クロコドレス靴 Shikibu SA810 外ハネ式のオレンジです。
この外ハネ式は、アメリカではブルーチャー(Blucher)、またヨーロッパではハネ部が競馬のゲートの形に似ているため、デルビー(Derby)と呼ばれたりしています。
相対して内ハネ式は、胴部の革とつながった一体型で「静」の穏やかな印象を持ち、よりフォーマルに適していると言われます。
普段は上から足元へ見下ろす靴ですが、外ハネのドレス靴を真正面から見ると、そのフォルムが綺麗なことに気付きます。
それがクロコ革で、さらにオレンジ色だったりすると、少し芸術的に感じ、オブジェのように飾って置いても良いかなとも思います。
甲部先端は、切り替えのあるストレートチップやウィングチップではなく、穴飾りもない一枚つながりのプレーントゥを採用しています。
ワニ革という既に印象的な素材を使用し、腹部中央の斑の並びが最も綺麗な部位を、一番目立つ靴の甲部にできるだけ広く使うことが最適で、贅沢と考えるからです。
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