで、クラブを担ぎ平気でクラブハウスへ入って行っていました。
そして着替えもせず、そのままコースに出てしまうのです。
それが、ひとりやふたりの話ではありません。
更によく思い出してみると、日本に比べゴルフ場の数は多いのですが、中にはロッカーがなかったり、レストランがないというのも普通でした。
バーカウンターがあったら、飲み物と軽食が取れてラッキーという感じだったでしょうか。
そして、そこではそれで十分楽しかったのです。