出張先のイベントが最終日となる前日の夜、就寝しようと電気を消しベッドに入ったのですが、ホテルの隣りの部屋から「キリキリ」という音が聞こえてきました。
もの凄い歯ぎしりをする客がいるものだと、腹いせに壁を「ポンポン」と叩いてみました。
鉄筋十数階建てのホテルの壁ですので、音が響く訳などありません。
しかし、私はそこから眠れなくなってしまいました。
ここにきて新型コロナウィルスの第三波などと言われ、感染者数が増えた影響か、ご来店のお客様数が少なく、せっかくのイベントが不発に終わりそうで、気がきではありません。
そして実は、昨日から右の下腹部が乾燥肌か敏感肌なのか「ピリピリ」と痛み始め、そこも気になって仕方ありませんでした。
精神的、肉体的を含め、不安なことがいくつかあり、そこにくだんのキリキリで「イライラ」が増幅してきました。
キリキリの音をよく聞いてみると、ギリッ、ギリッのようでもあり、ガリッ、ガリッのようにも聞こえます。
そして、だんだんその音が大きくなり、「ガリガリガリ・・・・・・・・・」と続くようになり、完全に無視できないレベルになってきました。
歯ぎしりでこの音は無理だろうと、カーテンを開け外を見てみると、遠くの方で道路工事を始めている作業員さん達の姿を確認できました。
仕方なく、ホテルのフロントに電話をかけ、どうにかならないかとお尋ねすると、公共事業なのでホテルからはどうにもできないとのこと。
耳センを貸しましょうかと言われましたが、それで逆に朝起きれなくなる方が心配でもあり、お断りしました。
いつの間にか時間は過ぎてしまい、テレビをつけると、松山英樹が8アンダーの13位、ダスティン・ジョンソンが前人未到の通算20アンダーで優勝目前。
明日朝は荷物をまとめチェックアウトをしなければなりません。
本来万全の状態で臨むべくイベント最終日のお客様対応も心配です。
こんな状態で、大丈夫でしょうか。
ところで、キリキリを最初は隣りの宿泊客の歯ぎしりと疑ってしまいました。
大変失礼いたしました。
間違っても文句を言いに行ったりせずに良かったと、後から「ホッ」とした私でした。
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