2016年5月13日金曜日

ワニ革スリッポン、サイズを履き比べてみました

ここのところ天気の良い日は昼過ぎから気温が上がってきて、もうそろそろジャケットが要らないファッションが始まりそうです。
こうなると、スリッポンの季節です。



こちらのワニ革スリッポンは、弊社の2016年春夏の新作no. 3625です。
色は、現時点ではホワイトのみの販売となっています。

さて、このワニ革スリッポンを自分でも履いてみようと思い、サイズ確認のために履き比べをしてみました。



私の足のサイズは25.5cmです。
ローカットのヒモで締めるスニーカーでは、通常はサイズ41を選択します。



これは no. 3625の靴底です。
弊社のワニ革スニーカーをお持ちの方はこの画像を見てお分かりいただけるかも知れませんが、このスリッポンのアウトソールはヒモで締めるスニーカー no. 2979や no. 3357と同じものです。

スニーカーの木型とスリッポンの木型が同じと言う訳ではありませんが、私のスリッポンのサイズはスニーカーと同様に41か、ヒモで締めない分ひとつ下のサイズではないかと思っていました。



せっかくの機会でしたので、39から42までのサイズを並べて順に履き比べてみました。

まずは、サイズ42から。
サイズ42のセンチの目安は26.0~26.5cmですので、最初から少し大き目なのは分かっていました。

しかしどういう訳か、履いてみると足にピッタリ吸い付くようで、違和感がないのです。
歩いてみても、踵が靴から抜けるということもありません。

実はこれには理由があります。



まず、このスリッポンはつま先から甲部上段にかけて長めに革を使っており、足が靴の中に深く入るようになっています。
そして、胴部中央の履き口から踵に向けて細身に作られているというのが大きな理由です。


また、昨年の早い時期にスリッポンを販売すると決めた後、最初のサンプルが出来上がってきました。
その際、サンプルをベースにして、イタリアの製造サイドにいくつかの修正依頼をしました。



ひとつは、履き口周りの内側にクッション材を多めに入れるようにリクエストしました。
触ってみるとお分かりいただけるのですが、履き口から内側に向けての2cm程がフワフワです。



そして次に、踵の高さを初期サンプルより高めにしました。

この修正により、履き口が柔らかく、歩いても足が靴から抜けにくく、結果として履き心地が良くなるのは分かっていました。
しかし、通常より大きめのサイズを試してみても、ここまでスリッポンが足にフィットするのは、良い意味で想定の範囲外でした。


さて、次に私の通常のスニーカーのサイズである41を試してみました。
つま先側に少しだけ余裕があるものの、違和感はなく、41で良いかなというところでした。


サイズ40も履いてみました。
これは大きくもなく、小さくもなく、ピッタリ過ぎる程フィットするという感じでした。


最後に一応サイズ39も試そうと試みましたが、さすがにスリッポンの履き口が狭いので、足が入りません。
靴を傷めたくなかったので、サイズ39の試着は止めておきました。


最初の予想通り、私のサイズは41か40ということになりました。
履いていくうちに少し革が伸びたりする可能性を考慮すると、40が私のサイズのようです。




これから暑くなってきたら、ポロシャツに短パンを履いて、しかし野暮ったくならない様、崩しの歯止めにワニ革スリッポンを合わせるのは如何でしょうか。

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