2019年11月26日火曜日
オーストレッグの二つ折札ばさみ
オーストレッグを使った二つ折の札ばさみをお作りしました。
「札ばさみ」と言わずに、もう少しお洒落な呼び名はなかったのかとも思いましたが、職人さんが札ばさみと言われるので、ウチでもそのまま札ばさみと呼ぶようにしました。
マネークリップでも良かったかも知れませんが、高級皮革で覆いかぶすようになっているので、単純な金属製のマネークリップとは差別化したいという思いもあります。
札ばさみを閉じた状態で、一番上の画像とは反対側から見たところです。
タイトルでご紹介したそのままに、オーストリッチの足の革を使用しています。
1匹のオーストからは2枚しか取れない、磨き上げられた貴重な部位です。
基本的なところで、私どもはワニ革の専業メーカーではありますが、その皮革が入手可能であれば、ワニ革以外でもお客様のご要望にお応えするようにしています。
それでもオーストレッグは今回が初めてではなかったでしょうか。
二つ折になった革を広げ、全体を表から見ると、こんな感じです。
自然が作り出した幻想的とも言える革の模様が何とも言えず綺麗です。
内側を開いたところです。
中央の赤い楕円の中に、下からピンが出ているのがお分かりいただけるでしょうか。
ここにお札を挟みます。
内革の方には、カードホルダーがあったり、簡単な紙挿しがあったりします。
最近では現金を持たない方も多く、カードと緊急時用にお札が数枚あれば良いと考えると、必要であれば小銭入れを持つ以外は、お洒落なオジさん達は札ばさみで十分なのかも知れません。
お札を挟んだところです。
納品の際には、お客様から千点満点とおっしゃっていただいたそうです。
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