2019年7月16日火曜日

内視鏡検査 その3

血液検査を終え、中性脂肪の値が少し高めという以外に大きな問題はないことが分かりました。
 
次に受けた上部内視鏡検査では、ここ数年言われてきた胃に小さなポリープや逆流性食道炎があるだけで、現時点で大きな病気に発展する要因はないとの診断を受けました。
 
私の個人的健康診断も、あとは下部内視鏡検査を残すのみとなりました。
 
大腸の検査です。
 

なぜ私が定期的な上部下部それぞれの内視鏡検査を自主的に受けるかというと、まず知人にがんになった方がいらっしゃって、他人ごとではないという思いがひとつ。
 
そして、以前がんの告知を受け、余命宣告をされた方が、「半年前に内視鏡検査を受けていれば助かっていたかも知れない」と言っていた場面をテレビで見たのが大きなきっかけでした。
 
年齢が上がると消化器官に悪性腫瘍ができる可能性は高くなり、それを早期発見で治療ができるなら、やらない理由はありません。
 
結局はタラレバの話なのですが、「宝くじが当たったら、億万長者になれたのに」と夢の様な話をするよりも、「検査をしていたら、死なずに済んだのに」の方がはるかに現実的で重要です。
 
心配性の私は、私と家族には可能な予防処置は必ず行なっておきたいと思うのです。
 
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さて、大腸の検査は胃の検査と違い、事前準備が大変です。
 
前日に錠剤の下剤を飲み、検査当日の午前中には2リットルの腸管洗浄剤を2時間かけて飲み、その後の2時間で強制排便により腸内をきれいにしておかなければなりません。
 
事前の説明では、前日の夕食は消化のよいものを控えめな量で、午後7時までに済ませておくようにとありました。
 
今回私は前日の昼は簡単なソバ程度で終え、夕食はとりませんでした。
 
そうすると、当日午前中の排便が少量で終わり、準備がとても楽だったのです。
 
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検査のアポイントメントは午後2時に設定されており、事前準備を早めに終えることができた私は余裕を持って病院に行くことができました。
 
大腸の検査の場合、着ているものは下着まですべて脱ぎ、上着は用意されている薄手のガウンに、下はお尻のところが丸く開いた紙パンツを履かなければなりません。
 
着替えを済ませると、看護師さんが腕の静脈に針を刺し、薬液を投与できるよう血管確保を行なった後、検査の前にそれを点滴につなぎます。
 
私の正面に座っていた中年の女性が少しふくよかで、看護師さんの血管確保がうまく行かず、右腕と左腕に何度も針を刺されてとても気の毒でした。
 

いよいよ検査台に案内され、横になり、先生を待っていると、なんと現れたのはゲゲゲの妖怪本人でした。
 
胃の時は、違う先生に検査いただいたのですが、今回は検査を設定された担当の先生が直接検査されるようです。
 
あとから考えれば分かることだったのですが、今回大腸検査の後に診察が設定されていなかったのはこういうことだったのです。
 
まず左向きに横になり、肛門付近にジェルの様な液体を塗られた後、内視鏡が入ってきます。
 
私の場合だけなのかどうなのか、内視鏡挿入後、そんなに時間を置かず凄い痛みを受けるところがあるのです。
 
しかし、今回はその手前に差し掛かったあたりから、点滴の途中の管をバイパスして麻酔薬を投与されたため、頭がぼうっとし痛みをあまり感じませんでした。
 
しばらくすると、左向きから上向きになるように支持され、その後に右向きに。
 
大腸の奥の方で少し癒着があった様で、ゲゲゲの妖怪は内視鏡を進めるのに結構苦労したようでした。
 
カメラが一番奥までに達すると、そこから腸内をエアーで膨らませ、写真を撮りながら少しづつ戻ってきました。
 
検査を終え、その場で診断結果を受けることに。
 
いくつか小さなポリープがありましたが、5mm以下のサイズはとる必要はなく、次の検査までの経過観察ということにし、2年後くらい後にまた検査しましょうとのことでした。
 
今回は麻酔薬のせいか、楽な下部内視鏡検査でした。
 
ゲゲゲの先生、お世話になりました。
 
2年後にまだいらっしゃれば、またよろしくお願いいたします。
 
この日の診療費
初・再診料 73点+検査 1,623点=合計 1,696点
自己負担額 5,090円
 

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