2022年11月30日水曜日

本日の〈ダーミ〉と〈シキブ〉伊勢丹新宿店

本日11月30日(水)から、伊勢丹 新宿店にて、クロコドレス靴〈シキブ〉のオーダー会が始まりました。


上段画像は、現在のメンズ館地下1階紳士靴での展示の様子です。

最上段左から、クロコドレス靴〈シキブ〉ホールカットSA808レッド、外ハネSA810オレンジ、ローファーSA809ブルーが並びます。

そして、その右にはクロコ革を起毛させたヌバックのホールカットとローファーを展示しています。

展示のヌバックはブラックですが、他に6色からお選びいただくことも可能です。


上から2段目には、定番のクロコスニーカー〈ダーミ〉が並びます。

左から、新型の no. 1807ライトグレーとブラック、外ハネドレススニーカー no. 3604ブライトンブルー、クロコスニーカー no. 2979レッド、ダークグレー、ホワイトです。


3段目にはパターンオーダー、最下段には、カラーオーダーをご用意しています。


伊勢丹では、価格改定前の最後のオーダー会となります。

皆様のご来店を心からお待ちしております。

2022年11月24日木曜日

〈シキブ〉クロコドレス靴 オーダー会 伊勢丹 新宿店


11月30日(水)から12月13日(火)の2週間、伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階紳士靴(03-3352-1111 代表)にて、クロコダイル革のドレス靴〈シキブ〉のオーダー会を開催いたします。


-〈シキブ〉/オーダー会 -


■デザイン: 3型(ホールカット外ハネローファー

■価格  : 275,000円から

■お渡し : 約4カ月


ホールカットでは、1足に2枚のクロコ革を使用し、斑の整った中心部を贅沢に片足にあてます。

染色前のクロコ革クラストで靴を成形し、専門家の手染めにより、10色の中から濃淡のあるグラデーションが可能となります。

また、クロコ革をヌバック加工したレアな素材では、7色からお選びいただけます。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2022年11月21日月曜日

〈ダーミ〉/〈シキブ〉クロコシューズ オーダー会 そごう大宮店


11月25日(金)から27日(日)までの3日間、そごう大宮店6階紳士靴売場(電話: 048-657-7263)にて、クロコスニーカー〈ダーミ〉クロコドレス靴〈シキブ〉のオーダー会を開催いたします。


今回のオーダー会で、〈ダーミ〉から新作のクロコスニーカー no. 1807をご用意いたします。

シャープなフォルムに、クロコ素材を使った履き心地の良い大人のカジュアルシューズです。


クロコドレス靴〈シキブ〉からは、ホールカットやローファーをお好みの色でご用意するカラーオーダーとともに、クロコ革を起毛させたヌバックでのご注文も受け賜わります。



こちらは前回の大宮店でのオーダー会の様子です。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2022年11月20日日曜日

ジェイアール名古屋タカシマヤ 紳士靴売場 リニューアルオープン


ジェイアール名古屋タカシマヤ 7階紳士靴売場(電話: 052-566-8186)の改装が終了し、11月18日からリニューアルオープンしました。


クロコスニーカー ダーミ (DAMI)の展示も新しくなっています。

今回から、新型の no. 1807もラインナップに加わりました。

名古屋でダーミをご用命の際には、ぜひジェイアール名古屋タカシマヤへお出かけください。

2022年11月19日土曜日

赤と銀の巨人の物語

ようやくビデオで見ることができました。

いい年をして、と思われるかも知れません。

しかし、テレビシリーズの第一話をリアルタイムで見た世代としては、何十年経った今でも主人公が同じ形で描かれていることに、感慨深いものを感じます。


当時との大きな違いの一つは、胸の真ん中にカラータイマーがないことでした。

これまであまり気にしていませんでしたが、宇宙人とは言え、体に丸い発光体が付いていて、エネルギー不足になると赤く点滅するということに、なくなって初めて不自然さを認識しました。

見慣れてしまうと、ない方が断然に良いのです。

映画では、体の赤い部分がグリーンに変化しました。


あとは飛ぶ時ですが、以前はまず空を見上げ、掛け声とともに垂直上昇し、その後の飛行時のカットは両手両足を伸ばして、何もない空を水平に飛んでいくというのが普通でした。

今回は、敵を追いかけるために斜めに飛び上がり、空中で格闘し、時にはビルの間を飛び抜けるなど、多様な形態を見ることができました。

CGなど映像技術の向上の成せる技です。


不満を言うとすれば、「かいじゅう」だとか「かとくたい」などの見慣れた漢字に別の当て字が使われ、無意味で不要に感じたところです。

オリジナルを大切にすべきところもあり、そこは重要だと思いました。


以前ヒットしたアニメを再構成してリバイバルしたり、実写化したものがこれまで多くありましたが、そのほとんどにがっかりしてきました。

それらに比べ、今回は結構良かったのではないでしょうか。

2022年11月16日水曜日

クロコドレス 品番 SA810 デルビー


クロコドレス靴 Shikibuの3型目は、外ハネ式。

品番は、SA810です。



シューレースを通すハネ部が甲の上に縫い合わされているので、外側に大きく開く外ハネは、通称デルビー(またはダービー/derby)やブルーチャー(blucher)と呼ばれています。

デルビーはハネの形状が競馬のゲートに似ていることからついた名称、またブルーチャーは外ハネを初期に軍靴として用いた頃の考案者の名前が由来とのことです。

内ハネ式に比べ、外ハネ式は履き口がより広がるので、脱ぎ履きしやすく、軽快感も相まって、よりカジュアルな印象を持ちます。

一方、甲革一体型でハネ部が閉じた内ハネ式は、必要以上に開くことなく、閉ざされた内部は外から見え難く、上品でエレガントと言われます。



弊社のSA810は、外ハネの開くという機能よりも、デザイン的にカッコ良さを優先した外ハネらしからぬ外ハネタイプです。

そのシャープな形状は、以前にご紹介したホールカットのSA808と同じ木型から生産されます。



この外ハネタイプはSA808ホールカットと同じく、片足にクロコ革の斑の形が一番キレイな中心部が充てられるので、1足にワニ2頭分の革を使用します。



このドレス靴も他のShikibuと同様に、染色前のクロコ革クラストでまず靴を成形し、後に専門家が染色しますので、お好みの色をお選びいただき、グラデーションや2色使いで受け賜わります。



この靴の製法は、ボロネーゼ製法の軽く返りが良いところと、グッドイヤー製法の耐久性が高く修理しやすいという、双方のいいとこ取りしたボロネーゼ式グッドイヤーウェルテッド製法です。



クロコドレス靴 Shikibuは、次の日程で今年最後のオーダー会を行なう予定です。

伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階紳士靴
11月30日(水)~12月13日(火)

三越日本橋本店 本館2階紳士靴
12月14日(水)~12月31日(土)

2023年年始から少し値上げをさせていただきますので、ご検討のお客様へはお早めのご購入をお勧めしております。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

2022年11月13日日曜日

クロコスニーカー no. 1807 カラーオーダー


今年発表した新型のクロコスニーカー no. 1807について、現行の定番2色の次なる展開として、カラーオーダーの可能性をこれまで何度かご案内してきました。

カラーオーダーとは、染色前のクロコ革クラストで先に靴を成形し、専門家がお好みの色に手染めする商品です。



まだ正式なメニューとして発表していませんが、既に一部のお客様へブラウンブルーでご用意させていただきました。


基本的に染色する色は、これら11色の中からお選びいただくことになります。

ご案内できる現物のサンプルがまだないので、皆様にイメージいただくにあたり、イラストを描いてみました。




まず、 PURPLE(パープル)でご用意した場合は、この様なクロコスニーカーになると思います。

クロコ革でパープルに色付けしたスニーカーはかなりユニークで、周りの人と差別化されたオシャレをご希望の方におススメです。




続いて、ORANGE(オレンジ)。

こちらは色落ちしたデニムやカットソーなどラフにくずしたオシャレの中に、ここぞと1点光る歯止めのアイテムとして、クロコのオレンジはお役に立つかも知れません。




そして、GREEN(グリーン)の場合はこんな感じでしょうか。

ジャケパンなどのビジネスカジュアルでお出かけの際、足元をカッコ良くグリーンのクロコでキメていただけると思います。


もちろんカラーオーダーですから、グラデーションや2色使いでのご要望も受け賜わります。

現在のno. 1807は、ブラックとライトグレーが定番で、カラーオーダーはまだ裏メニュー的存在です。

ご希望の方は、「no. 1807のカラーオーダー」とご用命ください。

2022年11月11日金曜日

価格改定のお知らせ


クロコスニーカー DAMI(ダーミ)は、2016年から現行価格を維持してまいりました。

しかし、昨今の世界情勢による部材の高騰や円安の影響により、価格を改定せざるを得ない状況となってしまいました。



また、同様の理由により、クロコドレス靴 Shikibu(シキブ)も価格改定を行なわせていただくこととなります。


改定時期は、来年1月からを予定しております。

何卒皆様のご理解を賜りたく、お願い申し上げます。


現在、クロコスニーカー DAMIクロコドレス靴 Shikibuをご検討いただいているお客様へは、お早めのご購入をお勧めいたします。

尚、詳細に付きましては、ダーミジャパンへお問合せください。

2022年11月5日土曜日

ローファーがようやく自分の靴になりました


画像は、弊社のクロコローファー SA809です。

このローファーは、染色前のクロコ革クラストで先に靴を成形し、お客様のお好みの色に手染め染色していくという、前回ここでご案内したクロコホールカット SA808と同じカラーオーダーです。


最近ローファーがファッション誌でもよく取り上げられたりで、ちょっとしたブームの予感もあり、普段ローファーを履かない私ですが、自身用にSA809を1足購入してみました。

腰を曲げて靴ヒモを結ぶ必要がなく、サッと履いて出かけられるので、便利ではあります。

しかし、ローファーはレースアップの靴と違い、靴ヒモでキツメやユルメに結んで調整ができない分、足に合わないと大変なことが今回よく分かりました。


足の形は人によって千差万別なところに、決まった形で設計された木型から作られるローファーが誰にでもピッタリ合うかということ自体、最初から疑問のあるお話なのかも知れません。

もし購入したローファーが足に合わない場合は、無理して履かず、調整を行なうことをぜひお勧めしたいと思います。


ここからは、私のローファーを調整した経緯をご案内させていただきます。

通常、レースアップのドレス靴やスニーカーは25.5cmを履く私ですが、どういう訳かローファーだと25.0cmになりました。


前後の縦サイズはピッタリで、履いてすぐはそうでもなかったのですが、しばらくすると右足のベルトの位置の甲の骨にあたる1点が痛くなり始めたのです。

それを更に長く履いていると、痛みで歩き方にさえ支障が出る程になり、何らかの調整が必要だと実感しました。

まず、靴と足の間にクッションになるものを入れ、痛みを緩和させようと、薄めのタンパッドをベロ部の下に貼り付けました。

タンパッドを入れた当初は良い感じに思えたのですが、しばらくすると甲部が圧迫され過ぎて、あまり快適でないことに気付きます。

仕方がないので、甲のあたる部分を中心に高さ方向に革を伸ばすためのストレッチを行なうことにしました。


本来修理工房などでは柔軟剤を使う様ですが、私はストレッチさせたい部分の内側を水で濡らし、少し革を柔らかくして、自作のストレッチャーに一週間入れておきました。

靴の形が崩れるのが嫌だったので、時々ストレッチャーから出して、少しずつ様子を見ながら行ないました。

一週間後、甲部は痛くなくなる程には広がりましたが、踵に少し隙間ができるようになってしまいました。

靴内の容積が少し大きくなった分、踵側に余裕ができてしまった様なのです。


そこで、次に中敷きを入れることにしました。

まず、足全体の全敷きを入れましたが、あまりしっくりとは来ません。

前半分や踵部などといろいろ組合せて試した結果、前半分だけのクッション性のある中敷きを2枚入れ、その上に革を一枚貼ると、踵の方もピッタリ合って、良い感じになったのです。

ローファーがようやく自分の靴になった瞬間でした。


今ではレースアップ並の心地よい圧迫感があり、走っても踵は浮かず、とても快適です。



これは少し前のお話ですが、靴の販売の場でご案内したお客様から、自分にピッタリサイズの靴しか買わないと言われたことがあります。

新品で買ったものを、わざわざ中敷きやストレッチで調整するのは性に合わないとの事でした。

その方のお気持ちは良く分かります。

しかし、ローファーに限っては、ビスポークでもない限り、その木型が最初から自分の足にピッタリ合うという可能性は、あまり高くはないと思います。


また一方では、高額なブランドものを買ってしまい、足に合わないローファーを修行だとか試練だと言って、無理して履き続ける方もいらっしゃいます。

もしローファーを履きたい場合は、最も自分の足の形状に近いサイズを選び、それをうまくフィットする様に調整するまでが必要なプロセスだと、今回私は改めて学習した次第です。

2022年11月3日木曜日

クロコドレス 品番 SA808 ホールカット


靴を購入されるお客様が、その型紙までご覧になる機会はあまりないのではと思います。

まだ靴への関わりが薄い頃、私自身初めて靴の型紙を見て、本当にこの形を組み立てることで靴ができるのかと、内心不思議に思った記憶があります。


さて、こちらは弊社のクロコドレス靴 SA808の型紙です。

一枚つながりのホールカットですので、ベロ部以外は革から一枚で抜き取られ、その革は踵部一箇所で縫い合わされます。

何枚かの革で構成された革靴であれば、部品が分かれている分、裁断にあたっては、うまく取り都合を考え、革全体の面積をより有効に使用するため、抜き型の配置に選択を持つことができます。

しかし、ホールカットの場合、革の上にひとつの型を置いて抜くだけですので、あまり選択に余地がありません。



ワニの革の表面にはその最大の特徴である「斑」と呼ばれる鱗模様があり、革を縦方向で見て、中心に並んだ四角い斑が外側に向け少しずつ小さくなっていき、端の方では丸みを帯びてきます。

ひとつの革製品をワニ革で作る時、一番贅沢な革の採り方は、斑の中心部をその製品の真ん中にあて、左右対称の斑がやがて小さく丸くなるところまでを一枚で表現できていることです。

そういう意味では、この靴は、まず型紙がキレイに納まる適切なサイズのワニ革が選択され、片足に丸々その一枚の中心を充てています。



ご覧いただける通り、靴の中心にワニ革の左右対称が始まる一番キレイな中央部が充てられた、継ぎ目のない一枚つながりのホールカットとなっています。

結果、この採り方では1足に2枚のワニ革を使用しなければなりません。

また、クロコドレス靴 SA808の大きな特徴のひとつとして、染色前の脱色されたクラスト革で靴を成形していることが上げられます。



クラスト革で靴を先に作り、ご注文後、専門家がお客様のお好みの色に染色していきます。

ドラム染色とは違い、手染めですので、濃淡のあるグラデーションや2色使いが可能となります。

レッドやワイン、ブラウン、オレンジ、グレー、ブルー、グリーンなどを革見本からお選びいただけます。



こちらはワイン色をご選択いただいた、SA808です。

これまでクロコのドレス靴と言えば、大手メゾンでも素材が高額になる分、そのバリエーションは少なく、上位モデルにブラックやダークブラウンで用意するのが相場となっていました。



これからは、クロコという高級素材を使って色で遊んでみるというのも、ひとつの大人のオシャレにしていただければと考えています。



染色に付きましては、革見本以外の色でも、私どもダーミジャパンでは可能な限りご相談に応じます。

こちらは少し濃いめでとのご要望で受け賜わったモスグリーンのホールカットです。



もちろんご希望いただければ、この様な光沢のあるブラックもご選択のひとつです。

これはこれで、かなりカッコ良いのですが。

2022年11月2日水曜日

一瞬息が止まった

その瞬間、呼吸ができなくなりました。

10秒から20秒の間、腰が折れ、うつむいたまま、動けませんでした。

商品をお取扱い先に届けに行く途中、地下鉄を降り、改札を抜けた地下道。

正面から若い男性が歩いて来ていたので、人混みの中で人が一人通れる程の間隔を、その彼より先に抜けようと速足ですれ違った瞬間、腹部に衝撃を受けたのです。

ここまでの大きなダメージを受けたのは久しぶりでした。

前回最後にこんな思いをしたのは、いつのことだったでしょうか。

痛みとともに、過去の記憶がよみがえってきました。

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それは、まだ私が20代前半の頃、週3で通っていたサンフランシスコの道場でのこと。

忙しいを言い訳に3カ月程さぼり、久しぶりに参加した練習が終わった後、乱取りをしようと声を掛けられました。

いわゆるスパーリングのことで、そこではパンチンググローブを付けた突きや蹴りがOKのフルコンタクトで行なわれていました。

相手は、私より少し背の高い白人男性。

一度も口を聞いたことがない相手にいきなり対戦しようと誘い掛けて来るのは、誰とでも話しを始める選り好みの少ないアメリカ人気質からなのだろうと、その時は思いました。

間合いを詰めて、サイドキックばかり仕掛けてくる単調な攻撃に、「こんなの簡単には当たらんだろう」と舐めた相手に気を抜いた一瞬の出来事でした。

思いっきり蹴ってきた踵が私の腹部に刺さり、しばらく息ができなくなってしまったのです。

サイドキック。

専門用語で「足刀」(そくとう)と言われる、膝を一度胸元まで持ち上げ、背筋(はいきん)をそらして横に踵から打ち出す蹴り技のひとつ。

こんな一発で面子を潰されては恥ずかしいと、なんとか呼吸を整え対戦再開。

なぜか道場の先生が遠巻きにこちらを気にかけているのが横目に入りました。

久しぶりに練習に出てきた私が大丈夫なのか、それとも相手がケガをしないか、そのどちらかまたは両方を心配している様子でした。


気分をとり直し、ここで素早く構えを左前から右前へとサウスポースタイルに転身。

相手に合わせた対角の左前対左前で対戦していましたが、私は右利きにもかかわらず本来右前の方が得意だったからです。

少し戸惑った相手に間を与えず、動きやすくなった右足から下段の回し蹴りでふくらはぎへ一発。

そのローキックに気を取られたスキに、蹴った右足を着地と同時に踏み込んで、上半身の回転とともに右拳の順突きを鼻がしらにもう一発。

この間、ほぼ1秒。

そばで先生が思わず「やった!」と一言。

うまくやったの「やった」なのか、ついにやってしまったの「やった」だったのかは、結局のところ分からずじまい。

白人特有の高い鼻がアダになったか、相手は顔面を両手で覆い、しゃがんだまましばらく動きませんでした。

そして、もう止めようということになり、先生からちゃんと礼をして終えなさいと言われ、合掌礼の後「Thank you」を交わし合い、そのスパーを終了しました。


その次の回の練習日に、時々話をするまあまあ仲の良い黒人男性が私に近づいてきて一言。

Hey, did you break his nose?(お前、奴の鼻をへし折ったんかい?)

前回のその白人男性と私のスパーが、道場では少し話題になっていた様なのです。

話をよく聞いてみると、誰にでもスパーを挑んでき、配慮の足りない蹴りをガンガンに仕掛けてくるやんちゃな白人男性に、私がヤキを入れたように皆は思っていたのでした。

最後に息が止まる程の衝撃を受けた、懐かしい思い出です。



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さて、地下道での衝撃に話を戻します。

狭いところを先に抜けようと、私は足を速め、ぶつからない様に体を斜めに開いたところに、前から来た相手も歩く速度を上げ、私に肘を入れてきました。

予想外の一瞬で避けられもせず、双方の速度が重なった勢いをまともに腹部に喰らい、冒頭の状態に至ったのでした。

もしワザとでなければ、彼は立ち止まって、状況を確認したのではないかと思うのですが、その気配はありませんでした。

私はお腹を抑えたまま、歩く速度を落とさず、反対方向にどんどん進んで行く後ろ姿を見送るほかありませんでした。

「商品さえ持っていなければ」、「急所に入っていなければ」と、言い訳は思い付きましたが、何もできなかった自分自身に、ずいぶん柔らかな性格になったものだと感心しきりでした。


「ベージュのコートのお前、今度会った時には覚えてろよ。」

2022年11月1日火曜日

クロコスニーカー DAMI 名古屋常設販売店

ここのブログ記事で過去3回に渡り、東京都内でのクロコスニーカー ダーミ (DAMI)の常設販売先をお伝えしてきましたが、今回は愛知県名古屋市になります。

ご案内するのは、ジェイアール名古屋タカシマヤです。

JR名古屋駅に隣接しており、名古屋駅で下車後、改札を抜けると、数分とかからずにお店にたどり着ける大変地の利の良い百貨店です。

靴(紳士)売場は、7階の紳士服フロアーにあります。

ただし、靴売場はただ今改装中で、11月18日(金)がリニューアルオープンとなっています。



改装中ではありますが、ジェイアール名古屋タカシマヤでは現在もクロコスニーカーの販売は仮設スタンドで継続されています。

中京地区でダーミをご用命の際には、ジェイアール名古屋タカシマヤへぜひご来店ください。

所在地
〒450-6001 名古屋市中村区名駅一丁目1番4号

電話番号
052-566-8186