2016年8月21日日曜日

no. 2979のカラーオーダー


こちらは、アッパーがすべてワニ革のローカットスニーカー no. 2979です。
no. 2979の現在の標準色は、ホワイト、グレー、レッドの3色です。
そして、弊社は時々百貨店の催事ベースで、標準色以外にお客様のお好みの色で染色するオーダー会を開催しています。

その際には、例えばこれまでにないイエローやオレンジ、またバーガンディ(ワイン色)と言った普段ではご用意しない色でご注文を受け賜わっています。



オーダー会では、no. 2979の標準の生産方法と同じ様に、染色前のワニ革クラストを裁断縫製し、革部のアッパーを先に作り、それを染色ドラムに入れてそれぞれの色に色付けします。
その後アッパー革をつり込み、底付けし、靴に仕上げます。

このオーダーのスニーカーは、ご注文いただいてからイタリアで作製を開始しますので、3ヶ月ほどのお時間をいただきます。


さて、この9月からは新たなカラーオーダーをご用意いたします。

商品は、これまでと同じようにno. 2979のワニ革スニーカーです。
しかし、これまでのオーダー会でご用意するスニーカーに比べ、染色方法に少し違いがあります。

新たなカラーオーダーは上段の製作工程と同様、染色前のワニ革クラストを裁断縫製し、アッパーを作り上げるまでは同じです。

しかし、そのワニ革アッパーを染色せずにそのままつり込み、底付けをし、スニーカーを作り上げてしまいます。



 その状態で、イタリアの工房から出荷します。
上段の写真がそのスニーカーです。
白に見えますが、実は染色前のクラストスニーカーということがお分かりいただけるでしょうか。

新たなカラーオーダー会では、これを展示し、お客様に履いていただき、サイズを確認いただいた後に、その現物のスニーカーを国内のカラーリストさんに手染めで色付けしてもらいます。
ドラムでの染色の場合、甲部や踵を含めアッパーはすべてが同じ色になります。
しかし、手染めの場合、部分的に濃淡のある染色が可能です。

例えば、薄い茶色から焦げ茶へ、または薄い赤から濃い赤を超えて黒くするなど、お客様のご希望の色にお染することが可能となります。
 
また、国内で染色しますので、これまでのオーダー会でお受けするものよりも早めにお客様へお届けすることが出来るようになります。



 9月からこのカラーオーダーをお受けできるよう、現在準備をしております。


 
 こう言った感じで、3色使いのカモフラージュも可能です。

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