2020年11月27日金曜日

伊勢丹新宿店 メンズ館 ダーミオーダー会 その1



12月2日(水)から15日(火)までの2週間、伊勢丹新宿店にてクロコスニーカー DAMI〈ダーミ〉及びフルクロコ革ドレス靴〈シキブ〉のオーダー会が行なわれます。

場所は、メンズ館地下1階 紳士靴です。

今回シキブでは、片足にワニ革の中心部を裁断し、1足に2匹分のワニ革を使う贅沢なホールカットのドレス靴に加え、新作のフルクロコのローファーをご用意いたします。

どちらも手染めでお好みの色に染色するカラーオーダーでのご案内となります。

濃淡のあるグラデーションや2色使いが可能となります。


皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2020年11月25日水曜日

今季最後の新作はクロコのローファー

最近の世の傾向でしょうか、腰をかがめて靴ヒモを結んだり解いたりするのが面倒というお客様のお声をよくお聞きします。

スニーカーさえも靴ヒモがないタイプが流行ったりしています。



さて、弊社では10月28日にご案内したホールカットのクロコドレス靴に続き、革底ドレスのクロコローファーを発表いたします。



ホールカットのドレスと同様に、こちらも染色前のワニ革クラストで先に靴を成形し、



お客様のお好みの色に染色の専門家が後から色付けするカラーオーダーでのご用意となります。

手染めですので、ドラム染色とは異なり、濃淡のあるグラデーションや2色使いで色をお選びいただけます。



第一号として準備したローファーは、



ブルーです。

先端に濃いめのブルーを配し、胴部に行くごとにそのブルーが少しづつ薄くなり、踵に移るとまた濃くなるというグラデーションになっています。



一見細身に見えますが、足幅の広い方にも気持ち良く履いていただける様に、この国内生産のマッケイ製法によるローファーは3Eで作られています。



一足目はブルーになりましたが、レッドやブラウン、また少し遊び心をもってオレンジ色のクロコローファーも良いかも知れません。



このローファーは、12月2日(水)から伊勢丹 新宿店メンズ館地下1階の紳士靴で開催されるオーダー会でお披露目となります。

来春向けにぜひ、お好みの色でご注文ください。

ブランド名: シキブ

品番: SA809

サイズ: 24.0~27.0㎝

2020年11月19日木曜日

許されざる募金

時々私は百貨店で行われるイベントなどで、販売応援という立場で紳士靴売り場に立たせてもらっています。

これは先日百貨店で私どものオーダー会が開催された時のお話です。


20歳代とおぼしき若い男性が私の前に現れ、「マスクが欲しいんですけど、どこで手に入りますか?」と聞いてきました。

現在は、どの百貨店でも入店されるすべてのお客様にマスクの着用をお願いしていますが、その男性はマスクをしていなかったのです。

しかし、百貨店の紳士靴売り場に来て、マスクの入手について聞かれても、通常その用意はありません。

もし私なら、まず一旦外に出て、薬局を探します。

しかもその男性は前のめりにツバキを飛ばさんくらいの勢いで話しかけてくるので、そのことが他者に与える影響よりも、自身のマスクの有無がより優先事項だったのでしょう。

どの様にご案内すれば良いか困っている私を見かねた近くの女性販売員さんが「こちらにどうぞ」と言って、その男性を売り場の奥に案内されて行きました。

しばらくすると、その男性は手にしたマスクの包装フィルムをはがしながら、私の目の前を通り過ぎ、マスクを着けて立ち去りました。

結局、靴売り場に用はなかったのです。


のちに助け船を出してくれたその女性販売員さんにお礼を言いに行き、どの様な対応をされたのかをお尋ねしました。

その女性販売員さんによると、売り場の奥のカウンターに医療従事者さん向けの募金箱があり、募金をいただいた方にマスクをお渡ししているとのことでした。

先ほどのお客様に、「100円でも50円でも良いので募金をいただければマスクを差し上げます。」とお伝えしたところ、その男性は募金箱に1円を入れてマスクを持っていかれたそうです。

その男性にとって、まずはマスクの入手が重要だったとは思います。

しかし、医療従事者さん達に感謝の意を表わす募金に最低金額の1円は、私には理解できませんでした。

その日のその後に、その男性が何かを購入したり、食事をされたりするのであれば、その1回を諦めてでも医療従事者さんに敬意を払って欲しかったと思ったのです。


他の募金であれば、私はそこまで言いません。

新型コロナウィルスの感染が広がり、医療従事者さんたちの受け取る報酬に見合わない過酷な労働や、自らを感染の危険にさらすリスクへの恐怖、更には風評被害からの差別による心的疲労。

一般の人には想像しづらい内容です。

そこに1円はないでしょう。


しかし、ここで「ハッ」と気付きました。

人のことに文句を言っている割に、自分自身は医療従事者さん達に何もしていないことを。

マスクは受け取りませんでしたが、マスクの金額分よりチョット多いくらいはその募金箱に入れておくことにしました。


医療従事者の皆様、大変な状況の中ご苦労様です。

直接お伝えすることはできませんが、感謝の気持ちは忘れていません。

いつもありがとうございます。


 

2020年11月18日水曜日

キリキリ、ポンポン、ピリピリ、イライラ、ガリガリ、ホッ

出張先のイベントが最終日となる前日の夜、就寝しようと電気を消しベッドに入ったのですが、ホテルの隣りの部屋から「キリキリ」という音が聞こえてきました。

もの凄い歯ぎしりをする客がいるものだと、腹いせに壁を「ポンポン」と叩いてみました。

鉄筋十数階建てのホテルの壁ですので、音が響く訳などありません。

しかし、私はそこから眠れなくなってしまいました。


ここにきて新型コロナウィルスの第三波などと言われ、感染者数が増えた影響か、ご来店のお客様数が少なく、せっかくのイベントが不発に終わりそうで、気がきではありません。

そして実は、昨日から右の下腹部が乾燥肌か敏感肌なのか「ピリピリ」と痛み始め、そこも気になって仕方ありませんでした。

精神的、肉体的を含め、不安なことがいくつかあり、そこにくだんのキリキリで「イライラ」が増幅してきました。


キリキリの音をよく聞いてみると、ギリッ、ギリッのようでもあり、ガリッ、ガリッのようにも聞こえます。

そして、だんだんその音が大きくなり、「ガリガリガリ・・・・・・・・・」と続くようになり、完全に無視できないレベルになってきました。

歯ぎしりでこの音は無理だろうと、カーテンを開け外を見てみると、遠くの方で道路工事を始めている作業員さん達の姿を確認できました。

仕方なく、ホテルのフロントに電話をかけ、どうにかならないかとお尋ねすると、公共事業なのでホテルからはどうにもできないとのこと。

耳センを貸しましょうかと言われましたが、それで逆に朝起きれなくなる方が心配でもあり、お断りしました。


いつの間にか時間は過ぎてしまい、テレビをつけると、松山英樹が8アンダーの13位、ダスティン・ジョンソンが前人未到の通算20アンダーで優勝目前。

明日朝は荷物をまとめチェックアウトをしなければなりません。

本来万全の状態で臨むべくイベント最終日のお客様対応も心配です。

こんな状態で、大丈夫でしょうか。


ところで、キリキリを最初は隣りの宿泊客の歯ぎしりと疑ってしまいました。

大変失礼いたしました。

間違っても文句を言いに行ったりせずに良かったと、後から「ホッ」とした私でした。

 

2020年11月9日月曜日

阪急メンズ大阪 ダーミオーダー会



11月11日(水)から17日(火)までの1週間、大阪梅田の阪急メンズ大阪にてクロコスニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会が行なわれます。

場所は、1階紳士靴売り場です。

クロコスニーカーのパターンオーダーカラーオーダーに加え、今回はクロコドレス靴のご注文も受け賜わります。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。



こちらは前回行われたオーダー会の様子です。

2020年11月4日水曜日

岩田屋本店 ダーミオーダー会


11月6日(金)から8日(日)までの3日間、福岡天神の岩田屋本店にてクロコスニーカー DAMI(ダーミ)のオーダー会が行なわれます。

場所は、本館5階紳士靴売り場です。

定番のクロコスニーカーはもちろんのこと、パターンオーダーカラーオーダーを含めた特別メニューをご用意いたします。

福岡でのダーミのオーダー会はしばらくぶりです。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。


こちらは前回行われたオーダー会の様子です。

2020年11月3日火曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2020 no. 8



クロコスニーカー no. 2979をパターンオーダーでご注文いただきました。

今回パターンオーダーですが、実はこのご注文はカラーオーダーでもあるのです。


と言うのも、お客様からスニーカーの色はブルーのグラデーションでのご要望をいただきました。

グラデーションは専門職人による手染めのカラーオーダーでしか実現できないのです。



そして更に、ソールをブラックで欲しいとのリクエストも受け賜わりました。

通常の no. 2979のカラーオーダーの場合、染色前のワニ革クラストでご用意しているスニーカーを、ご注文の色にお染めする前に一度お客様にお試し履きをしていただいています。



しかし、弊社ではこのカラーオーダー用のクロコスニーカーはすべてホワイトソールでご用意しているのです。

ですから、ブラックソールでご要望の場合、クラスト状態でブラックソールの付いたスニーカーをまず最初にパターンオーダーで作製するしかありません。

そして、ブラックソールのスニーカーが完成した後に、手染めでグラデーションを付けるという順番になります。

ちなみに、パターンオーダーはお好みのスタイルを、ソールのホワイトかブラックかを含め一からイタリアで作製します。

カラーオーダーは、事前に用意したクラストのクロコスニーカーに国内でお好みの色に色付けする特別メニューです。



さて、この工程をお客様にご了解いただき、パターン&カラーオーダーで、ブラックソールのクロコスニーカーをブルーのグラデーションでご用意させていただくことになりました。



今回、靴ヒモもソールに合わせたブラックですが、伸縮性のあるエラスティックレースを付けていますので、靴ヒモをほどかずにスニーカーを脱ぎ履きできるようになっています。

カッコ良く、快適です。 


ところで、今回の内容は事前にクロコスニーカーのパターンオーダーとカラーオーダーにご興味いただき、内容を把握していないと、理解は難しかったのではないでしょうか。

初めてお読みいただいた方にとっては何のことか意味不明だったかも知れません。

申し訳ありませんでした。