2020年8月28日金曜日

クロコスニーカー no. 2979をエラスティックレースで その2


7月9日のここのブログ記事で、定番クロコスニーカー no. 2979の靴ヒモを伸び縮みする「エラスティックレース」に付け替えると、ヒモをほどかずに靴を脱ぎ履きできることをお伝えしました。

ようやくその準備ができましたので、今回皆様に改めてご案内したいと思います。

このエラスティックレースは、no. 2979をお求めいただいたお客様への一つのオプションという位置づけです。


定番の no. 2979をご購入いただくと、標準品にはこれまで通り革ヒモが付いています。


革ヒモをエラスティックレースに付け替えても、外観はあまり変わりません。

定番品のソールが元々ホワイトですから、アッパー革をソールとエラスティックレースの白で挟むことになり、少しベージュがかった革ヒモよりもより鮮明なコントラストが生まれます。


そしてもう一つご選択として、エラスティックレースはブラックでもご用意いたします。


no. 2979の定番でご用意しているワニ革の色はホワイト、レッド、ダークグレーですが、ブラックのエラスティックレースはダークグレーに合わせると、少し締まって見える様にも思います。


この様に、靴ヒモに伸縮性があるので、スニーカーに足を入れる際にヒモを通したハネ部が広がり、スリッポンの様に履くことができます。

もちろん脱ぐ時も同様です。


画像では、両手でハネ部を左右に開いていますが、実際に履く際には足が入る分だけ広がれば良く、こんなに大きく開く必要はありません。


エラスティックレースは no. 2979の定番3色に付いた革ヒモを取り替えることができますが、パターンオーダーカラーオーダーでご注文いただく no. 2979に付けることもできますし、


既にお持ちいただいている no. 2979向けに、エラスティックレースだけでご購入いただき、付け替えることも可能です。


ただし、現時点ではまだ売り場にエラスティックレースの在庫は届いておらず、その存在をご存じない靴売り場の販売員さんもいらっしゃいます。


 ご希望のお客様はダーミジャパンまでご連絡いただければ、ホワイトかブラックでご希望の販売店に事前にお届けするようにいたします。

スニーカーを脱ぎ履きする際に、靴ヒモを結んだり解いたりするのが面倒だとお考えのお客様にはおススメです。

2020年8月26日水曜日

スイカの思い出

毎年夏になり、スイカが食卓に出てくると、必ずトラウマの様に思い出すことがあります。

その頃、私はまだ小学校の低学年でした。

そんなに近所でもない友達の家に遊びに行った際、その家のお母さんがスイカを出してくれました。

しかし、その出されたスイカの切り方が、異様だったのです。


丸いスイカを四分の一の船形に切り、その端から可能な限り薄く薄くそぎ落とすように切り落とされた半円の紙の様なものが何枚かお皿の上に載って出てきたのです。

友達にとっては、それが恒例の切り方だったのでしょう。

「あっ、スイカだ。」と喜んで、その薄いスイカを一枚取り、その左右の端を指でつまんで、なんの疑問もなく真ん中からシャリシャリと食べ始めました。

子供だった私は、なぜスイカがそのような切り方をされているのかが理解できず、彼のお母さんに向かってなにかの間違えでも正すように、「このスイカ薄いよ。」と言ってしまったのです。

そして、その瞬間にお母さんは気付いたのでしょう、これは外部に知られてはマズいことだったと言うのを。

最初は優しく接してくれていた彼女でしたが、そこからそのお母さんは攻撃に転じました。

「君のおウチはお金持ちやもんねー。」

初めて訪れた息子の友達が裕福かどうかなど分かるはずはないと思いつつ、彼女の言葉を不思議な気持ちで聞いていたことを、何十年経った今でも忘れられません。

そして帰りに、「絶対に人にゆーたらいかんからね。」と固く口止めされたのです。


そんなことがあったなど忘れていた私だったのですが、どうやって調べたのか、翌日その友達のお母さんは私の家を探し出し、お詫びと称し丸いスイカを一つ届けに来られました。

家庭内だけの習慣が、意図せず他人の子供に知られ、そのお母さんにとってはとても恥ずかしい思いだったのではと、しばらくした後に私は理解するのです。

何も悪いことをしたつもりはなかったので、顛末を家族に説明した後、同居していた大好きだったおばあちゃんから「いけんよー。」と叱られたことの方が、当時の私にとってはショックでした。


2020年8月20日木曜日

ジェイアール名古屋タカシマヤ ダーミオーダー会 その2


先日もお伝えしました通り、昨日(8/19)から9月1日(火)までの2週間、ジェイアール名古屋タカシマヤにて、クロコスニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会が行なわれています。

上段画像は、今回の展示の様子です。



オーダー会では、定番のクロコスニーカーの販売から、



パターンオーダー、及びカラーオーダーまで受け賜わっております。


皆様のご来店を心より、お待ち申し上げております。

2020年8月18日火曜日

そごう大宮店 ダーミオーダー会


8月21日(金)から23日(日)までの3日間、そごう大宮店(さいたま市大宮区)にて、クロコスニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会が行なわれます。


場所は、6階紳士靴売り場です。


定番クロコスニーカーはもちろんのこと、スリッポンやミドルカットで受け賜わるパターンオーダーや、お好みの色に染色するカラーオーダーをご用意いたします。


北関東にお住まいの皆様、お時間ございましたら、ぜひご来店ください。


 

こちらは今年3月に行われたダーミのオーダー会の様子です。

2020年8月16日日曜日

ジェイアール名古屋タカシマヤ ダーミオーダー会 その1


8月19日(水)から9月1日(火)までの2週間、ジェイアール名古屋タカシマヤにて、クロコスニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会が行なわれます。

場所は、7階紳士靴売り場です。

定番クロコスニーカーはもちろんのこと、スリッポンやミドルカットで受け賜わるパターンオーダーや、お好みの色に染色するカラーオーダーをご用意いたします。

名古屋では年一回のクロコスニーカーのオーダー会です。

中京地区の皆様、お時間ございましたら、ぜひご来店ください。

 

こちらは2018年に行われたダーミのオーダー会の様子です。

2020年8月12日水曜日

クロコトート グレージュの一枚仕立て


少し前になりますが、オーダーでクロコのトートバッグをお作りしました。

ワニ革の色はほぼグレーなのですが、少しベージュが入って、グレーとベージュの中間でグレージュと呼ぶ方もいらっしゃる独特な色です。



60㎝近いワニ革を2枚使い、胴部の真ん中がバッグそれぞれの中央に来るように裁断されていますので、片面と


その反対面も大きく同じ部位がきています。

どちらも中央を境にサイドに向かって左右対称になった斑の模様がやがて小さくなるところまで表現できているという、適切なサイズのワニ革の一番良いところがあてられています。



マチも大きく取ってあり、


バッグの容積も結構あるので、その分使い勝手が良くなっています。

 

入り口付近の内側の縁にも少しワニ革が使われていますが、このバッグの一番の特徴は、裏革のない一枚仕立てになっているところです。


底に近い内部に斑の裏側の模様が浮き出て見えているのがお分かりになるでしょうか。


最近のオシャレなクロコバッグです。

2020年8月10日月曜日

監督へのクロコスニーカー

先月の22日はジャイアンツの原監督の誕生日でした。


お祝いに、コーチ陣が中心となってダーミのクロコスニーカーがプレゼントされたことを、ここのブログ記事でもご紹介させていただきました。


スニーカーは、ダーミの定番 no. 2979ダークグレーが選ばれていました。


お聞きしたところでは、プレゼントを受け取られた際に監督は結構喜んでいただいたそうです。


その記事をFacebookでもご案内させていただいたところ、ファンの方と思われるお一人から「チームカラーのオレンジじゃないの?」といったコメントをいただきました。


確かにそれはイメージ的に凄くオシャレになる様な気がしました。


このブログをお読みいただいている方々はご存じと思いますが、私どもの特別メニューのパターンオーダーやカラーオーダーであれば、クロコスニーカーをオレンジでお作りすることは可能です。


しかし、今回の誕生日プレゼントをお渡しするタイミングに、特別メニューでお作りするオレンジが間に合ったかどうかは難しいところです。


デザイン画を描いてみました。

もしご用意するとすれば、こんな感じだったでしょうか。

ジャイアンツカラーは別にしても、オレンジのクロコスニーカーは結構カッコ良いのです。


監督の次の1足は、ぜひオレンジでいかがでしょうか。


2020年8月9日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました no. 3


前回に続き、パターンオーダーで受け賜わったクロコスニーカー DAMI no. 2979をご案内したいと思います。



今回お選びいただいた色は、COLD BLUE(コールドブルー)です。


ロックの題名で一曲あるのですが、ネットで検索してもコールドブルーではそれ以外の説明は出てきません。


元々ブルーは寒色系ですから、寒さ(COLD)を表す色でもあるのですが、コールドブルーを他のブルー系の色と識別するために言葉で定義するのは少し難しいようです。


色見本を見てもらい、気に入られたお客様が直感でお選びいただくことになると思います。


パターンオーダーというメニューを始めて7年程経ちましたが、私の知る限り、コールドブルーでいただいたご注文はこれが2足目です。



今回のご注文では、革の靴ヒモをアッパーのワニ革と同色にし、それに合わせた様に、ソールはブラックが選択されています。



この後方からのアングルで見ると良く分かるのですが、ヴィンテージ系スニーカーは靴ヒモを同色にすると、アッパー部は全体が同じ色になります。


これは、このヴィンテージ系スニーカーの製法による特徴です。


ヴィンテージ系スニーカーは、染色前のワニ革クラストを裁断・縫製し、裏側の牛革も縫い合わせ、ヒモを通すハトメまで付けた状態で染料とともにドラムに入れ、かき回し色付けされます。


いわゆる製品染めというものですが、その際にラテックスラバーの中敷きの上に貼る革も一緒にドラムに入れますので、ラバーソール以外はワニ革も牛革もすべて同色に染色されます。


お客様がご希望の場合は、革の靴ヒモも同じドラムに入れ、同色にすることができるのです。



上段の画像では消していますが、ご希望によりパターンオーダーではスニーカーを製作したイタリア人の職人が出荷前に中敷きの革の上に銀ペンでお客様のお名前を書き入れています。


 

前回ご案内したアトムもそうでしたが、ワニ革という稀に見る素材で作られたスニーカーは、特殊な色でご用意するとよりその存在感を放ちます。


街を歩けば、気付いた人からの羨望のまなざしを避けられないのではないでしょうか。

2020年8月8日土曜日

パターンオーダーで受け賜わりました no. 2

ダーミの最も標準的なクロコスニーカー no. 2979をパターンオーダーで受け賜わりました。


今回は、ATOM(アトム)と命名された色です。

お客様にパターンオーダーをご案内する際、私どもから積極的にお勧めする訳ではないのですが、アトムは結構ご選択いただくことの多い人気の色です。


アトムとは英語で原子のことですが、その他に何かこの色の名前にまつわる由来などないかとダーミ本社のイタリア人に聞いてみたところ、その色の名前だと返されてしまいました。

私の世代では、アトムと聞くとすぐにアニメの鉄腕くんの方を思い起こすのですが、まさかそことのつながりがあるとは思えません。


色自体は、黄色と肌色の中間のような色とでも表現したら良いのでしょうか。

Tシャツやパンツなどでこの色を着けていると、遠目からは素肌と間違われそうです。


ワニ革という現時点ではまだまだ非日常的な素材ですから、あまり見かけない色の方がその存在感をさらに主張できて良いのかも知れません。


まず色でつかみを取れれば、更に特有な斑の模様で素材をワニ革と認識してもらい、「どんなもんでしょうか!」と言わんばかりに気付いた人の興味を取り込みます。

本当は自分から言わず、相手から「それ、本物ですか?」などと聞いてもらった方がよりオシャレな気分になったりします。

ちょっと気取った話をしたい相手だったりすると、本物であることの価値はこのあたりにあるのかも知れません。


今回のクロコスニーカーの出来ばえを見て、私自身でも次あたりはアトムで1足作ってみようかと思うのでした。

2020年8月5日水曜日

ワニ革ラウンドジップ長財布 特別版



ワニ革を使ったラウンドジップの長財布をお作りしました。

ワニは斑の形が綺麗な「ポロサス」と呼ばれるスモールクロコが使われています。


色は、ブルーが濃くなったネイビーを更に濃くした、「ダークネイビー」。

ジッパーを含む金具は、ワニ革の色によく合ったゴールドが選択されました。


キズひとつない一級の一枚のワニ革中央を贅沢に大きく裁断しており、財布の一面とその反対面が一枚続きになっているところが魅力のひとつでもあります。

そして、このワニ革長財布は通常販売されている長財布とはちょっと違う特別版です。


まず、ジッパーを開け長財布を広げると、内部の中央に小さなジッパーの付いた仕切りでふた部屋に分かれています。

上段画像の仕切りの下側には、百万円の札束が楽に入るスペース。

画像では見えていませんが、ダミーで入れてあるお札の裏側に4x2のカードホルダーがあります。

上段の部屋にも4x2のカードホルダーが見えていますが、こちらの部屋には更に個別に一枚の4x2のカードホルダーが差し込めるようになっています。


このカードホルダーには先端にホックのあるチェーンが付いており、財布の内部に留められるようになっていますので、引き出しても外に落ちてしまわないような工夫がされています。


通常販売している長財布のサイズはおよそどこでも横20cm x 縦11cm x マチ幅2cmが一般的です。  

このワニ革長財布は内部に余裕を持ち、個別にカードホルダーが差し込める分、外寸が21.5cm x 12cm x 3cmと少し大きめになっています。


元々ジップの長財布は上着のポケットに入れることは稀で、バッグに入れて持ち運ぶことの方が多いと思うので、これくらいのサイズは許容範囲内でしょう。


また、財布は大きいと迫力があり、お金がたくさんあるように見えるので、大きい方が良いのではないかと私などは思ってしまいます。

2020年8月4日火曜日

ワニ革長財布 標準版



およそ10年程前に弊社でお作りしたごく標準的なワニ革の長財布です。


ワニ革はスモールクロコのブラックを使用しました。

腹ワニのお腹の真ん中を裁断し、


片面から


反対面まで


一枚続きの長財布です。


長財布を開くと、内革にはブラックの牛革が使われており、片面づつに6つのカードホルダーが備わっています。


10年も経つと当時のデザインからは少し進化するもので、私が見てもここはもっとこうできるのになどと改善箇所が見つかったりします。


上段画像の右側は、本製品製作着手前にお客様に内容をご確認いただく、仮材で作製した実物同様のモデルです。

例え10年経っても、お客様のご要望をまずデザイン画で具現化し、その後仮材のモデルでご確認いただくという工程は、私どもの重要な製作プロセスであることに変わりはありません。