2015年6月5日金曜日
大人のお洒落にクラッチバッグ
ワニ革でクラッチバッグを作りました。
ワニ革は、濃いネイビーのマット仕上げです。
2匹のワニの同部位を片面ずつに使用しましたので、両面共ほぼ同じ形の斑が使われています。
トートやブリーフケースでも同じなのですが、片面ずつ異なる部位が使われていると、ワニ革の場合、片側を斑の模様で特定できます。
そうすると、バッグを持っていて、今、どちらの面が外側を向いているかが気になるという方がいらっしゃいます。
それが嫌なので、両面とも同じ斑にして欲しいとのご要望を時々受け賜わります。
その場合、必然的にワニ革を2枚使わなければならなくなり、バッグの値段は高めになってしまいます。
さて、クラッチバッグの定義を調べてみると、次の様ないくつかがありました。
1) ショルダーストラップのない小型のハンドバッグ。
2) 持ち手が付いてなく、握りこむようにして持ったり、抱え込んだりして持つアクセサリー的なバッグ。
3) 大きなバッグの中に入れて持ち運ぶことのできるセカンドバッグ。
以前は女性の服装にポケットが少ないので、ハンカチや化粧品を入れるためによく使われたそうです。
しかし、最近は男性もお洒落になり、ちょっとした外出にポケットをパンパンに膨らませるよりは、財布、小銭入れ、携帯電話などをサッと入れて持ち出せるクラッチバッグが重宝するようです。
クラッチの英語表記は「clutch」で、「つかむ」や「握る」と訳されます。
用途を考えるとクラッチバッグは相対的に小さ目のものを想像しますが、今回私どもで作製したクラッチバッグはご覧の通りA4サイズの書類が入る少し大きめのものです。
使い勝手でいえば、クラッチバッグとブリーフケースとの中間的な位置付けになると思います。
あまり多くの書類を持ち運ぶ必要のない場合など、最低限のものだけ入れて小脇に抱え、手ぶらの少し手前と言った体裁で、大人のお洒落に如何でしょうか。
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