クードゥ―のスエード革を使用したトートバッグをお作りしました。
まずクードゥ―(英語表記ではKUDUまたはCUDU)とは、クーズーとも呼ばれ、アフリカに生息する2回半捻じれた角が鹿っぽい、しかし実はウシ科の動物です。
アフリカでは珍しい動物ではないようですが、飼育はされておらず、ほぼ野生で、動物園にもいないため、日本での知名度はあまりありません。
クードゥ―のスエード革は毛足が長く、なぞるだけで表面が変化する柔らかさが特徴です。
その柔らかさを製品に活かすため、今回は胴部には芯材を入れず、張りのない「くたっ」としたトートバッグに仕上がっています。
バッグ片面に一枚つながりのクードゥ―の革は、大きく開く開口部で折り返され、内側まで伸びたところで縫い合わされています。
両サイドには、縦長ラインのワニ革がちょっとしたアクセントになっています。
また、開口部を留めるホックを乗せた革もワニ。
持ち手の内側の付け根部4箇所にも。
そして、内側のファスナー周りと、
内ポケットの縁取りもワニ革で、表からは気付かれず、開いたときにだけ分かる隠れたオシャレになっています。
底部と持ち手には、シボ感のあるアニリンカーフが使われています。
底部の両サイドには上方向に三角形が延び上がったデザインもこのバッグの特徴のひとつです。
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