スーパーの和菓子コーナーの側を通る際には、いつも見過ごしているだけでした。
同じ棚の左右上下に並んだ「こしあん」や「つぶあん」の載った「白玉」や「よもぎ餅」、そして「みたらし団子」などは時々気が向くと手に取り、買い物かごに入れてきました。
しかし、気になってはいたものの、これだけにはなぜか抵抗があったのです。
昔からある独特な3色の組合せに馴染めなかったからか、また食べた際の味が想像に及ばなかったからなのかも知れません。
そして今日、とうとう手を出してしまったのです。
三色団子。
3つの違う色で分けられているにもかかわらず、どれも同じ味。
特に甘く(または辛くなど)味付けされているということもない、ただの団子という感想でした。
昨今の巷に並ぶスイーツほどバリエーションはなく、団子というだけで価値があり、一本の串に3色の玉が目を楽しませてくれる時代には、その価値は高かったのでしょう。
いや、それは個人的な偏った感想で、未だこの三色団子が好きでたまらないという根強いファンがいるのを知らないだけなのかも知れません。
ただ、どんなにスイーツが欲しいと思った日でも、そしてたとえこれが店に並んだ最後の1パックだったとしても、多分2度とこれを私が購入することはないと思います。
そして、今後スーパーで三色団子を見ても、もうそれが気になることはなくなりました。
どうでも良い様な小さなことですが、ずっと知らないままよりは、知って気にしなくなる方が良いというのは、きっとこういうことなのでしょう。
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