2021年9月7日火曜日

PCR検査を試してみました その3

前回のここのブログ記事で、PCR検査キットの検体の回収予約時間帯についてお伝えしました。

私はネット予約で「03:00 ~ 09:00」の時間帯を選択したのですが、午前3時から午前9時までのいつ回収に来られるのか、心配でした。

企業からのサービスとして、夜明け前の3時や4時に一般家庭を訪問するという設定があるのに少し奇異にも感じました。

夜中に気になって何度か目を覚まし、時計を確認することになりましたが、結局うちのドアベルがピンポンとなったのは、午前7時のことでした。




そして、驚いたことに、検査結果報告のメールが届いたのは、同日の回収から5時間後の昼12時過ぎだったのです。

「24時間以内に、検査状況をご通知」と宣伝されていましたが、5時間で結果が出ると、おかしなもので逆に「本当にちゃんと検査したの?」と疑いたくなりました。


届いたメールには、「検査状況は【低リスク】であるという事をご報告致します。」と書かれています。

しかし、本来私は新型コロナウィルスに対して、明確に「陰性」か「陽性」かを知りたいために検査キットを試した訳で、この結果回答には少し不満です。



確認のため、供給メーカーの検査結果確認サイトを開くと、


こちらでも送信完了の隣りの処理状態の下に「低リスク」と記述されていました。

更にその隣に「PDF出力」とあるので、それを押すと、ようやく次の様な少し詳細な説明文が出てきました。


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検査状況詳細報告レポート

お客様からご提供頂きました唾液につき、RNA 精製を行った上で、リアルタイムPCR装置にかけて検査を実施致しました。

検査の状況につきまして、検査員が目視で確認しましたところ、検体として取り出した唾液内に、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)に特徴的なRNA配列が、

存在しない

状況を示していました。

したがいまして、検査状況としては、

低リスク

であることをご報告申し上げます。
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まず、調べたところでは、「RNA精製」とは細胞や組織からRNAを抽出する方法だそうです。

そして、「リアルタイムPCR」には次の様な説明がありました。(一部省略)

動物、植物、菌、ウイルスなどすべての生き物は遺伝子(DNA若しくはRNA)をもっており、2本の鎖が合わさってハシゴのような構造になっている。

この配列を検知する事で生き物の種類が分かる。

これを高感度で測定できると僅かな生き物の断片からその生き物を特定する事ができる。

この遺伝子の高感度検出を可能にした技術がPCR法という遺伝子増幅技術。

PCR法によりDNAの増幅をリアルタイムに測定し、その結果から目的のDNAの有無と定量を測定できる。


と言うことでしたが、私が気になったのは、検査状況詳細報告レポート内の「検査員が目視で確認しましたところ」というところでした。

「目視」なの?

数値や色の変化など、デジタル情報から導き出される結果じゃないの?

そこで、説明書にあったお問合せセンターの番号に電話して聞いてみたところ、まったく要領を得ず、相当な時間を費やした後、折り返し電話しますとのことでした。

そして、電話がかかってきたのは翌日の午後。

その内容はと言えば、「目視」と書かれた文章を送って欲しいというものでした。

自分の会社が発信している定型文なので、自分で確認するようにと強く伝え、電話を切りました。

しかし、これだけ時間をかけてもこのレベルの状況かと失望し、もうこれ以上の追及は止めようと思いました。

もしこの調子で検査の方も運営されている様であれば、結果は怪しいものです。

次のチャンスがあれば、今度は違うメーカーのキットで検査しようと思いました。

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