パターンオーダーでご注文をいただいたクロコスニーカー no. 2979。
色は、前回ご案内のスリッポンと同様に弊社では「GRIGIO 12」と呼ばれているライトグレーです。
前回のスリッポンと今回のスニーカー、ともに同時期のオーダー会でいただいたご注文ですが、お客様は別々の方でいらっしゃいます。
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今年はゴールドやシルバーといった派手目系が流行るとおっしゃる方もいますが、こういったライトグレーも結構良いのかも知れません。
定番色にホワイトがあるのですが、ホワイトではなく、敢えてライトグレーをお選びになられたお客様のお気持ちは、なんとなく分かる気がします。
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スリッポンの時のご説明と同様に、右の靴と左の靴のワニの斑の形はどこを取っても左右対称になっています。
天然の素材ですから完全に同じものはないのですが、同種類同サイズの2頭のワニの右と左の対象となる部位が裁断され、縫製されています。
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さて、最近になってよく思うことがあるのです。
私は販売側の立場のものとして、クロコスニーカーを常日頃履いています。
そうするとどういう訳でしょうか、いつの間にかワニ革の靴を履くことを当たり前と感じ、ワニ革以外の靴は履きたくはないと思ってしまうことがあります。
例えば、自分の履いている靴に目を落として、そこにワニの斑がないと、何だか物足りない気持ちになるのです。
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布や合皮だからと言った素材のことではなく、たとえ高級な牛革を使用していたとしても、先端の丸くなったところがツルツルのプレーン状態ではイヤだと思ったりするのです。
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いつの間にか、ワニの斑の魅力に取り込まれてしまったでしょうか。
いや、実はそこには自分自身を主張できる個性が既に生まれているからなのかも知れません。
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