2019年12月22日日曜日

製品染めのターコイズブルー no. 2979


こちらは、先日のオーダー会でご注文いただいたターコイズブルーのクロコスニーカー no. 2979です。

実は、今年の3月にもターコイズでご注文いただいた no. 2979をここのブログでご紹介しています。

3月のターコイズと今回のものは、同じターコイズですが、決定的な違いが1点あります。

3月のご注文分はカラーオーダーによるもので、手染めで色付けしていますので、濃淡のあるグラデーションがついています。



一方、今回のご注文はパターンオーダーで受け賜わりましたので、イタリアでドラム染色による製品染めされたターコイズになっています。



今回のものは単色ですが、手染めのカラーオーダー分とはまた違った風合いがあります。

価格も少し違いますが、納期が大きく違います。

カラーオーダーは染色前のワニ革クラストで作ったスニーカーが既に用意されており、かかる期間は染色のみですので、約1カ月。

パターンオーダーはご注文後にイタリアで作り始めますので、お渡しまで約3カ月となっています。




ここでカラーオーダーとパターンオーダーの見分け方をご案内いたします。

まず、カラーオーダーはアッパーの表革に手染めで色を入れていきますが、ライニングと呼ばれる内側の革の色は基本的にオリジナルのベージュです。

一方、パターンオーダーは表革と内革を含め、アッパー革をすべてを組み上げ、底付けする前の製品をそのままドラムに入れ染色するので、全体が同じ色になります。



ですから、ライニングが表のワニ革と同じであれば、ほぼ間違いなく製品染めのパターンオーダーということになります。


皆様、弊社のパターンオーダーとカラーオーダーをお分かりいただけましたでしょうか。

ちなみに、常設の取扱い先で販売中のクロコスニーカーのほとんどが製品染めですので、内革を含めた全体が同じ色になっています。

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