2022年2月14日月曜日

後からつけてもらったポイントと値引き

先日、胃腸薬を買おうと近所の薬局に寄った時のことです。

最近はチェーン店展開の薬局が増え、それぞれの店舗ではほぼ例外なく購入ごとにポイントカードやスマホのアプリにその金額に応じたポイントを付与してくれます。

私が行った薬局でもポイントを溜めることができたのですが、その時たまたまポイントカードとアプリの入ったスマホの両方とも持っていませんでした。

それを店員さんに告げると、後でレシートと一緒にカードかスマホを持ってくるとポイントを付けられますよと言われ、後日戻って来る予定でレシートを受け取り、その店を後にしました。


帰宅後確認すると、スマホのアプリの中に15%値引きとなるクーポンが届いていることに気付きました。

既に支払いを済ませているので、レシートを店に持って行き、ポイントはもらえても、そのクーポンは受付けてもらえないだろうと、値引きは諦めました。

ちょっとした準備の悪さで損をしたと、少し残念な思いでした。


後にその薬局にレシートを持って行くと、こちらから申告する前に店員さんの方から、アプリをお持ちならクーポンもあるでしょうと、レジを打ち直し、値引きと共にポイントを付けてくれました。

2,000円程の買い物でしたので、15%だと300円くらいの値引きなのですが、店員さんの気持ちが嬉しく、すごく得をした気分になり、その日はそこからしばらくハッピーでいられました。

近所に薬局は他にも何件かあるのですが、これからはここの薬局で買うようにしようと心に決めた私でした。

たかだか300円、缶ビール一本分くらいの金額ですが、飛び込み客の気持ちをつかみ、安定顧客として取り込む有効な300円だったでしょう。


お客様にファンになっていただくことは、商品を販売するものにとってはとても重要です。

商品の特性や金額のお話だけではなく、接客態度やそのサービス内容がそのことに大きく左右します。

その薬局での出来事は、私に顧客志向型経営の重要性を再認識させたのでした。

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