2024年5月29日水曜日

痔核根治術を受けました その1

三泊四日で入院することになりました。

初日はまず朝9:30に病院内の入院受付に行き、約10分程で手続きを済ませ、そのまま病室に行く様に言われ、上階に移動。

たった4日間のことなら良いんじゃないかと、4人用の大部屋を選択していました。

そこではまだ前の入院患者さんがいるとのことで、待機の一人部屋に案内され、相当な時間待つことに。

だったら受付の予約をもう少し遅い時間にしてくれていたら良かったのにと、ペイシェント・セントリックでない対応に一人憤慨しながらも、しばらくして病室へ。

実は、痔(じ)の手術を受けることになったのです。

入院一日目は昼に下剤を飲んで排便を促し、手術は翌日の12:30を予定との事でした。

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およそ10年近く前からでしょうか、肛門がとび出してくる様になりました。

初期の頃はシャワーの際などに押すとすぐに引っ込んでいましたが、日が経つ毎にとび出してくる頻度は上がり、そのサイズはだんだん大きくなってきました。

座っているだけだと何ともないのですが、長時間立っていたり、歩いていたりするととび出してきます。

酷い時などは、外出すると数分歩くだけで出てくるので、外出中はそのままずっと我慢していなければならない時もあり、とても不快なのです。

仕事の都合で長時間立っていなければならない期間はずっと悪化傾向でした。


最初に診察を受けた際、痔は便秘とそれに伴う固い便が状況を悪化するということで、飲み薬で便を軟らかく、定期的な排便を促し、更に塗り薬で対応することになりました。

そこから病状は落ち着き、薬は必要なもののその状態が維持できるならこのままでもいいかと思える程でしたが、やがて体が薬に慣れてきたのか、またとびだす様になったのです。

薬を続けてもその頻度は上がって来たので、医師と相談の上、手術をすることになりました。

肛門の近くをちょっと切るだけなのに入院に4日間も必要なのかと、それを聞いたときはちょっと不思議に思ったりしました。

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病室に入室後はまず体温と血圧を測定し、次にPCR検査で、指示された量になるまで大量のツバを容器に吐き出します。

入院後の唯一の楽しみは、朝早い時間に行われるため普段は見れない大谷翔平選手のゲームをベッドの横に設置されたTVでほぼ毎日見れることでした。


昼になると昼食が運ばれてき、メニューはほぐしたシャケの入ったおかゆとスープで、明日から肛門の手術をするのに食事をしても良いのかと心配しながらも、完食しました。

その後、明日の手術に主治医に付き添いで参加するという医師が、状況を確認するということで病室に来られました。

なんでここにいるのと思うくらいは若く美形の女医さんでしたので、かなり抵抗はあったのですが、ベッドに横向き寝て、パンツをおろすことに。

肛門に指を入れられ、結構早い動きでくるっと半回転以上回すものだから、これまでの治療の中では一番痛いと感じました。

もっと優しくして欲しいなどと、十代の女の子の様なことを思ったりしてしまいました。


一時待機した病室と窓からの景色。

2024年5月26日日曜日

アルコール量の少ないドリンク

昔読んだ、明治時代にサムライが船でハワイに行くという小説の中で、登場人物の一人がバーでウィスキーを注文し、確かバーテンダーが水割りにしますかと尋ねたのです。

するとその客は、ウィスキーを水で薄めて飲まなければならない程落ちぶれてはいないぞ、と言い返した場面をふと思い出しました。

ちょっと融通の利かない武骨なイメージの愛すべきキャラクターでした。


さて、最近私は宅飲みをする際、長くゆっくり、しかしたくさん飲みたいので、焼酎に果実酒を加え、冬はお湯、夏は炭酸水で割って薄くしたものを何杯も飲んでいます。

そうしないと、お酒に弱くなったこの頃は映画やドラマを見ていると途中で寝てしまい、終わりまでたどり着かないことがよくあるのです。


そんな私でも、それは買ってまで飲まないだろうという飲み物が発売されました。

アルコール度数3.5%のビールです。

普通のビールのアルコール度数は平均5%程ですが、それをなんで3.5%まで低くしたものを飲まなければならないんだと、冒頭の小説の登場人物と同様に思ったからです。

人によっては多様な状況があり、それが最適な選択になることもあるので、決めつけてはいけないと思います。

そして、私にも3.5%のビールを飲む状況が出て来ました。


実は先週、とある医療処置を受けることになり、三泊四日の入院をしました。

退院の際、ドクターに食事制限の有無を確認したところ、特にはないがアルコールは一週間ほどは控えた方が良いと言われてしまいました。

四日間も我慢し、退院祝いに一杯のビールくらい飲みたいがノンアルコールビールでは味気なく、しかし医者の言い付けを気にした私が手に取ったのは3.5%のビールでした。

いくらか欲求は満足されました。


当初私は3.5%のビールはアルコール度数が低いだけで、ビールと同じ味がすることを疑っていませんでした。

個人の見解ですが、メーカーの大変な努力を一瞬で無にしてしまう様なことを言ってしまうと、3.5%のビールは普通のビールとノンアルビールの中間くらいの味だったでしょうか。

2024年5月20日月曜日

大きなクロコ革のボストン


クロコダイルを使ったオーダーバッグのメニューに着手して今年で17年目になりますが、ここまで大きなものをご用意したのは初めてでした。


丸々一枚つながりのクロコ革を胴部の片面それぞれに使用しているのですが、バッグの真ん中あたりで2本のリブが革を分断している様に見えてしまい、それがちょっと残念です。


横の長さが55cmのボストンバッグ。



天然のシンメトリーのきれいな斑の並びをひとつの商品で表現しつつ、55cmという長さを実現するために、原皮は62cmのものが必要でした。

キズのない一級品でこのサイズを2枚用意するというところが、この商品の大きなポイントの一つです。



クロコ革の値段はこの62cmという長さで決まります。

さて、どこからどこまでを計測するのか、ご存じですか?



色はダークグレー。

使用したクロコダイルは斑の配列が綺麗と言われるスモールクロコ。

別名ポロサスとも呼ばれます。



バッグは大きく「袋もの」と「箱もの」に大別されます。

袋ものバッグの製作にあたっては、ほとんどの場合、縫製は裏側の状態で袋状に作り、最終的に裏側から表側にひっくり返し、完成されます。



ただ、今回の様にクロコ革という繊細な素材にシワやキズを付けず、これだけの大きなバッグをひっくり返して作る過程で、職人さんには想像を絶するご苦労があったと思います。

多分ひっくり返すのは、お一人ではできなかったのではないでしょうか。

2024年5月11日土曜日

紳士ファッション大市 伊勢丹新宿店 その2


本日(5/11)より、伊勢丹新宿店の「紳士ファッション大市」が始まりました。



今回のこの大市では、イタリア製クロコスニーカー〈ダーミ〉を特別価格でご用意しております。

場所は本館6階 催事場です。

皆様のご来店をお待ちしております。

2024年5月9日木曜日

クロコドレス靴 最後の2足 その2

前回、染色前のクラスト革で製作したクロコドレス靴 Shikibuが在庫に2足残っており、色を付けることにしたとお伝えしました。

その1足目は外ハネ SA810をダークグレーのグラデーションでした。



さて、2足目のクロコドレス靴ですが、型名は Shikibu SA808

こちらもクロコ革を片足に1枚、1足に2枚使用した贅沢な一枚つながりのホールカットです。


クロコ革の真ん中の斑のきれいなところが、靴の中心部に来るように裁断されています。



このホールカットはボロネーゼ式グッドイヤーウェルテッド製法で製作されています。

グッドイヤー製法は修理のしやすさと高い耐久性というメリットがある反面、重く返りが良くないという弱点があります。

それを補うのが、前半分を柔らかいライニング(裏革)で袋仕立てにした、軽くて返りが良いボロネーゼ製法です。

この靴は2つの製法の良いとこ取りで作られています。

前回ご案内した外ハネ SA810にも同様のボロネーゼ式グッドイヤー製が採用されています。



今回のホールカットはグラデーションのあるライトグレーに染色されました。

手染めにより、胴部中央の薄いグレーがつま先の先端部に向け少しづつ濃くなっています。

クロコ革の靴でこの色は他所ではあまり見られないのではないでしょうか。



踵部も胴部のライトグレーからちょっとだけ濃くなったグレーです。

尚、こちらのドレス靴のサイズは24.0cmです。



このホールカットのクロコドレス SA808も5月11日(土)から伊勢丹新宿店で始まる「紳士ファッション大市」に出展予定です。

ご興味いただいたお客様のご来店をお待ちしております。

2024年5月8日水曜日

クロコドレス靴 最後の2足 その1

前回のここのブログ記事で、クロコスニーカーのカラーオーダー受付終了に際し、在庫のクロコ革クラストで製作したスニーカーをすべてブラックに染色したとお伝えしました。

クロコドレス靴 Shikibuの受付も終了していますが、こちらもクラスト革の靴が在庫に2足残っていましたので、スニーカー同様すぐに販売できる様、色を付けることにしました。

多くのお客様はご存じと思いますが、Shikibuの方もご注文後に手染めのカラーオーダーでご用意しますので、お好みの色でグラデーションや複数色使いが可能です。



今回ご案内するクロコドレスの1足目は、シャープなヨーロピアン調の外ハネタイプ SA810です。

ご覧の様に、グレーが甲部先端に向け濃くなっていくグラデーションにしました。



後部踵も濃いグレーになっています。



斑の模様を見てクロコ革に精通された方はお分かりになると思いますが、片足それぞれの甲部中央に見る左右対称はクロコ革の中心部が充てられています。

これには片足にクロコ革を1枚、つまり1足に2枚を必要とする贅沢な使い方をしています。



この型は、個人的にはこのサイドからのビューが一番カッコ良いと思っています。

ソールのコバ部はあえてブラックにせず、ナチュラルな透明感のあるブラウンを選択しました。

ヒール部の革の積み上げが良くお分かりいただけると思います。



この靴のサイズは25cmです。



このクロコドレスにご興味のお客様がいらっしゃいましたら、5月11日(土)から伊勢丹新宿店で始まる「紳士ファッション大市」に出展しますので、ぜひご来店ください。

2024年5月3日金曜日

カラーオーダーの最後はブラック

染色前のクラスト革で先にクロコスニーカー no. 2979を成形しておき、注文後にカラーリストがお客様のお好みの色に染色するというダーミのカラーオーダー

その色付けは手染めで行なわれるので、グラデーションや複数色使いが可能なのですが、弊社ではその特別注文も既に受付を終了しています。

しかし、そのカラーオーダー用の染色前クロコスニーカーが少し在庫に残っていましたので、すぐに販売できるようにと色を付けて準備することにしました。

さて、それらを何色にしようかとずいぶん悩んだのですが、最後はグラデーションも複数色も施さず、真っ黒なブラックを選択しました。



アッパーのクロコ革をモノトーンのブラックにすることで、他のどの色との組合せよりも真っ白なソールと平ヒモとのコントラストが強くなり、良い商品に仕上がったと思います。



サイズ39、40、41、43という4足でご用意しました。



これらの商品は、5月11日(土)から伊勢丹新宿店で始まる「紳士ファッション大市」に出展する予定です。



気になったお客様は、「紳士ファッション大市」の期間中に本館6階 催事場にぜひお立ち寄りください。