2021年12月6日月曜日

先日のオーダー会でのこと

ここのブログでもご紹介しておりますが、先日、地方でクロコスニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会を行なってきました。



私どもダーミジャパンはワニ革を使った靴とバッグのメーカーですので、クロコスニーカーのオーダー会には一部バッグの展示もしております。

そのオーダー会ではブルーのボストントートを売り場に持ち込んだのですが、お一人のお客様がこのバッグにご興味をお持ちいただいた様でした。

「ご興味をお持ちいただいた様でした。」と申し上げましたのは、たまたまそのお客様がご来店された際、私を含めたダーミの販売員が10分程売り場を離れていた時だったからです。

他の靴の販売員さんがご対応されたのですが、詳しいご説明ができず、「後ほど、担当者が戻ります。」とご案内されたとのこと。


その後、しばらくお待ちしましたが、一旦売り場を離れたお客様がお戻りになることはありませんでした。

大事な時には起こりがちなのですが、売り場を外してしまった10分間が悔やまれます。



このバッグはカブセ部、持ち手、中央のベルト、底部のラインにワニ革、胴部に牛革が使われたボストントートです。

一番の特徴は手染め染色により、バッグ中央の明るいコバルトブルーが、左右両端に向かい少しづつ濃くやがてネイビーになるというグラデーションが施されていることです。


こちらが染色前の状態。

ここから専門家の手により、色付けされていきます。


私どもからご説明ができていれば、ボストントートを嫁に出すことができていたかも知れないと思うと、何とも残念です。

2021年12月2日木曜日

クロコスニーカーオーダー会 岩田屋本店 本館5階 紳士靴

 


12月3日(金)から5日(日)までの3日間、福岡天神の岩田屋本店 にて、イタリア製クロコスニーカー〈ダーミ〉パターンオーダー会を行います。

場所は、本館5階 紳士靴売り場なります。

福岡でのダーミのオーダー会は1年ぶりとなります。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2021年11月28日日曜日

ワニ革はなぜ高い

明日、お取引先で数名の販売員さんにダーミのクロコスニーカーについて、ご説明することになりました。

ダーミの商品説明に入る前に、「ワニ革はなぜ高額なのか」というお話をしようと思い、その内容を簡単にまとめてみましたので、ここで皆様とも共有させていただきたいと思います。


まず、ワニ革はなぜ高額かという大きな理由の一つとして、流通が制限されており、絶対数が少ないので希少価値が高いと言うことがあります。

なぜ流通が制限されているかというと、ワニは絶滅危惧種として、ワシントン条約で保護されているからです。

条約でそれらを大きく分けると、2種類に区分けされ、規制されています。

一つは付属書 I(Appendix I)と呼ばれる種で、絶滅の恐れがあり、取引きはできません。

もう一つは付属書 II(Appendix II)で、現時点では絶滅の恐れはないものの、規制をかけないと絶滅の可能性がある種です。

付属書 IIに属するワニ革は、輸出側の行政機関(日本で言えば経済産業省)がCITESと呼ばれる輸入許可書を発行することで、国際取引が可能となります。

元々数が少ないところに更に規制がかかり、供給量が少なくなると、宝石などと同様に値段は上がります。


ワニ革がなぜ高額かの二つ目の理由として、飼育方法に手間と時間がかかるということがあります。

革が取り引きされるワニのほとんどは養殖で、ワニが生息できる気温や環境は限られており、養殖場では空調や水温まで細かな管理が必要です。

そして、高級な革として販売するためにはそれらのワニを集団で育てることはできません。

ワニは戦闘動物なので、集団で育てるとケンカをしてしまい、お互いにキズを付け合うと、その革の価値は下がります。

ワニ革は一級、二級などその等級の選別には、キズの有無が大きく影響します。

ですから、高級な革にする場合、ワニを一頭づつ個別のプールで育てなければならないのです。

製品として多く使用される横幅が30cm台に育てるまでに、およそ3年程かかります。

大きめのバッグなどに使われる横幅50や60cmのワニに育てるには何十年も必要と言われます。

尚、大きく分けたワニの種類は次の五つで、流通量もこの順番です。

ミシシッピーワニ(アリゲーター)、ナイルワニ、シャムワニ、ニューギニアワニ(ラージクロコ)、イリエワニ(スコールクロコ)


三つ目の理由は、ワニ革となる前のなめし技術や染色工程に専門的な知識が必要で、元々限られた流通量を加工する工場の数が牛革など他の皮革に比べ少ないこと。

加えて、最終製品の作製にあたっては、縦長の限られた面積からの採り都合、また表面の凹凸と丸や角の斑(ふ)のある特殊素材の裁断や縫製に、専門職人の技術が必要なこと。

これらが、製品価格を押し上げます。


こう言ったハードルを越えて製品となった靴、バッグや革小物。

型押しなどの模造品とは比べられない、相応の誇らしくご自慢いただく理由があります。

2021年11月21日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2021 no. 8



表題に「パターンオーダーで受け賜わりました」と書いてありますが、実はこれは自社で独自に用意した商品紹介用のサンプルです。

スクラブ(Scrub)というベージュとブラウンを混ぜ合わせた様な色で、パターンオーダーではよくごご注文いただきます。




他にもご選択がある中、お客様がクロコ素材を使ったスリッポンをご購入いただく理由の中には、「クロコが好き」、「高級品が好き」、「レアものが好き」などいくつかあると思います。

そして、それらを象徴するのが他の皮革にない表面の「斑」の模様です。

ご存じの通り、斑はクロコ革を裁断する部位によって、丸や角が大きかったり小さかったりと形状が異なります。

専門家はその部分的な形を見るだけで、どこの部位を切り取ったものかを瞬時に見分けます。



何度かお伝えしていますので、ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、弊社の靴は右の片足と左の片足を見比べると、斑が必ず左右対称になっています。

これは同種同サイズのクロコ革を2枚用意し、それぞれから対象となる部位を裁断しているからです。




さて、このスクラブですが、少し落ち着いたファッションにはよく合うと思います。

かと言って、ジジくさい訳でもなく、他にあまりない色なので、めずらしい分、それがより「オシャレー」に見えるのだと思います。



派手さはありませんが、地味過ぎるでもないスクラブ。

ぜひ、次回のパターンオーダーでのご注文にいかがでしょうか。

2021年11月16日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2021 no. 7



パターンオーダーでご用意したクロコスリッポン DAMI(ダーミ) no. 3625ホワイトです。

スリッポンは、弊社のパターンオーダーでは割とよくご注文いただくスタイルです。




踵までの一枚つながりではありませんが、甲部に大きく迫力のあるクロコ革使いをしています。



甲前部が長めなので、足が靴に深く入り、履き口に入れた厚めのクッション材が足を保護し、安定した快適な履き心地をご提供します。



どうせなら定番のラインナップに加えてはどうかというお声もいただきます。

弊社のスニーカーの方ではホワイト、レッド、ダークグレーの3色を定番色にしています。



しかし、スリッポンは色を限定して在庫を持つよりも、パターンオーダーで少しお時間はいただきますが、お客様のお好みの色でご用意させていただきたいと思っています。



ホワイトのクロコスリッポンも良いのですが、秋冬は少し固めに濃いブルーやブラック、春にはオシャレにオレンジやピンクのクロコ革などでいかがでしょうか。


次回、私が個人的にオーダーするのであれば、薄いグレーか濃いめのグリーンが欲しいと思っています。

2021年11月13日土曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2021 no. 6


こちらはパターンオーダーでご注文いただいたクロコスニーカー DAMI(ダーミ) no. 3357ブライトンブルーです。


no. 3357は、甲部、ハネ部、ベロ部、踵部にクロコ革を、胴部にヤギ革のイントレチャートを使った素材コンビのスニーカーです。



実はこの no. 3357は、通常のパターンオーダーリストには載っていない商品なのです。

いわゆる裏メニューの様な存在です。



もちろん他のスニーカーのパターンオーダーと同様に、24色からお好みの色をお選びいただけます。



弊社では、「こういったことはできませんか?」とお客様に尋ねられると、可能な限りそのご要望にお応えしたいと思っています。

クロコとヤギ革イントレチャートのコンビのパターンオーダーは、そう言ったお客様の声にお応えしたカスタマーセントリックな商品です。

2021年11月10日水曜日

高島屋 横浜店 6階紳士靴 その2


本日11月10日(水)より、高島屋 横浜店にて、イタリア製クロコスニーカー〈ダーミ〉と、フルクロコダイルのドレス靴〈シキブ〉のオーダー会が始まりました。


場所は、駅前広場側から入店すると、一番近いエスカレータAを6階で降りた左正面の紳士靴売り場です。

今回の高島屋 横浜店でのオーダー会では、ダーミのすべてのメニューが一ヶ所に集中展示されています。



まず、正面の下段に右からクロコスニーカー no. 2979レッド、ダークグレー、ホワイトの3色、外ハネブライトンブルー、内ハネブラウンのドレスタイプと左側に定番が並びます。


右側面の棚には左からクロコスリッポン、ミドルカットを含んだパターンオーダーによるサンプルが続きます。


そして、中央上部手前にカラーオーダーのスニーカーと、奥にドレス靴3型を展示しています。



また、今回は5階のメンバーズサロンの入り口に並ぶガラスケースにもダーミのスニーカーとシキブドレス靴が展示されています。


今回のオーダー会は、11月23日(火)まで行なわれる予定です。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。