例年であれば、私どもは年初フィレンツェの見本市に参加するためにイタリア出張が予定されており、年明けはゆっくりする時間がありません。
しかし、今年のコロナ禍では見本市どころか、イタリアへ出張することもありません。
都知事からの年始の外出自粛要請もあり、今年の正月は朝から自宅で酔っ払って、映画三昧と決め込みました。
まず、一作目は「グリーンブック」。
公開当時の宣伝などから大まかな内容は把握していましたが、いずれは見ておかなければと思う映画の一つでした。
それというのも、知人との会話の中に時々当然のように「グリーンブック的な話」や「グリーンブックの世界」などというフレイズが出てきていたりしました。
その発言の趣旨は分かるものの、実際の映画を見ていないと、細かい内容に話が及んだ時についていけなくなるのが困るかなと思っていたからです。
実話を元に、自身も人種差別の意識を持つイタリア系アメリカ人がナイトクラブでの職を失い、60年代のアメリカ南部を演奏ツアーする黒人ピアニストにドライバーとして参加するという内容。
涙が止まらないという感動はありませんでしたが、一度は見ておいて良かったと感じる作品でした。
二作目は「プライベート・ウォー」。
原作は、女性戦場ジャーナリスト、メリー・コルヴィンの伝記。
被災して病院へ逃げ込んだ民間人を取材するシーンなどは、よく撮れたなと思うほどリアルで、主演女優の演技もすばらしく、映画ということを忘れてしまうほど引き込まれました。
本作は私の一押しです。
エンディングロールではプロデューサーの一人になぜかシャーリーズ・セロンの名前がでてきて、驚きました。
「蜜蜂と遠雷」はピアノコンクールに挑むピアニストたちの物語。
ひとつのコンクールの予選から本選までが描かれた映画で、それぞれのピアニストたち個人の物語が同時進行します。
映画の内容もさることながら、出演者たちの英会話、ピアノを弾く姿など、本来そこだけは作りものと見透かされがちなシーンが自然に描かれていて、日本映画のレベルの高さを感じました。
「バッドボーイズ フォー・ライフ」はバッドボーイズシリーズ3作目、ウィル・スミス主演のマイアミが舞台の警察アクション。
1作目はマイケル・ベイ監督のデビュー作で、前作から17年経ったこの3作目では監督が変わっていました。
派手なアクションと会話を楽しむ娯楽映画といった印象でした。
今日は、「コンフィデンスマンJP プリンセス編」と「ANNA/アナ」を見る予定です。
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