2023年11月9日木曜日

久しぶりの内視鏡検査 その4

下部内視鏡検査でポリープを取ったので、その後2週間は食事での刺激物と飲酒は控えてくださいと言われていました。

しかし、今回はちょっとフライングをして、10日目にビールを飲んでしまいました。

普通、この長さの禁酒を終えた後のビールはとてもおいしいのですが、どういう訳かそれほどの新鮮さは味わえず、いつのもの様な感動はありませんでした。

これは、ドクターの言い付けを破った報いだったでしょうか。


さて、内視鏡検査後の結果説明は、上部内視鏡検査の9日後に設定されていました。

病院に到着後、予約確認機で受付けを済ませて内科に向かい、多くの患者が受診を待つ中、私は窓口で差し出された体温計で体温測定中に診察室から名前を呼ばれてしまいました。

今回も若い女性のドクターで、お待たせしましたと言われましたが、実は1秒も待ちませんでした。

そして、診察開始前にどうしても気になることがあったので、まずこちらからひとつ質問をさせてもらいました。

「上部内視鏡と下部内視鏡も先生に検査いただきましたよね」と。

どちらの時も同じ背格好の女医さんでしたが、マスク越しでお顔が良く分からなかったので、お尋ねしたところ、見てみますと、PC画面で確認され、なぜかちょっと迷った後に「私でした」と言われました。

患者にしてみればドクターとの付き合いは1対1ですが、毎日多くの患者を診る総合病院のドクターからすれば1対多数で、誰にどの様な対応をしたかなど、当然のことながら覚えているはずもありません。

そんなことも気付いていなかったとは、相手が女医だからと調子に乗った自分が恥ずかしく、嫌になりました。

そんな質問をされたドクターは、「どうかしましたか?」と尋ねられたので、私は「いや、優秀な先生に診てもらえて良かったです」とお応えしたところ、「何かあったのではないかと、ドキドキしてしまいました」と発言されました。

医者の仕事は多様な患者との付き合いの中で問題が起こる可能性もあり、大変な毎日を過ごしているということが、私のおかしな質問によってちょっとだけ垣間見えたのでした。


胃と大腸の検査をしていただいたのですが、胃の方は軽い逆流性食道炎、大腸の方はポリープを取りましたが悪性ではなく、結果的にどちらも現時点では大きな問題になる事はないと言われホッとしました。

最後に質問はありますかと聞かれたので、2点お伺いしました。

まず一つ目として、大腸のポリープを取った際、傷口をクリップで留めてもらい、傷が治れば排便とともに出てくると言われていましたが、そのクリップは実際どれくらいのサイズでしょうかと。

するとドクターは検査結果が記載されたA4サイズの紙の裏側に、「これくらいですよ」と、そのクリップが開いているところと閉じたところの絵を描いてくれました。

クリップがそのまま残るということは聞いたことがなく、ご自身でも内視鏡で留めたクリップを後日見たことはないそうです。

もう1点は、大腸の検査後、お腹が緩めになったり便秘気味だったりを繰り返すのですが、問題はないでしょうかとお尋ねしました。

回答としては、検査前に大腸の洗浄をしたので、大腸内の菌のバランスが崩れ、それが正常に戻るまで少し時間がかかるので、その間少しいつもと違う症状になるのかも知れないとの事でした。

ドクターは1年後にまた検査をすることをお勧めしますと言われ、診察は終了しました。

計測した訳ではありませんが、病院への到着から会計窓口に向かうまで10分もかからなかったのではないかと思います。

今回の診療費は再診料だけで、これまで病院で支払った金額としては最小となりました。

再診料74点x3円=222円≒220円


4回にわたり、私の内視鏡検査の体験記をご案内しました。

もちろん私自身の記録のためでもありますが、「そろそろ内視鏡検査をしないといけないのだけど」や、「内視鏡検査を受けたけど他の人はどうだったんだろう」などとお考えの方への参考情報になったとすれば、幸いです。




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