2023年12月7日木曜日

一足はブラックの革靴



男の持つべきアイテムの一つに、ブラックの革靴があります。

冠婚葬祭を含め、派手な格好ができないパーティーやお堅いビジネスの場でのブラックスーツにはブラックの革靴が必需品です。



最近ではジーンズといったカジュアルファッションに、あえてブラックの革靴を合わせるオシャレもある様で、1足あるとその出番も多くなる様です。



私はここ何年もクロコ革のスニーカーの販売にたずさわっていましたので、外出するほとんどの場合、自らが広告の一部となる様、クロコスニーカーを履いて出かけていました。

ですから、しばらくの間ブラックの革靴は履きませんでした。

しかし、まだそのタイミングに遭遇していませんが、私も必ずどこかでブラックの革靴が必要になると思い、何年か前に1足用意しました。



国産のホールカットで、ラウンドトゥー。

サイズ確認に足を入れただけで、長く履いた訳ではありませんが、マッケイ製法で作られていますので、軽く返りは良く、履き心地は悪くないのではと思っています。



サイドから見た全体のシェープはイタリア製の靴に似て、良い感じです。


実はこの革靴は最初は染色前の牛革クラストで作った、手染めで何色にもできるカラーオーダーでした。

ですから、コバの色はアッパー革に合わせたブラックではなく、ナチュラルな透明感のあるブラウンで、踵は革の積み上げが分かります。

最終的にはクラスト靴をブラックに染めてもらったのですが、せっかく他の色にもできる選択があったので、画像では分かりにくいのですが、ちょっとしたこだわりを残したいと、履き口に薄くシルバーを入れています。



一度も外に履いて出ていないので、革底は傷ひとつなく、甲部にはまだ履きジワもありません。

さて、この靴を見るたびに、一番最初はどこに履いて行こうかなどと考えるばかりで、実行に移す機会がなかなか見当たりません。

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