コロナ騒動が始まって以来、病院に行くのをためらうようになっていたことで、しばらく健康診断というもの受けていませんでした。
もういい歳なので、年に一度は人間ドックまたは最低限の健康診断を受けておかなければいけないとは思いつつ、いつの間にか2年以上が過ぎていました。
特に体に異常はないとは思いながらも、最近どうも疲れやすいのではないかと頻繁に感じる様になりました。
こんなことはよくあることで、更に言えば、もう若くもないので、これくらいは当たり前ではないかとも思うようにしていました。
しかし、ふとしたことから、糖尿病の主な症状というWebサイトを見る機会があり、次の様な項目が並んでいました。
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1) 疲労感
2) 皮膚が乾燥して痒い
3) 手足の感覚が低下する、または、チクチク指すような痛みがある
4) 感染症によくかかる
5) 頻尿
6) 目がかすむ
7) 性機能の問題(ED)
8) 切り傷やその他の皮膚の傷が治りにくい
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1)の「疲労感」でまずドキッとしました。
2)の「皮膚が乾燥して痒い」は冬の乾燥した時期になると指先がカサカサになり、ひび割れたりするので、痒かったり、痛かったりします。
3)は、右足の裏側が時々ですが、感覚が鈍くなる様なことがあったのです。
5)は、夜中にトイレに行くようになり、そういった傾向もあるのかなと思いました。
7)は当然の話ですが、20代30代の頃に比べると、機能低下はあるでしょう。
それぞれを個別に加齢による現象と考えていたのですが、糖尿病の主な症状8つの内、5つに合致するとなれば、そこから心配になってきました。
コロナ予防のワクチン接種も3回終えているので、感染するリスクは低いと考え、糖尿病の検査を含め一般的な血液と尿の検査をしてもらおうと、近所の総合病院に置くことにしました。
午前10時に病院に着き、受付けを済ませ、11時に名前を呼ばれ、診察室に入ることができました。
若い先生でしたが、とても合理的にお話をされる方で、可能性を並べ、それぞれを個別に検討しましょうということになりました。
血液検査に加え尿検査もお願いしたところ、すんなりと受け入れられ、検査結果が出た後に再度お話をいただくことになりました。
約一時間半後にまた名前を呼ばれ、診察室へ。
結果としては、糖尿病に可能性はなく、すべての検査ではほぼ基準値内で尿もキレイとのことでした。
今回の診療費は次の通り。
再診料 74
検査 1,238
合計 3,936 x 3 = 3,936 ≑ 3,940円
心配し始めると、悪い方向に物事を考えるようになり、それが大きく脹らんでいきます。
今回は、安心を買ったということで良かったんじゃないかと思いました。
そう言えば数年前、胃の内視鏡検査に同じ病院を訪れた際、別の先生に尿検査もお願いしたところ、「健康診断じゃないんだから」と頑なに断られたことがありました。
こちらとしては、めったに来ない病院に来た時には可能な検査はして欲しいと望んだのですが、受け入れられませんでした。
その時に比べると、今回は患者主導の先生で、とても好感が持てました。
ビジネスの世界では顧客中心主義なるものがあり、カスタマーセントリック(customer centric)と呼ばれますが、今回の先生はペイシェントセントリック(patient centric)でした。
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