2022年10月31日月曜日

クロコスニーカー DAMI 都内常設販売店 その3

一昨日からご案内していますクロコスニーカー ダーミ (DAMI)の都内常設販売先の3店目は、伊勢丹 新宿店です。

紳士靴売り場は、本館に隣接したメンズ館の地下1階にあります。



ダーミの展示は、紳士靴売り場の一番奥にあるハイエンドコーナーと呼ばれる高級靴ゾーンの更に奥のオーダーサロン内です。


現在は、上段のクロコドレス靴 Shikibu から、ダーミの定番パターンオーダーカラーオーダーまでフルラインの展示となっています。

時々、展示場所がクラシックゾーンと呼ばれる隣りのエリアに移る場合もありますので、もし見つからない時は販売員にお尋ねください。

所在地
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1

電話番号
03-3352-1111(代)

2022年10月30日日曜日

クロコスニーカー DAMI 都内常設販売店 その2

今回ご案内するクロコスニーカー ダーミ (DAMI)の都内常設販売先2店目は、三越日本橋本店です。

紳士靴売り場は、本館の2階にあります。

三越日本橋本店の本館中央部は1階から5階までが吹き抜けになっており、その2階にあたる部分にパイプオルガンが設置されていますが、紳士靴売り場はその反対側(裏側)に位置します。



シューシャインバーのあるブロックの両端に一箇所ずつ縦長のガラスケースが二つ設置されていますが、ダーミはその一方に展示されています。

三段のガラスケースの上段には、クロコ革と定番クロコスニーカー no. 2979に加え、その紙型を黒バックのパネルに貼り付けて展示しています。

片足にさえ、結構広めな面積のワニ革を必要とするのがお分かりいただけると思います。

所在地
〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1

電話番号
03-3241-3311(代)

2022年10月29日土曜日

クロコスニーカー DAMI 都内常設販売店 その1

クロコスニーカー ダーミ (DAMI) の東京都内の常設販売先は、現在3店あります。

今回ご案内する最初の1店は、有楽町にある阪急メンズ東京です。

館内に入り、5階まで上がると、フロアー全体が紳士靴売り場です。

登りのエスカレータを降り、左のジョンロブと右のジミーチュウの間を進むと、前方やや右の方向にスニーカーワールドと呼ばれるエリアがあり、ダーミはそちらに展示されています。



所在地
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2丁目5番1号

電話番号
03-6252-5267(スニーカーワールド)

2022年10月26日水曜日

今になって「断絶」を聞くと

井上陽水の初期の作品に「断絶」という曲があります。

先日偶然、耳にする機会に恵まれました。

メロディーとテンポが良く、私の好きな一曲です。


その一番の歌詞では、夜中に近くの公園でデートして愛を確かめ合っていると、相手のオヤジが出てきて、娘は嫁入り前で近所でおかしな噂が立つと言われるのです。

この曲を最初に聞いた時、私はまだデートをしたことがない子供でしたが、「将来、彼女ができた時、相手の父親が出てきて叱られたらどうしよう、怖いなー。」という思いでいました。

しかし、何十年かぶりにこの歌詞を聞いてみると、父親はごく当たり前のことしか言っていないということに気付くのです。


まず、夜中に娘に会いに来るのが非常識。

近所まで来たなら家に来て、きちんと家族にも挨拶くらいするのは礼儀。

おかしな噂を立てられるような行動をされると迷惑なのは、当然のこと。


二番になると、その歌詞はさらに過激で、オヤジに分かってもらえないのであれば、どこかへ逃げようと相談するのですが、そこにまたオヤジが現れます。

そして、「駆け落ち家出は絶対いけない、なぜなら娘はまだまだ子供だ」と言われます。


相手の親に分かってもらえないからどこかへ行こうというのは、極端に身勝手な解決策。

娘が子供でなかったとしても、駆け落ち家出はその娘を育ててきた親にとっては絶対にいけないこと。

そして、交際相手の親を「オマエのオヤジ」と呼ぶこと自体、十分失礼な話です。


子供の頃はこう言う発想には至りませんでした。

その曲を聞いて、同じ人間が異なる年代でこんなにも正反対の感想を持つようになるとは、不思議なものです。


さて、「断絶」は作者の実体験からできた曲なのでしょうか?

チャンスがあれば、ぜひ伺ってみたいものです。

忘れずに追記しておきますと、私は陽水のファンです。


2022年10月24日月曜日

クロコスニーカー no. 1807 カラーオーダーのブルー


今年の4月に販売を開始した新型のクロコスニーカー no. 1807を、ブルーでご用意しました。


10月6日のここの記事で、no. 1807のカラーオーダーの第一号として、グラデーションのついたブラウンをご案内しています。


そして、こちらもカラーオーダーによる染色前のクロコクラスト革で成形した靴に色付けしたブルーです。


今回のクロコスニーカーも、甲部先端と


踵に少しだけ濃いめのブルーをにじませています。



また、10月17日のカラーオーダーをお伝えした記事では、そのメリットは主に2つあるとご案内しました。

一つは、手染めにより、グラデーションや2色使いが可能なこと。

二つ目は、クラスト革でできたスニーカーを事前にご用意することで、染色前に現物を履いて確認でき、そこからは色を付けるだけになるので、1ヶ月程でお客様にお届けできるということです。



そしてもう一つ、前回の記事でお伝えしていないメリットとして、手染めで色を付けるので、限りなくお好みの色に近づけられるということがあります。

革と染料をドラムに入れて、グルグル回して染色する場合、細かな染料の量、気温や湿度などのパラメータによって、多少の色ぶれが起こる可能性があり、ロットによる個体差がでたりします。

しかし、カラーオーダーの場合、専門家が色を作り、手で染めていきますので、ほぼ間違いなく指定した色に染め上がってきます。




no. 1807の在庫にある定番色では、ブラックとライトグレーをご用意しています。



準備にもう少しお時間をいただくことになるかも知れませんが、もしこれらの2色以外で新型の no. 1807をご希望の場合は、カラーオーダーでとご依頼ください。

2022年10月23日日曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2022 no. 13 Natural


上段画像は、ダーミでは最も定番型のクロコスニーカー no. 2979を、パターンオーダーのメニュー24色の中から、ナチュラルという色をご選択されたお客様にご用意したものです。


本来は「自然の」という意味になりますが、実際の弊社のナチュラルはホワイトとベージュの中間の様な色です。

ナチュラルという名称からこの色になったと言うよりは、この色をナチュラルと呼ぶように決められたと思うくらい、名称にさほど意味はないようです。



ホワイト系の薄めの色をご希望の方で、しかし真っ白は嫌で、ホワイトを少し外したいというお客様には、ファッションに合わせやすいナチュラルはお勧めです。


黒か白か、右か左か、縦か横かなどの極端な割り切りではなく、ナチュラルと言いながら、その完全に振り切れないベイグなところがこの色の魅力です。

他の人が見てその色自体は分かっても、何色かと言うのはすぐには特定できないという面白味はあると思います。



クロコ革をスニーカーにするというのは、まだあまり周知されていない結構レアな贅沢です。

素材が分かる方は見てすぐクロコと認識されるでしょうが、



これまでに見たことない方にとっては、何の革だろうかと考えてしまう場合もあるでしょう。

そこにこのナチュラルという色が重なると、更に不思議な思いに至るかも知れません。



狙ってみてはいかがでしょうか。

2022年10月21日金曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2022 no. 12 Slip-on Black


アッパーをクロコ革のブラック、更にソールもブラックでご用意しました。

パターンオーダーでご注文いただいたクロコスリッポン no. 3625です。

私にとっては、先にやられてしまったという感じです。



以前のここのブログでもご案内しましたが、今年はスリッポンを良くご注文いただきます。

そして、それらのほとんどがホワイトソールです。



ブラックのアッパーでも、ホワイトソールとの組合せでは、今年だけでも既に何足か受け賜わっています。

アッパーがブラックの様に濃い色だと、白いソールがオシャレなワンポイントになるのです。

今はやりのファッション系レザースニーカーのソールはホワイトが主流です。

しかし、今回のご依頼は、アッパー、ソールともにブラックです。



もちろん、私もこれまでこの組合せを考えないではありませんでした。

渋めのファッションに合わせると、深くなじみ、その存在を必要以上に主張せず、しかし何気に落ち着いて見ると、クロコ革を気付かせるスリッポンなのです。



カジュアルスタイルで夜の街に出かける時、お酒のテーブルを前に、深くゆっくり座って組んだ足の先に、当たり前のようにあるとカッコ良い一足。

ここはスニーカーよりはスリッポン。

スムースレザーにホワイトソールよりも、クロコのブラックソール。



主力のレギュラー選手ではありませんが、ここぞと言う時に出てきて存在感を示すピンチヒッター的でしょうか。

大人のオシャレのひとつだと思います。

2022年10月20日木曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2022 no. 11 Dark Gray


弊社の特別メニュー パターンオーダーから、定番型のクロコスニーカー no. 2979を、ダークグレーでご注文いただきました。

今回のリクエストは no. 2979のハトメと履き口付近の中央部だけを薄く淡いグレーで、スニーカーの外側に向け大きく濃いグレーになるというグラデーションです。

画像では、少し分かりにくいかも知れません。



一見単色のクロコスニーカーの様ですが、実は今回のこの細部への配色は、パターンオーダーと手染め染色のカラーオーダーとの組合せという手の込んだ工程を経て実現しています。


濃いめのアッパーに合わせ、アウトソールはブラックが選択されています。


革の靴ヒモもブラックです。


これまで受け賜わってきたカラーオーダーによるグラデーションと言えば、甲部先端と踵ににじむ様な濃い色が、中央の胴部に向けて双方から薄くなるという配色が最も多い選択でした。

しかし、今回のご依頼では濃い色の中に、分かるか分からない程度におさめられたグラデーションが斬新で、魅力のひとつになっています。

とても自然で、良い感じに仕上がったクロコ革のスニーカーになっていると思います。



踵方向からの視点だと、濃いモノトーンのグレーです。


これまで、お客様から特にこうしたいというリクエストがない場合、既存のあるものにならうというのが普通でした。

今後はパターンオーダーや自由度の高いカラーオーダーを使い、アイデアを練って、固有の配色で他者との差別化を図るというのは、一つのオシャレのポイントかも知れません。

聞いたところでは、お客様は今回のオーダー前に、最終デザインのイメージをスタイリストさんとご相談されていた様です。

2022年10月19日水曜日

ボージョレ・ヌーヴォの第一便

ボージョレ・ヌーヴォの第一便が羽田に到着したというニュースがTVで流れていました。

フランス人がこれを聞いたら、どう思うのでしょうか。


ボージョレ・ヌーヴォの解禁日は、毎年11月の第3木曜日午前0時です。

今年2022年は11月17日(木)。

日付変更線の関係上、「フランスよりも8時間早く解禁になる」というキャッチコピーは有名です。

これまで、このことに関するコメントをここのブログでも何度も書いてきましたが、更にここでもう一度。


ボージョレ・ヌーヴォは、フランスのボージョレ地区で生産される、早期熟成が売りの、居酒屋ではガブ飲みする安ワインです。

その年の秋に収穫されたブドウが、同年にはワインとして出荷され、翌年には持ち越されません。

大量に消費されるので、利を求める生産者は我先にと出荷するのですが、十分に熟成されずに瓶詰された粗悪品が流通しない様、その歯止めとして解禁日が設定されたのです。

これを先に飲めるからと言って、早期の空輸で高額になった安ワインを有難がって飲むのは日本人だけです。


日本企業からの出張者がフランスで高級レストランに招待され、相手先のホスト側からワインは何にしますかと聞かれた際、ワインに精通しない日本人が唯一知り得る銘柄でよく応えるそうです。

「ボージョレ・ヌーヴォ」と。

食への深いこだわりを持つ国民性を前に、現地在住の通訳さんなどはその場にいたくないと思ってしまうそうです。


国内ではワインは食生活に浸透し、既に結構な時間が経ちます。

バレンタインのチョコレートの様に、業界の企画にまんまと乗せられていると言うことにそろそろ気付くべきではないでしょうか。

国際社会にTVニュースで恥をばら撒かない様。

最低でも、フランス人に笑いものにされない程度には。


 

2022年10月17日月曜日

新作クロコスニーカー no. 1807 カラーオーダー


上段画像は弊社の新作クロコスニーカー no. 1807を、染色前のクロコ革クラストで作製したものです。

なめした後、脱色した状態のクロコ革でスニーカーを成形しており、ここから専門職人の手によって、色付けすることになります。

弊社では「カラーオーダー」という名称で用意しているイベント用の特別メニューで、これまで定番のクロコスニーカー no. 2979のクラスト版では多くの染色を行ってきました。



このカラーオーダーのメリットとして、まず専門家による手染めの色付けをしていきますので、濃淡のあるグラデーションや2色使いが可能になります。

お好みの色をお選びいただき、配色を楽しんでいただけるのがまずひとつ。



そして、私どもではクロコ革クラストで作ったスニーカーを在庫していますので、染色前に一度現物を履いて、サイズや履き心地をご確認いただくことができます。

サイズに問題なければ、後はそのクラストスニーカーに色付けしますので、商品を仕上げるまでに約1ヶ月という、オーダーにしてはやや短納期でご用意できることもあります。




時々、お客様の中には、このクラストの色のままでお履きになりたいと言う方がいらっしゃいます。

色を付けていない、脱色されたクロコ革ですが、見かけはホワイトなので、世に白いクロコ革の商品があまりないということもあり、珍しいとは思います。



しかし、クラストの場合、無化粧と同じ状態です。

そのまま履いて外出してしまうと、本来ジュワっと染料が染み込んでいく代わりに汚れが入り込んでしまい、それが取れなくなってしまいます。

更に、傷も付きやすいでしょう。



クラストのままお履きになりたいといったご希望を受け賜わった場合、私どもでは透明な溶剤で革の表面をコーティングし、汚れ防止を行なって、お渡しすることにしています。

ただ、あまりこれをお勧めしてはおりません。


本来は染料を入れて完成させるカラーオーダーですから、たとえ汚れ防止を施したとしても、革に色が入っていない分、経年による変色は心配です。

過去何年かの間、結構な人数のお客様にコーティングをしてお届けしていますが、おかしな色になったと言うお話は伺ってはおりません。


ご覧の通り、色の付いていないクロコ革はキレイです。

しかし、できればクラストのままよりは、極薄いグレーでも入れていただき、甲部先端や踵に向け少し濃いくなっていく様なグラデーションをご提案したいところです。

2022年10月16日日曜日

インターネット接続と電話番号変更のお知らせ

皆様ご存じの通り、インターネット接続回線は大きく分けて「ADSL」と「光」の2つがあります。

弊社では、しばらくの間ADSLで契約していました。

ADSLは電話回線を使用したデジタル通信です。

電話回線を使うので、導入にはあまり手間がかからない半面、メタルケーブルを使用した電気信号のため、NTTの基地局から遠い程、通信速度とノイズによる安定性に影響が出ます。

これに対し、光では光回線の中に光信号を通して行われるので、物理的な距離の影響を受けない高速通信が可能となります。

私どもも早めに光に切り替えたかったのですが、建物の中まで光回線が届いていないということで、プロバイダーからは工事が必要と言われていました。

費用と手間がかかるので、「つながるのなら良いじゃないか」と切り替えを今日まで先延ばしにしてきました。

しかし、何らかのトラブルが発生するたびに、サポート窓口の電話対応オペレータからは、「ADSLは古い技術だから仕方ありません」などと言われ、何度も憤慨す思いをしてきました。

そして、そうこうする内にとうとうプロバイダーからADSLサービス終了の連絡が届き、その終了日が近づいて来たのです。

重い腰を上げ、光に移行する手続きに着手したのですが、工事の関係で揉めてしまい、スムースな意思疎通ができず、このプロバイダーとは契約解除したいと憤慨すまでに至ってしまいました。

しかし残念かな、どうあがいてもそれができない理由が2つあったのです。


ひとつは、提供されているメールアドレスです。

プロバイダー契約とは違うところで、そのメールアドレスを使いあちらこちらでIDとして登録しており、簡単に変えることができません。

もちろん、プロバイダー契約を他社に切り替えると、このメールアドレスは使えなくなります。

もうひとつは、050から始まるインターネット電話番号。

引越しても半永久的に同じ番号が使えるということでしたので、このインターネット電話番号を会社の電話番号に使っており、名刺やカタログにも載せていました。

光への切り替えにあたり、そこから現地調査などを含め2週間程を経て、最終的に出てきた回答は、結局光ケーブルは部屋まで届けられないというものでした。


そこで第3の選択として、最近盛んに宣伝されている「置くだけで簡単、コンセントをさすとインターネットが使える」という契約が存在していました。

ちゃんとした名称はあるのですが、ここではそのサービスを仮に「〇&×」としておきます。

この〇&×だと、無線接続にもかかわらず、通信速度は光よりも更に早く、PCやタブレットへの初期設定は必要なものの、本当に機器を置くだけでその日からネットが使用できるのです。

メールアドレスも継続して使用できるのですが、ただ1点残念なことに、050から始まるインターネット電話が使えないのです。

断腸の思いでしたが、インターネット電話番号を諦め、〇&×を契約することにしました。

そういう訳で大変恐縮ではございますが、お客様におかれましては、下記をご了解いただけますよう、お願い申し上げます。

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お客様各位、

平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、私どもダーミジャパンはこれまで、050から始まるインターネット電話の番号を連絡先とさせていただいておりました。

今後、この050の番号が使えなくなりますので、お電話によるお問合せは次の番号へおかけください。

03-3793-8665

尚、eメールに付きましては、これまで通りのアドレスでメールをお送りいただけます。

info@dami.jp

ご面倒で恐縮ではございますが、よろしくお願い申し上げます。


株式会社ダーミジャパン


2022年10月15日土曜日

クロコヌバックのベルト


クロコ革のヌバックで、ベルトのご注文をいただきました。

弊社のヌバックは専門の加工場でクロコ革の表面を均一に起毛させるので、毛足が短く、表面がサラサラで肌触りが良く、しっとりと手に馴染みます。

元々マットなクロコ革を毛羽立たせるので、更に質感の良いマット調になります。



当初、私どもでベルトのすべてをご用意する予定だったのですが、お客様の方からご自身のバックルをご利用されたいとのことで、


私どもではベルトの帯部分だけをご用意することになりました。


ブラウンのクロコ革ヌバックは、これからの季節に合った、とても感じの良いベルトになりました。



今年になって、私どもダーミジャパンはヌバックにしたクロコドレス靴のご注文を受け賜わるようになりました。

ローファー、ホールカット、外ハネの3型を7色のヌバックからお選びいただけます。

このドレス靴と同様に、ベルトやバッグ、革小物でも、クロコ革のヌバックでご用意させていただきます。



とてもさわり心地の良いクロコのヌバックですが、本当のことを申し上げると、販売先で展示するヌバック加工した商品は、お客様には素手で触って欲しくありません。

革に手の皮脂が付くと、ヌバック特有のツヤが出てき、更に良い質感を持ち始めるのです。

しかし、この魅力ある経年変化はその商品をご購入された所有者のみがお楽しみいただける特権だと、私は考えているからです。

ただでさえ存在感のあるクロコ革を更にヌバックにした、他にあまりない贅沢なお洒落で、競争相手に差をつけていただけるのではと思います。

2022年10月13日木曜日

パターンオーダーで受け賜わりました2022 no. 10 Brighton Blue


クロコ革の外ハネ&ストレートチップ。

ドレスタイプのスニーカー no. 3604を、ブライトンブルーでご注文いただきました。



前回のここのブログでも、定番のスニーカータイプでオーダーいただいたブライトンブルーをご案内しました。

パターンオーダーでは24色からお選びいただけるので、ブルー系を選択されるお客様は結構いらっしゃいますが、その中でもブライトンブルーは更に人気です。

ブルーは、クロコ革が映える色の様です。




このスニーカーにも、伸び縮みする靴ヒモ、エラスティックレースが取り付けられています。

足を入れると履き口が広がり、スリッポンの様に脱ぎ履きできるので、腰を曲げヒモを結ぶ手間から解放され、時間をかけずに靴を履くことができます。

外ハネ式は形状的にハネ部が無理なく左右に開くので、エラスティックレースが最も機能するのは、このドレスタイプの no. 3604だと思います。

実は私自身でも、エラスティックレースの付いた外ハネのドレススニーカーを保有しています。

外出の際には、玄関先にそれがあると、簡単に履いてしまえるので、足が自然にその靴の方に向いてしまい、ヘビーローテになってしまいます。




ご注文の際にお客様からは、帝国ホテルなどの一流の社交場に履いて行っても違和感のないスニーカーというリクエストをいただきました。

黙っていれば、ドレス靴と見間違える様な、品のあるキレイなブルーのスニーカーに仕上がっています。

どちらに履いて行かれても、恥ずかしい思いをすることは決してないと思います。

近年ファッションはカジュアル化に大幅に傾き、スニーカーだからと言って異を唱える方が、逆にもう時代遅れなのかも知れませんが。




今回のお客様はダーミのクロコスニーカーを日常から履いていただいているユーザーさんでいらっしゃいます。

大変有難く思っています。



しかし、一般の販売店ではダーミのクロコスニーカーを気に入っていただくお客様に出会う確率はあまり高くありません。

なぜなら、高級素材を使った靴なので、まず安価ではないことがあります。

そして、そのお客様が靴のオシャレにご興味があること、エキゾチックレザーが嫌いでないことなど、条件を重ねていくとストライクゾーンは自然と狭くなってしまうからです。

投手であれば相当に良いコントロールを求められ、フォアボールばかり出していると、いつの間にか戦力外になってしまうのはどこの世界でも同じです。

しかし、あまり他に類のない商品でもあり、一度お気に召していただくと、その後は複数足お求めになられる方もいらっしゃいます。



そんな数少ない出会いでも、お気に入りの1足をカッコ良く履いていただくお客様は、この十年で少しずつ、しかし確実に増えてきた様に感じます。

こうした方々に、ダーミは支えられています。