2023年1月30日月曜日

リバーシブルの牛革ベルト


牛革製ベルトのご注文を受け賜りました。

弊社はワニ革を主としたエキゾレザーの靴やバッグのメーカーですが、調達できる素材であれば、可能な限りお客様のご要望にお応えしています。



今回はバックルをお客様がご用意されるとのことで、そのバックルに合うベルトを牛革で作って欲しいとのご依頼から始まりました。



そのバックルは、シンプルにベルト側に開けた穴に差し込むタイプでしたので、表側と裏側を両面使えるリバーシブルでの仕様となりました。


まず、片面はブラウンでシボ感のある型押し牛革。



もう片面はブラックの型押しで、着用されるファッションに合わせ、どちらでもお選びいただけるようになります。



バックルのオリジナルメーカーの既製品にお客様がご希望される色やサイズがなかった場合、弊社にお問合せいただくことで、ご用意が可能となる場合がございます。

2023年1月25日水曜日

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会 そごう横浜店


1月28日(土)と29日(日)の2日間、そごう横浜店5階紳士靴売場にて、クロコスニーカー〈ダーミ〉クロコドレス靴〈シキブ〉のオーダー会が行なわれます。



今回のオーダー会では、〈ダーミ〉から定番のクロコスニーカーに加え、新作の no. 1807をご用意いたします。

シャープなフォルムに、クロコ素材を使った履き心地の良い大人のカジュアルシューズです。


クロコドレス靴〈シキブ〉からは、ホールカットやローファーをお好みの色でご用意するカラーオーダーとともに、クロコ革を起毛させたヌバックのご注文も受け賜わります。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2023年1月24日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2023 no. 6 Sapphire



こちらは、クロコスニーカー DAMI no. 3357サファイアブルーです。

1月10日のここのブログでは、パターンオーダーでご注文いただいた定番のクロコスニーカー no. 2979でも、同色のサファイアをご案内しました。

これからの季節にも合わせやすい、いい感じの色になっていると思います。



定番のno. 2979はアッパーがすべてクロコ革であるのに対し、今回のno. 3357はクロコ革とヤギ革とのコンビになっています。

no. 3357のサファイアは、一昨年からシーズン限定のラインナップとして展開してきましたが、一部サイズがなくなり、今回オーダーとして受け賜わりました。



no. 3357は甲部、ハネ部、ベロ部と踵部にクロコ革を、サイドのボディ部には細長く裁断しメッシュ状に編み込まれたヤギ革が使用されています。



お客様のお好みも様々で、せっかくクロコ革の靴を履くのであれば、アッパーのすべてがクロコでないと意味がないとおっしゃられる方が多くいらっしゃる一方、



他素材との組合せがカッコ良いと、no. 3357しかお召しになられないという方もいらっしゃいます。



現在、no. 3357はブラックとサファイアで一部のサイズのみご用意していますが、今後しばらく入荷の予定はありません。

パターンオーダーとして24色の中からお好みの色で受け賜わることはできるのですが、パターンオーダーの通常メニューの中にno. 3357は含まれておりません。

ちょっとした裏メニューといった感じでしょうか。

2023年1月17日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2023 no. 5 Slip-on Dark Gray


こちらは、パターンオーダーでご注文いただいたクロコスリッポン DAMI no. 3625 ダークグレー。

スリッポンは今年になって2足目のご案内です。



1月8日の1足目のご案内では、ダーミのスリッポンを機能的にお伝えしましたが、それと同じ形状かと思うほど、今回は外観が異なる様に感じられるかも知れません。



まず、パッと見でお気付きになると思いますが、このスリッポンにはブラックソールが付いています。



アッパーのクロコ革がダークグレーですので、ブラックソールは良くマッチしています。

クロコ革の靴ですから、合わせるファッションは派手になりがちですが、今回は落ち着いて洗練された大人のビジネスカジュアル向けには良い組合せだと思います。

ちょっと濃い色目のジャケット姿でお出掛けされるところを、私は勝手に想像しています。



もちろんこのスリッポンもクロコの斑の形が右足と左足でシンメトリーになるように、それぞれが同サイズの2枚のクロコ革の対称となる部位から裁断されています。

1足の靴に対し、1枚のクロコ革ではこの様な斑の採り方はできません。



スリッポンは正式名称を「スリップ・オン」と言い、素早く履けるという意味の「Slip-on」が由来の靴ひもや金具が付いていないシューズのことを指します。

一般的には、足を滑らせるように入れるだけでサッと履けるのが特徴とされています。



弊社のクロコスリッポンの場合、甲部が長く、購入いただいたばかりの新品では、足を滑らせるようにとはいきません。

甲部を一枚革で大きく採って、クロコの迫力をお見せするというのは、このスリッポンの重要な特徴の一つとなっています。

更に、足が簡単に抜けたり、踵が浮いたりしない様、靴ヒモのスニーカーと変わらない程のグリップ感を持つことが二つ目の理由です。

ただし、しばらく履いていただくと、テンションのかかった部分の革が伸びたりし、靴が自分の足の形に沿って馴染んできます。

そうなると、サッと足を入れられ、自分に合った心地よいフィット感で履いていただけるようになります。

ぜひお試しになってください。

2023年1月15日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2023 no. 4 Middle-Cut Natural



上段画像は、クロコダイルのミドルカットスニーカー DAMI no. 3318です。

ダーミでは、パターンオーダーで受け賜わるミドルカットは2型ありますが、no. 3318はその内の1型です。



no. 3318の特徴の一つに、クッション性を高めたヤギ革のキルティング加工で、足首周りを保護しているところがあります。



一見ミリタリー調のカッコ良さがあるのですが、そこに奇をてらった様にジャケットとスラックスに合わせたりすると、そのバランス感がオシャレだったりします。

太めのパンツの裾を靴の中に入れ、履き口を少し膨らませるのもアリだと思います。



今回のno. 3318はナチュラルという色が選ばれています。

ホワイトとベージュの中間の様な色で、シンプルなホワイトよりはファッションに合わせやすいと言うお声をよく聞きます。

no. 3318はミドルカットですが、木型はローカットの定番クロコスニーカー no. 2979と同じで、ロングネックから下の作りは no. 2979と同じです。

ですから、ネック部をパンツの裾で覆ってしまうと、ローカットのクロコスニーカーと思われてしまうかも知れず、ちょっと勿体ない様に思います。



しかし逆に、普段はローカットスニーカーの様に見せておいて、時々片足を階段や縁石などに載せ、靴ヒモを結び直したりします。

すると、その時初めて実はミドルカットだったんだと気付かれ、その意外さがちょっとオシャレかも知れません。

2023年1月14日土曜日

4回目接種

テレビのニュースでは、第8波の新型コロナウィルス新規感染者数の第2ピークが1月下旬に来ると報道されていました。

また、新たな変異ウィルスがアメリカで発生しているとも。

そのウィルスは感染力が高く、免疫をすり抜ける力が強いとのこと。

ただし、ワクチンを接種していれば、重症化は防げると専門の医師が発言していました。



私は昨年1月に3回目のワクチン接種をしています。

そこから約1年ほど経ちましたので、そろそろ4回目の時期ではないかと考えていました。

4回目の接種券は届いていましたので、申し込めばすぐに予約をとれる状態でした。

ネットで確認すると、ワクチン接種に興味のある人が少ないのか、同日午後に近所の接種会場で簡単に予約が取れたので、準備をして出かけることに。



ただ、1点心配なことがありました。

実は私は昨年11月に発熱したことがあったのです。

ノドの痛みもありましたが、数日で治まったので、敢えて検査にも行きませんでした。

もしあれが新型コロナの影響であったなら、そこから短期間でワクチン接種をしてよいものなのかどうかと。



さて、接種会場では接種前に医師による問診があります。

その場で私は以前発熱したことを告げると、その医師からは、もしそれがコロナだったら本来はそこから3ヵ月は空けることになっていると言われました。

そして、ひとつの例として、以前知人の医師がコロナにかかった際の話をされました。

その知人の医師は、自身のコロナ感染から2週間後に患者用に用意したワクチンが余ってしまい、破棄するのはもったいないと自分に打ったそうです。

すると、その医師はその後副反応で高熱が出たそうです。

私の場合、前回の発熱から既に1ヵ月半経っており、改めて申し込みをするのも面倒だったので、医師の同意を得て、その場で接種はすることにしました。



その日の午後遅くに、注射された上腕部が痛み始めました。

翌日の体温は少し高めの36度台を保ち、こめかみのあたりが重いような感覚はありましたが、他には何もなく、昼を過ぎるとそれもなくなりました。



4回目のワクチン接種でコロナに対する抗体はできたと思うので、ここしばらくは感染のリスクは低いと思います。

今年はインフルエンザが流行しており、コロナウィルスとの同時感染が問題になっています。

インフルエンザは主に冬季に感染する季節性のウィルスですが、発熱や全身の痛みやだるさといった症状がでます。

治療薬はありますが、重症でなく合併症がなければ、安静にして自然に回復を待つ病気です。

コロナにかからずに冬を越せば、インフルエンザとの同時感染による重症化は避けられると思うので、そこに関しては少しだけ安心です。

2023年1月12日木曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2023 no. 3 Blucher Medium Brown


2023年のパターンオーダー3足目のご案内は、DAMI no. 3604。

ブルーチャーまたはデルビーと呼ばれる外ハネ式のストレートチップです。



今回のno. 3604の側部からの外観はクロコスニーカーの特徴がよく表現されており、選択されたミディアムブラウンという色とよくマッチしています。


no. 3604はドレス靴をよりイメージさせる様にと、アッパー革をブラックや濃いブラウンにし、更にソールをブラックでご注文されるお客様が多いタイプのスニーカーです。

しかし、白ソールに発色の良いミディアムブラウンとの組合せもいい感じで、これを選択したお客様のセンスの良さを感じさせます。


厚みのある柔らかな履き口で優しく足を包み、安定した履き心地はこのクロコスニーカーの特徴のひとつでもあります。


外ハネ式の靴はハネ部が大きく横に開くので、靴ヒモを伸縮性のあるエラスティックレースに替えると、ヒモを結んだままで脱ぎ履きできるようになります。

腰をかがめて靴を履く必要がなくなり、スリッポンのように足を出し入れできるので快適です。


もちろんスニーカーですからカジュアルに相性は良く、外ハネのストレートチップはジャケット着用時のセミビジネスとしても大いにお役立ていただけると思います。


飛行機や新幹線の通路側に席を取って、クロコスニーカーで組んだ足の片方を外側に突き出して、これ見よがしに目立ってみるのも面白いと思います。

2023年1月10日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2023 no. 2 Sapphire



パターンオーダーから、ダーミで最も定番型のクロコスニーカー no. 2979をサファイアブルーでご注文いただきました。

この先少しづつ暖かくなってくる季節に出番が増えてくるのではと予想される、感じの良い色で仕上がってきました。



もともとサファイアとは、酸化アルミニウムの結晶からなるブルーの宝石です。

モース硬度と呼ばれる鉱物の硬さを表す尺度では、「1」から「10」のうち、ダイアモンドに次いで「9」という位置にいます。




宝石としてのサファイアは、深みのある揺るぎない心の象徴とされ、誠実で一途な愛などの意味があるそうです。



その宝石と同じ色をクロコ革で表現し、足元に持ってくるのは、まさに大人のオシャレではないでしょうか。



ファッションに合わせる場合、パンツやジャケットに少し濃い目のグレーや黒系でコントラストを出すのは良いと思います。

もし足元のワンポイントにするのであれば、薄い茶や赤系などの対象色でより際立たせるのもアリかも知れません。



今年の春はサファイア色のクロコスニーカーで、オシャレなファッションをぜひ楽しんでいただきたいところです。

2023年1月8日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2023 no. 1 Slip-on Natural


さて、2023年第一回目のパターンオーダーのご案内です。

どう言う訳か、昨年はクロコスリッポンをよくご注文いただきました。


お客様の靴をお選びになる傾向のひとつとして、履きやすさというポイントがより重要になってきているのかも知れません。

靴を履く際、スリッポンはすぽっと足を入れるだけで、かがんで靴ヒモを結ぶ面倒くささから解放されるのは、大きなメリットではあります。


リモートワークが増えると、スーツにタイを締めて通勤することが減り、必然的に年齢が高めのオヤジもカジュアルファッションが多くなってきます。

そうすると、ヒモ靴のスニーカー以外の選択として、一定層のお客様の間で簡単に脱ぎ履きできるスリッポンが好まれているのではと想像できます。


ダーミのスリッポンは甲部が長く、履き口に厚めのクッションを入れていますので、履いてしまえば、足を包むグリップ感はヒモ靴と大差ありません。


甲部に大きく一枚のクロコ革で、左右それぞれに対象となる部位をあてていますので、結構な迫力は持ち味の一つです。


今回ご注文いただいたスリッポンは、クロコ革をナチュラルという色に染めています。

派手さはありませんが、合わせるファッションの幅は広く、外出時に玄関先でお選びいただく回数は多くなるのではないでしょうか。

2023年の春に向け、大人のオシャレをぜひ楽しんでいただきたいと思っております。

2023年1月6日金曜日

バーガンディーのクロコ革ローファー


2023年第1回目の商品ご紹介は、Shikibuのクロコローファーです。


Shikibuのドレス靴は一部を除き基本的にカラーオーダーでご用意しますので、染色前の白いワニ革クラストで靴を成形し、後から専門家が手染めで色付けします。

今回は、バーガンディーというご依頼をお受けしました。


フラッシュのあたりが悪く、画像ではオリジナルの色と少し変わっていますが、現物はご希望通り良いの感じの色でお届けでき、お客様には喜んでいただけたようです。


バーガンディーは、ブルゴーニュ地方の赤ワインが由来のワインレッドより暗い紫みの赤です。

RGBの構成は86:22:32ですが、いくつかのレファレンスと比べて見ても、今回はよいバーガンディーになっていると感じました。

ちなみにワインを表すカラーコードとしては、ワインレッドとバーガンディー以外にボルドーがあります。

ボルドーはごく暗い赤だそうです。


赤と紫の中間の様な色で、大人の渋さを表現するコーディネートができるのではないかと思います。

バーガンディーのクロコローファーで、思いっきりお洒落してお出かけください。