2019年9月27日金曜日

no. 3680はクロコのドライビング その1


上段の画像は、ワニ革の染色前のクラストで作られたドライビングシューズ DAMI no. 3680です。

基本的にはイベント用のカラーオーダーというメニューの一つで、このドライビングにカラーリストがお客様のお好みの色に手染めで色付けしていきます。

染料と一緒にかき回して染めるドラム染色とは違い、手染めの場合は濃淡の効いたグラデーションや複数色使いが特徴です。



また、通常のドライビングシューズは踵が補強されていますが、この靴にはそれはありません。

履いた時の動きの良さをもって、ダーミではこの靴をドライビングシューズとしています。



ソールはHOVERCRAFTを使用しており、この段々畑のような形状のため、靴の命とも呼ぶべき「返り」がとても良く、履き心地は快適です。


さて、この8月9月と消費税増税前にお取引先各社のイベントが続いたために、このクロコドライビングのご案内機会が増えていました。

結果として、いくつかご注文をいただきましたので、今日から数回に分けご案内させていただきたいと思います。



まずは、レッドで染色されたこちらから。

甲部先端を濃くし、胴部に近づくごとに少しづつその色が薄くなっていきます。



そして、踵部にくると甲部と同様の濃い赤に戻ってきます。



真横、真上から見ると、濃淡の具合が良く分かります。



何気ないように見えますが、この色付けは結構レベルの高い職人のワザなのです。



赤いグラデーションで魅せるクロコドライビング。

ご案内している私自身も、これはいつか欲しいと思っている一品です。

2019年9月20日金曜日

コードネームはブレークスルー


クロコスニーカー DAMI(ダーミ)2019年秋冬の新作が販売開始となりました。
 
品番は、no. 3687です。
 

 
本日より、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階の紳士靴の一番奥、ハイエンドコーナーの棚に並んでいます。
 
これまでのダーミのクロコスニーカーとの大きな違いは、ソールと木型が新しくなったことです。
 

 
昨今ヨーロッパのカジュアルシューズのトレンドを汲み、ソールは少し厚めですが、中底部が特殊構造で靴の大切な機能の一つでもある「返り」が良く、快適な履き心地をご提供します。
 

 
また、これまでのクロコスニーカーはヴィンテージ系として新品でありながら履き古した様な外観を持っていましたが、no. 3687はヴィンテージ系ではありません。
 

  
新作1色目のブラックは鈍い光沢を持ち、靴ヒモを通すハトメはシルバーです。
 
スニーカーですが、カジュアルに限らずビジネスにも合わせやすくするように配慮しました。
 

 
伊勢丹のバイヤーと私どもメーカーとの間では、この新作は「ブレークスルー」というコードネームで呼んでいます。

2019年9月13日金曜日

ワニ革ビジネスショルダー

ワニ革を使って、女性向けにビジネスに使用できるショルダーというご要望をいただき、バッグをデザインしました。



結果、この様なショルダーバッグが完成しました。

ショルダーですが、自立型でお作りしていますので、床に置いても崩れずにそのままの形を保ちます。



また、持ち手に腕を通し、ハンドバッグとしてもご使用いただけます。

通常、ショルダーストラップは尻尾部を使うことが多いのですが、このバッグにはワニ革の柔らかい部分を使用していますので、スムーズに曲がり、部分的に折れ曲がるということはありません。


 
実はこのバッグには、45cm台のヘンロン社のポロサスを3枚使用しています。



色はボディー部にホワイト、サイド部にベージュ、グレーを組み合わせた3色になっています。



型紙に沿ってワニ革を裁断した後、縫製前に部分ごとに染色するという作業を一工程はさむことで、一つのバッグに3色使いが実現しました。



メイン収納ファスナーの外側にボタンで留められるあおりポケットを持ち、A4サイズの書類が差し込めるようにというお客様からのリクエストにお応えしています。



表のホワイトのワニ革に対して、バッグの内革にはブルーのカーフ(牛革)を使用しました。


 
内側にお客様のお名前が入った刻印を取り付けています。
 
ファスナーやこの刻印も含め、使用したすべての金具には革の色に合うように同色のニッケルメッキを施し、さらにそこだけがギラつかないように艶消しのトリポリ仕上げをしています。



内側の仕切りになっている中央のファスナー部は、取り外してポーチとしてお使いいただくことも可能です。



白いワニ革の綺麗なショルダーバッグになりました。

直接お会いできませんでしたが、お客様からは「イメージ通りで大変気に入りました。」とのお言葉をいただきました。

2019年9月11日水曜日

ISETAN靴博2019


本日9月11日(水)から伊勢丹 新宿店本館6階催事場で、ISETAN靴博2019が始まりました。
 

 
クロコスニーカー DAMI(ダーミ)は正面入り口から入って右手一番奥のシューズジャングルというエリアで、エキゾチックレザーを使った靴の一つとして展示されています。
 

 
左から外ハネドレススニーカー no. 3604ブライトンブルー、定番のクロコスニーカー no. 2979レッド 。
 
そして、右がクロコスニーカー no. 3687ブラックです。
 
国内では、今回が初の一般公開となった2019年秋冬の新作です。
 

 
ぜひ、ISETAN靴博2019でDAMIの新作をご覧になってください。
 

 
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2019年9月2日月曜日

まさに唯一無二の存在感

8月29日に発売された紳士靴の専門誌 LAST(ラスト)のISETAN靴博2019特別号に、クロコスニーカー DAMI(ダーミ)の記事が掲載されています。
 

まず最初の記事は、Luxury Shoes Jungleと題されたエキゾチックレザーを使った靴の特集の最後に出てきます。(66ページ)



今回、「選び抜かれた素材を使った履き心地の良いスニーカーは、まさに唯一無二の存在感。」とご紹介いただきました。

中央に定番のクロコスニーカー no. 2979レッド、右に外羽根ドレスタイプの no. 3604ブライトンブルーが配置されています。

私はこちらの特集には、色と斑の形とともに、ぴったりの2足が選ばれたと思います。

もし背景が赤でなければ、no. 2979レッドがもっと映えたのではないかと思うのは、高望みし過ぎでしょうか。

そして、左に置かれたブラックのクロコスニーカーは、9月から販売開始となる2019年秋冬の新作 no. 3687です。

これまでのヴィンテージ系のものとは木型とソールも異なる新たなスニーカーになりました。

この新作の一般公開は、9月11日(木)から16日(月・祝)伊勢丹新宿店本館6階の催事場で行われるISETAN靴博2019からとなっています。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。


さて、今回のLASTでは「普段着と靴」と題し、伊勢丹の社員さんがカジュアルスタイルとそれぞれで選ばれた靴の写真が掲載されています。



85ページではチーフバイヤーの福田さんが新作の no. 3687ブラックを履いていらっしゃいます。



no. 3687は、柔らかく履き心地の良い光沢のあるブラックのクロコ革と、少し厚みがありながら特殊構造で返りの良いソールが特徴です。


実はこのLASTを見るまで、バイヤーが新作を履いて撮影いただいていたことを知らなかったので、このページを開いて私は飛び上がるほど驚きました。

福田さん、弊社の靴をご選択いただき、ありがとうございました。

2019年8月23日金曜日

カラーオーダー&タトゥーオプション


カラーオーダーのメニューでは、染色前のワニ革クラストで先にスニーカーを作り上げ、後から専門のカラーリストが手染めで色を付けていきます。

革と染料をドラムに入れグルグルとかき回す染色とは異なり、手染めの場合は任意の部位にお好みの色を付けられますので、濃淡のあるグラデーションや2色使いなどが可能となります。




そしてカラーオーダーの場合、鯉や龍などのタトゥーを入れるオプションを受け賜わることができます。



オプション名として、私どもは「タトゥー」と呼んでいますが、実際はレーザーで線画を焼き入れ、その画に色付けをしています。

レーザーで線画を入れる様子は、下記のURLからインスタグラムでご覧いただけます。

https://www.instagram.com/p/B1d1xxIgo3q/



今回のタトゥーは、虎です。

レーザーで焼いた虎に色を入れ、



その後にアッパー革の染色を行います。



お客様はタトゥーを入れるため、今回はカラーオーダーでご用命いただきましたが、アッパー革の色付けはブラックになりました。



ワニ革の上に載ったタトゥーを、逆にシンプルなブラックが引き立てます。



カラーオーダーでブラックに染色し、虎のタトゥーを入れたクロコのスニーカー。

自信の一作になったと思うのですが、皆様のご評価は如何でしょうか。

2019年8月16日金曜日

パターンオーダーでご注文いただきました

先日の私どものパターンオーダー会でご用命賜りました2点をご案内させていただきたいと思います。



1点目は、クロコスニーカー no. 2979でお作りしたキプロスグリーン。



明るいグリーンとは違い、チョット濃いめの雰囲気のある大人のグリーンになっています。



パターンオーダーですので、形と色をお選びいただいたお客様向けに1足づつお作りします。



アッパーのワニ革を1足分だけドラムに入れて染色しますので、ご希望いただければ革ヒモも一緒にドラムに入れ、この様にワニ革と革ヒモを同色でご用意することができます。




2点目も no. 2979ですが、こちらはレッドです。



no. 2979の定番の中にフレームレッドという赤はご用意しているのですが、こちらのお客様のご要望はそれよりも少し濃いレッドということでした。



炎を意味するフレームレッドより間違いなく濃くなっているのですが、今回のお客様のご要望に沿ったものになっているでしょうか。



クロコに濃いめの赤。

やはりこちらもアッパーのワニ革と同色の革ヒモを付け、大人に似合う雰囲気のあるクロコのスニーカーになりました。


直接お会いすることはできませんが、どちらのお客様にもご満足いただけることを心より願っております。