男の持つべきアイテムの一つに、ブラックの革靴があります。
冠婚葬祭を含め、派手な格好ができないパーティーやお堅いビジネスの場でのブラックスーツにはブラックの革靴が必需品です。
最近ではジーンズといったカジュアルファッションに、あえてブラックの革靴を合わせるオシャレもある様で、1足あるとその出番も多くなる様です。
私はここ何年もクロコ革のスニーカーの販売にたずさわっていましたので、外出するほとんどの場合、自らが広告の一部となる様、クロコスニーカーを履いて出かけていました。
ですから、しばらくの間ブラックの革靴は履きませんでした。
しかし、まだそのタイミングに遭遇していませんが、私も必ずどこかでブラックの革靴が必要になると思い、何年か前に1足用意しました。
国産のホールカットで、ラウンドトゥー。
サイズ確認に足を入れただけで、長く履いた訳ではありませんが、マッケイ製法で作られていますので、軽く返りは良く、履き心地は悪くないのではと思っています。
サイドから見た全体のシェープはイタリア製の靴に似て、良い感じです。
実はこの革靴は最初は染色前の牛革クラストで作った、手染めで何色にもできるカラーオーダーでした。
ですから、コバの色はアッパー革に合わせたブラックではなく、ナチュラルな透明感のあるブラウンで、踵は革の積み上げが分かります。
最終的にはクラスト靴をブラックに染めてもらったのですが、せっかく他の色にもできる選択があったので、画像では分かりにくいのですが、ちょっとしたこだわりを残したいと、履き口に薄くシルバーを入れています。
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