カラーオーダー会のワニ革スニーカー その３



昨日一昨日に続き、本日もカラーオーダー会でご注文いただいたワニ革スニーカーのご案内をさせていただきたいと思います。

 

 

実はこちらは２色使いです。

 

甲部先端と踵にシガーと呼ばれる濃いブラウンを、胴部中央にミディアムブラウンを配し、２色でグラデーションを実現しました。

 

渋めのとてもいい色に仕上がっていると思います。

ファッションに合わせやすそうで、この色はいつか私も自分自身で履いてみたいと思っています。



さて、次はチョットお洒落です。

時々お客様の中にはクラストスニーカーを見て、「色は付けずに、そのままでいいよ。」と言っていただく方がいらっしゃいます。

もちろんそう言ったご要望にもお応えいたしますが、クラストは化粧していない素肌のような状態のもの。

ですから、この風合いを保ったまま、汚れやキズを防ぐためにも表面に薄くコーティング処理をさせていただき、その後のお渡しとなります。



しかし、こちらのお客様は甲部、胴部はクラストオリジナルのままの色で、踵だけに色を付けて欲しいとのことでした。

しかも、踵のＴ字状の小さな部分に赤が上から下に向け薄くなっていくグラデーションをご希望でした。

スニーカー単体としても綺麗な仕上がりになりましたが、きっとお客様はこれを履かれた際に、パンツの裾から見え隠れする踵の気になる赤が想像できていたのではないかと思いました。