上段の画像は、ワニ革の染色前のクラストで作られたドライビングシューズ DAMI no. 3680です。
基本的にはイベント用のカラーオーダーというメニューの一つで、このドライビングにカラーリストがお客様のお好みの色に手染めで色付けしていきます。
染料と一緒にかき回して染めるドラム染色とは違い、手染めの場合は濃淡の効いたグラデーションや複数色使いが特徴です。

また、通常のドライビングシューズは踵が補強されていますが、この靴にはそれはありません。
履いた時の動きの良さをもって、ダーミではこの靴をドライビングシューズとしています。

ソールはHOVERCRAFTを使用しており、この段々畑のような形状のため、靴の命とも呼ぶべき「返り」がとても良く、履き心地は快適です。
さて、この8月9月と消費税増税前にお取引先各社のイベントが続いたために、このクロコドライビングのご案内機会が増えていました。
結果として、いくつかご注文をいただきましたので、今日から数回に分けご案内させていただきたいと思います。

まずは、レッドで染色されたこちらから。
甲部先端を濃くし、胴部に近づくごとに少しづつその色が薄くなっていきます。

そして、踵部にくると甲部と同様の濃い赤に戻ってきます。


真横、真上から見ると、濃淡の具合が良く分かります。

何気ないように見えますが、この色付けは結構レベルの高い職人のワザなのです。

赤いグラデーションで魅せるクロコドライビング。
ご案内している私自身も、これはいつか欲しいと思っている一品です。
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