最近の高級時計に使われるベルトは、接合部に使われるピンがアーチを描いています。
ですから、そのピンを通すベルトの通し穴の方もアーチ状になっていないといけません。
ただ単に革を折り曲げて縫うと、その折り返した先端は直線になってしまうので、職人は気を使わなければいけないところです。
ワニには斑という丸かったり、角だったりする模様があります。
その斑と斑の間には溝があり、ベルトに対し横に直線の溝がある場合、経験の浅い職人が作ると、その溝で折れてしまい、ベルトを曲げた時、画像の①の様に複数の角が立つのです。
1点目のポイントは、ベルトを折り曲げた時、②の様に丸い弧を描いてしなやかに曲がる様にして欲しいということでした。
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