2019年12月23日月曜日
ドレスタイプのクロコスニーカー
こちらはドレスタイプのクロコスニーカー no. 3661です。
今回は、パターンオーダーでのご注文によりご用意させていただきました。
実は、内ハネタイプの no. 3661でブラウンは定番にもある色なのですが、お客様はソールをホワイトでご希望されましたので、パターンオーダーで受け賜わることになりました。
定番の方は、弊社のクロコスニーカーではめずらしく、ソールがブラックなのです。
どちらかと言うと、イタリアでは中高年のお洒落オヤジの間でもスニーカーにホワイトソールが流行っており、そういう意味では今回のお客様のご要望も十分理解いたします。
そして、実はこちらのお客様は一度に2足ご注文いただいております。
その2足目も no. 3661なのですが、アッパーのワニ革をブラックにし、こちらもソールはホワイトです。
同じ型の、異なる色で同時に2足のご注文をいただき、私どもは感謝の気持ちでいっぱいです。
こちらのお客様が、今回の2足ともにご満足いただけることを、心から願っています。
これまで、定番スニーカー no. 2979を複数足ご注文いただくお客様は結構いらっしゃいましたが、ドレスタイプの no. 3661を一度に2足というのは今回が初めてではなかったでしょうか。
さて、同時期に別のお客様からも1足ドレスタイプでご注文をいただきました。
アッパーのワニ革をブラックにした外ハネタイプの no. 3604です。
こちらのお客様も弊社のクロコスニーカーを既に複数足お持ちので、ダーミは長く履いていても疲れないと常々言っていただいている、大変有難いお客様です。
製品染めのパターンオーダーでは、ワニ革と内側に使われる牛革を裁断縫製し、組み上げたアッパー革を染料とともにドラムに入れ、グルグルかき回して染色されます。
ですから、製品にして一度洗ったのと同じで、革が柔らかくなり、足に優しいからではないかと思います。
外ハネタイプの靴は、通称デルビーと呼ばれています。
これは、競馬の左右に開くゲートの形が外ハネに似ているからという説と、競馬を創始したデルビー伯爵が履いていた靴が外ハネ式だったからという、私が知る限りでは二つの説が有力です。
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