細部のこだわったところも申し分ありません。
今回お願いした職人さんの技術レベルはかなり高く、それでもこのリュックの作製に関しては相当ご苦労されたであろうと推察しました。
以前、ワニ革をご紹介した際にもお伝えしていますが、今回はイリエワニ、学術名をポロサスと呼ばれる斑の並びが綺麗にそろったワニを使用しています。
色はマット調のブラック。
ご覧いただいてお分かりの通り、このリュックは胴部に切り替えのない一枚つながりのワニ革が使われており、上部のカブセから胴の下の方までつながった2本のストラップで閉じる様になっています。
正面から背面まで表から見えるところすべて、このリュックの左右肩掛け部をつなぐ胸あてベルトにさえも、ワニ革素材がふんだんに使われた贅沢なデザインが存在感を際立たせます。
カブセ部を持ち上げると、巾着式の開口部が見え、もちろん口部をつぼめるヒモもワニ革。
カブセの裏の開口部のすぐ下のところに、真鍮でお客様のお名前を彫り込んだプレートが、このリュックが既製品ではないことを主張しており、そこはちょっとオシャレかも知れません。
サイド部にはご要望で、取り出しが簡単になるファスナーを付けています。
以前から、私どもではワニ革のリックサックは課題の一つでした。
そして、せっかく作るのであれば、どこにも負けない素晴らしいものにしたいと望んでいました。
今回、お客様に機会をいただき、その願いがかなったのではないかと思っています。
デザイナーと職人さんの努力の賜物です。
自画自賛で恐縮ですが、このワニ革のリュックサックはカッコいいと思います。
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