時々頭を振ったりすると、耳の奥でガサゴソと音を立てることがあります。
この現象は、シャワーを浴びた後によく起こります。
私は綿棒で耳のそうじをするのですが、耳の中にたまった垢を綿棒でより奥に押し込んでしまうことがあり、そのまま何年か放置すると塊になってしまう様なのです。
そして、シャワーを浴びると、その塊が湿気を含み、脹らむからかまたは重くなるからなのか、頭を振ると耳の中で揺れて音を立てているのです。
一昨日も同様のことが起こった様で、シャワーの後、動くたびにゴソゴソと音を立て始めました。
どうにかならないものかと、細めの綿棒を何度か耳の奥の方まで突っ込んでみると、音はしなくなったのですが、今度は鈍痛が始まりました。
翌日になってもその鈍痛は治まらなかったので、行きつけの耳鼻咽喉科で見てもらうことにしました。
ドクターに事情をお伝えした後、先端にカメラの付いた細いメタルの棒を耳の穴の中に入れていくと、モニターに中の様子が映し出されていきます。
「ここが鼓膜で、こことここに垢の塊があり、ここに少し炎症があるようです」と、状況が説明されていきます。
その後、専用器具で取り出して見せてもらうと、「こんなに大きかったの?」と思わず声に出してしまう程の大きな塊が出てきました。
消毒液でしょうか、ひんやりする液体を含ませた綿棒で耳の中をひとかきしてもらうととても気持ち良く、それで処置は終了です。
最後に「点耳薬を出しておきますので、一日一回夕方に5滴ほどさすようにしてください」と言われました。
鼻と書いて点鼻薬は知っていましたが、耳の点耳薬は初めてでした。
これで一件落着なのですが、こういったことは私だけに限らず、多くの人に起こっているのではないでしょうか。
そして、私のように治療を受ける人、気にせずそのままほっておく人、それに気付きもしない人がいるのではないかと思うのです。
目や鼻に比べると、耳は気になりにくい部位ではありますが、もし垢が溜まることで何らかの病気に発展する可能性があるのなら、定期的な検診は必要かも知れません。
とは言いつつ、今回私は点耳薬の処方箋は無視し、自然治癒を目指すことにしました。
先生、申し訳ありません。
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