2022年5月24日火曜日

クロコドレス靴 SA808 ダークグリーン


クロコドレス靴 Shikibu SA808 ホールカットをダークグリーンでご注文いただきました。


甲の先端に向けダークグリーンが更に濃くなり、ブラックに近くなるグラデーションになっています。


単調な野暮ったさから解放され、多様な場面に活用できるクロコのダークグリーン。


フォーマルな濃いめのスーツにはもちろん合わせやすいと思います。

例えば、その一日を靴の日に決めてしまい、上下をできるだけ単調なモノトーンで、足元だけを注目のワンポイントに強調してもいいのでは。



また、カジュアルの日には、ロールアップしたジーンズなどに合わせると、その贅沢使いが一目置かれるオシャレに。

その際は、気を使いながら大事に履くのではなく、何気に普段使いを装う方が、そのカッコ良さをより演出することになると思います。



同色に染色したベルトも同時に受け賜わりました。


クロコというレア素材を色で楽しむ。

お客様にワクワク感をお届けしたいという、この商品を企画した当初の頃を思い起こさせる今回のご注文でした。

2022年5月20日金曜日

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会 阪急メンズ大阪 その2


5月25日(水)から31日(火)までの1週間、梅田の阪急メンズ大阪1階紳士靴売場にて、クロコスニーカー〈ダーミ〉クロコドレス靴〈シキブ〉のオーダー会を開催いたします。

(上段画像は、前回の阪急メンズ大阪でのオーダー会の様子です。)

〈ダーミ〉では、定番のクロコスニーカーに加え、パターンオーダーカラーオーダーをご用意します。


クロコドレス靴〈シキブ〉からは、ホールカットローファー外ハネの3型を10色の中からお選びいただき、ご注文を受け賜わります。



また、ホールカット SA808のヌバックの展示も準備する予定です。


画像は、ブラックのクロコ革をヌバックにしたものですが、ダークブラウンやワイン、グリーンなどもヌバックでご注文いただけます。



クロコ革をヌバックにするという贅沢さですが、ホールカットに限らず、ローファーや外ハネのドレス靴でご用意することも可能です。


皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2022年5月19日木曜日

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会 阪急メンズ大阪 その1


5月25日(水)から31日(火)までの1週間、


梅田の阪急メンズ大阪1階紳士靴売場にて、



■素材  : ワニ革1種類 24色
■デザイン: 6型(ローカット4型、ミドルカット2型)
■価格  : 220,000円から
■お渡し : 約3ヶ月



今回のオーダー会では、〈ダーミ〉から新作のクロコスニーカーをご用意いたします。

シャープなフォルムに、これまでと同様、クロコ素材を使った履き心地の良い大人のカジュアルシューズです。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2022年5月17日火曜日

個性的なクロコドレス靴『Shikibu』が登場



クロコドレス靴 〈Shikibu〉を、紳士靴の専門雑誌「LAST」のWeb版でご紹介いただきました。

https://lastmagazine.jp/?p=20142

これまで、クロコスニーカー 〈DAMI〉の方は多くのメディアでお取り上げいただいておりますが、<Shikibu>がメジャーな専門メディアで掲載されたのは初めてです。

事前の詳細な打合せもなく、私どもからはリリースノートを提出しただけだったのですが、商品特性を簡潔にうまくまとめていただいています。

普段は「あーだ、こーだ」と注文をつけてしまう私ですが、今回の内容に付いては大変満足しています。

ぜひ一度、ご覧になってください。

2022年5月16日月曜日

カラーオーダーでご用意しました2022 no. 2


今回のカラーオーダーも、良い感じで上がってきました。


カラーオーダーは、染色前のワニ革でスニーカーを作製し、専門職人が手染めにより色付けする、主にはオーダー会などイベントでご案内する特別メニューです。

オーダーの際にお客様のご要望を伺いながら配色を考えていきますので、その方のイメージされた色使いを製品に反映させることができます。


さて、今回のご依頼では、これまでにない画期的な色付けになっていると思います。

甲部先端のみに濃いバーガンディーを配し、それが胴部方向に少しづつ薄くなっていくグラデーションです。

しかし、これまでの染色と大きく異なるところは、胴部にかかるところから薄くなったバーガンディーが中央部では完全になくなり、染色前のオリジナルの白いクラストになるのです。


胴部中央では白いワニ革ですが、後部では踵のT字部だけにバーガンディーを色付けしています。

そして、よく見るとお分かりいただけるのですが、染色されたT字部も上から下に向けて薄くなるグラデーションなのです。


カラーオーダーの初期設定では靴ヒモは白い綿の平ヒモですが、染色と同様にバーガンディーの革ヒモにしたいというお客様のご要望にお応えしました。


今回のカラーオーダーには、バーガンディーが良い選択だった思います。

グラデーションがとてもよく生かされています。


このクロコスニーカーは今週お客様先へお届けとなります。

作業的には結構込み入った内容でしたが、ご依頼通りに完成したと思います。

お客様が喜んでいただけることを心から願っています。

2022年5月13日金曜日

新型クロコスニーカー no. 1807


2022年春に発表したダーミの新型クロコスニーカー DAMI no. 1807。

no. 1807は新たな木型で準備しており、これまでの弊社のクロコスニーカーに比べ、形状がシャープになり、軽量になりました。



製法は、染色前のワニ革でアッパー部を先に組み、ドラムでかき回して染色する製品染めです。

ワッシュタイプと呼ばれ、革がとても柔らかくなり、快適な履き心地をご提供します。

ワニ革素材による見ための高級感と、優しいフィッテングの両方を兼ね備えた大人のスニーカー。




軽くて、柔らかく、シャープな新型のクロコスニーカーをぜひお試しください。

色: ブラック、ライトグレー

サイズ: 39~43

2022年5月8日日曜日

レターパックライト

書類などを送る際、私が良く使う郵送用のパッケージでレターパックというものがあります。

郵便局で用意されている郵送料を含んだ特定封筒で、表の送り主と送り先の欄に住所と名前を記述するだけで簡単に送ることができます。

封筒にはおよそA4サイズまでの書類を入れられ、粘着テープで封を閉じれる様になっていて、とても便利です。


種類は、レターパックプラスとレターパックライトの二つがあります。

赤いパッケージのレターパックプラスは520円で、重量が4kg以内であれば、配達員さんが送り先に対面で手渡してくれます。

青いレターパックライトの方は370円で、こちらも4㎏以内なのですが、レターパックプラスとの大きな違いは送り先の郵便受けに届けるというところです。

郵便局員さんの話によると、郵便受けの受け口に通すために、レターパックライトは厚みが3cm以内という制限があるそうです。

レターパックプラスとレターパックライトのどちらにもそれぞれの封筒に固有の番号が付いており、追跡ができるようになっています。 




さて、先日のことですが、レターパックライトで書類を送った際、厚みが3cmをほんの少しだけ超えていた様で、戻ってきたことがありました。

相手先の郵便受けに入らないと困るということで制限を設け、それを超えていたからと、弊社オフィスの郵便受けに返却されていたのです。

しかし、ウチの郵便受けに入るなら、送り先の郵便受けにも入るだろうと憤慨した私は間違っているでしょうか。


その後に、自分のところの郵便受けの受け口の幅を測ったところ、3.5cmでした。

きっと他の郵便受けも同じくらいの幅なのだろうと思います。

1、2mm超えたくらいでは、郵便受けに入らない大きさではありません。

それくらいであれば、逆にノギスや特定の治具などで測らないと、3cmを超えているかどうかなど、正確には分からないでしょう。

もし返却前提のチェックのためだけにわざわざ計測しているのであれば、本末転倒ではないかと、郵便物の送り届けを生業にしている日本郵便さんにお尋ねしたいところです。

2022年5月5日木曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2022 no. 4 Volcanic Rock


こちらのクロコスニーカーは、パターンオーダーでご注文いただいた DAMI no. 2979ヴォルカニックロック(Volcanic Rock)です。


パターンオーダーでは、スリッポンやミドルカットを含めた6型のクロコスニーカーを、色見本24色の中からお選びいただきご用意いたします。

ヴォルカニックロックは、その内の1色です。


Volcanic Rockは、「火山岩」と訳され、もう少し詳しい説明では「マグマ由来の岩石(火成岩)のうち、急激にマグマが冷えて固まったもの。」となっています。

Volcanicは、volcano(ヴォルケーノ/火山)の形容詞形で、辞書で引くと「火山の」、「火山性の」、「火山作用による」と出てきます。

ですから、そのあとにRock(岩)を付け、火山岩と簡単に言ってしまっても正しいのですが、他にもう少し情緒的な表現があるようにも思います。


Volcanic Rockとつぶやいてみてください。

なぜか私は、その音に響きの良さを感じ、オシャレな飲食店の店名やミュージシャンのバンド名にしても良いように思ってしまいます。


クロコスニーカーはただでさえ存在感があり、パーティーなどに履いて行くと、気付いた人たちとの間で注目となり、そこからうまく運ぶと話題の一つになりやすいアイテムです。

その革の柔らかさや製法、また斑の形や大きさについて説明できると、話に花が咲きます。

そして、その色について聞かれたりすると話題はより広がり、このスニーカーを受け取られたお客様はヴォルカニックロックを選んで良かったと思っていただけるかも知れません。

更に、アリゲータやクロコダイルなどワニの種類やその生態についても話が進めば、ご興味いただいた人達との話は尽きないでしょう。


ただし、人の家にお邪魔したパーティーだと、日本では玄関で靴を脱いでしまいます。

せっかくクロコスニーカーの話で場を盛り上げようと目論んでいても、話題のマトが玄関に残ってしまっては、きっかけがつかめなくなってしまうかも。

そう言った場合は、脱いだスニーカーを玄関の一番目立つところに置いて、帰り際には一番最後に外に出る様にしてください。

「この靴なに?」、「誰が履いて来たの?」といった声が先の方から聞こえて来るかも知れません。

もしもの場合は、自分が一番先に玄関に行き、大声でそれを自身で言ってしまうのも一興です。

その際は、笑いを誘うのもお忘れなく。

2022年5月4日水曜日

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会 伊勢丹新宿店 その4


現在、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階紳士靴にて、クロコスニーカー〈ダーミ〉フルクロコダイル革のドレス靴〈シキブ〉のオーダー会が開催されています。


実は、本日から商品の展示内容が少し変わっています。


ハイエンドコーナーと呼ばれるエリアに入ってすぐの棚4段を全面使い、ダーミとシキブを展示させていただきました。


ダーミは2011年から伊勢丹 新宿店で販売しています。

しかし、今回はゴールデンウィークのイベント期間中とは言え、これほど大きくスペースをいただき、商品を並べたのは初めてです。

いつも私どもをサポートいただいている皆様のおかげと、心より感謝申し上げます。


このオーダー会は、5月10日(火)まで行なわれます。

皆様のご来店をお待ちしております。

2022年5月3日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2022 no. 3 TAN

もう少しすると暑い暑いと言って、外出時には太陽からの日差しを避けながら街中を移動する季節がやって来ます。

ここ何年も私はアウトドアを楽しむ活動をしていないせいか、日に焼けて肌の色が変わるということがありません。

子供の頃は海水浴やら山に行っては川遊びだので、毎年夏になると日に焼けるものでした。

この数年間は、コロナのせいで海や山に連れて行ってもらえず、その時期にしか作れない日焼けの思い出を奪われてしまった子供たちがいると思うと、少し哀れに感じてしまいます。



さて、上段画像は、パターンオーダーでご注文いただいた弊社のクロコスニーカー DAMI no. 2979のタン(TAN)です。


タンは「日に焼ける」や「褐色」という意味を持ちますが、革を扱う業界では「なめす」という意味も含まれます。

今回は色を表しているので、その意図をくみ取って訳すと「日に焼けた肌」の色となるでしょうか。



タンは一般的な靴にはあまり見かけませんが、ファッション的には合わせやすい大人向けのシャレオツな色です。



今回の仕上げ職人さんは上手で、単色のドラム染色にもかかわらず、甲部先端のワックス掛けで良い感じのグラデーションを出しています。

パターンオーダーの場合、組み上げたアッパー革をドラムに入れて染色する際に、革ヒモも一緒に入れて、同色にすることができます。

ただ、染料の色にもよるのですが、革ヒモの方が染料の吸収が良いようで、革ヒモの色がワニ革よりも少しだけ濃いめに出ることが多いようです。



ダーミクロコスニーカーでは複数枚のワニ革を使って、複数足のスニーカーを作りますので、常にそうなるとは限らないのですが、踵部には小さな斑の部位が来る傾向があります。

靴がより締まって見えるからではないかと思います。



さあ、これから始まる太陽の季節に、日焼け色と呼ばれるスニーカーで夏を満喫していただければと思います。



日焼けと聞くたびに、いつも思い出すことがあります。

まだ学生の頃、留学先のクラスで南米出身の同級生が、週末遊びに行って日に焼けてしまったと話ながら近寄って来たことがありました。

私が「どこを?」と聞いてしまったものだから、彼女は「あなた分からないの?」と顔を近づけて見せようとした仕草が記憶の隅からよみがえります。

時間の経過とともに、会えなくなってしまった当時仲が良かった何人かの内の一人。

奇跡でも起こらない限り、もう会うこともないと思いますが、元気にしているでしょうか。

南米の人に多い、少し濃いめの肌のかわいい女子でした。


ルイザ、ごめん。

あの時の私は、本当に日焼けしていることに気付かなかったのです。