私にとって、食道、胃、十二指腸を検査する上部内視鏡は前回から4年が経過していました。
少し時間が空いてしまったので、何もなければ良いのだけれどなどと考え、ちょっとだけ不安でした。
準備説明時の看護師さんから前日は9時までに食事を終え、当日朝は絶食との指示を受けていましたが、最近私は一食くらい抜いても全然平気になってしまい、前日の夕食は取らずに就寝しました。
さて、当日は朝7時まで水を飲んでも構わないとの事でしたが、遅めに起きたため、水くらいは良いだろうと8時半に白湯をコップ一杯飲み、しばらくして病院に向かうことに。
余裕を持ち過ぎたせいで、受付けを済ませ、内視鏡室への到着が、予約時間の午前9時30分ちょうどになってしまいました。
恒例の体温と血圧を測り、少し出遅れたせいか9時40分に名前を呼ばれ、検査室内へ案内されました。
胃をキレイにする薬ですと小さな紙コップ一杯の溶液を飲まされ、次に喉の麻酔ですと針のない注射器で口の中にジェルを流し込まれ、上を向いて5分間その状態を保ち、その後にティッシュに吐き出すようにと。
4年前はここで胃の動きを止める薬ですと、肩口に注射を一本打たれましたが、今回はそれがありません。
これも医療の進歩なのでしょうか、ひょっとすると看護師さんがそれを忘れてしまっただけなのかも知れませんが。
そこから少し待ちましたが、その後名前を呼ばれ、看護師さんに連れられて処置室へ入りました。
処置室では先日の下部内視鏡検査と同様に若い女医さんがお待ちで、左向きに横になり、毛布を上半身に掛けてもらい、「歯を保護するためです。」と真ん中に穴の開いたマウスピースをくわえさせられました。
いや、そうではなく、マウスピースは内視鏡がスムーズに口の中に入るためではないのかと心の中で反論しているうちに内視鏡の先端が差し込まれてきました。
上から目線で恐縮ですが、このドクターは実は結構上手で、内視鏡が喉に入る時が一番つらく、入ってしまえばお腹の中を軽く押されるくらいですと説明されます。
喉のあたりを越えたところで一旦動きを止め、私を落ち着かせるための時間を少し取りました。
背後では看護師さんが私の背中を優しくなでてくれています。
その後、内視鏡の先端が食道を抜け、胃を通過し、十二指腸まで到達しました。
「粘膜を洗浄します。」と内視鏡を通し薬液を内部にかけ、「空気を入れて胃を膨らませますが、ゲップが出そうになってもこらえてください、その方が検査が早く終わります。」と言われました。
そんなに時間は経っていないのに、「では、最後に食道を見て終わりです。」と言いながら内視鏡をゆっくりと抜いていきました。
看護師さんからは「口の中に溜まった唾を吐いてください。」と口元にティッシュをあてられ、ゆっくりと起き上がります。
前回同様、診察ベッドに腰かけて、ドクターと一緒にPC画面を見ながら、検査の説明をしてもらいました。
軽度の逆流性食道炎がありましたが、現時点では大きな問題ではないそうです。
十二指腸に前回の検査時と同じところに小さな膨らみがありましたが、変化はなく、脂肪の膨らみかもしれないと、経過観察になりました。
胃はキレイで、ところどころに小さなポリープがあるものの問題にはならないでしょうと、この日の検査は終わりました。
以降の詳細は後日設定されている検査結果説明の場で行なわれます。
最後に看護師さんから、「麻酔をつかったので、1時間は食事をしないでください。」と伝えられ、内視鏡室を出たのが10時10分。
入室から30分程しか経っていませんでした。
会計を済ませ、病院を後にしました。
今回の診療費は、3,680円。
再診料74点+検査1,154点=合計1,228点(x3円=3,684円≒3,680円)
4年前の同じ上部内視鏡検査では4,050円でしたので、少し安くなりました。
高くなったり安くなったりと、すし屋じゃないんだから、医療費はしっかりと標準化かつ透明化して欲しいものです。
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