私どもダーミジャパンは、ワニ革を使った「靴」と「バッグ・革小物」のメーカーです。
型押しとは言っても、一般的な型押しではなく、全身を鎧の様なウロコに覆われたセンザンコウという野生動物の皮に模して、シボリ型押しという特殊技法で加工された牛革です。
そして、牛革以外の縁部やマチの側部には、お客様からのご要望でエイ革を使っています。
エイはスティングレイやガルーシャと呼ばれる軟骨魚類。
スティングレイはエイの英語訳ですが、ガルーシャは18世紀フランスの革職人ジャン クロード ガルーシャの名前から、加工されたエイの革をガルーシャ(Galuchat)と呼ぶ様になったそうです。
エイ革は希少価値が高く、耐久性、防汚性、耐水性に優れるものの、革自体が大変固く、職人泣かせの素材です。
ここがこのバッグの私が個人的に一番好きなところですが、上部から見ると、持ち手にもセンザンコウの型押しが使われているのが分かります。
内側は、若草色のカーフ(牛革)になっています。
シンプルな形状ですが、世界にひとつしかないバッグになっていると思います。
私どもで用意する商品は、一つの作品と呼ばれるレベルに仕上げたいと常に願っています。
ですから、ご依頼のものをただお作りすること、それだけを業務とは考えていません。
素材と製法ともに高い品質で、熟案されたデザインにより、お客様に感動をもお届けする、それを優先事項と心掛けています。
さて、今回はお届けできたでしょうか。
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