数日前からラジオ体操を始めました。
YouTubeで検索すると「ラジオ体操第1」が見つかりますので、それを聞きながら毎朝食事の後に行っています。
あの誰もが知る有名なピアノの前奏が流れ、「腕を前から上にあげて、大きく背伸びの運動から」というアナウンスが続きます。
音楽とガイドがなくてもこの体操は体で覚えているのですが、せっかくですからスマホを横に置いて、子供の頃の様に流れる音楽に合わせて最初から最後まで順番通りに行ないます。
日本国民でラジオ体操を知らない人はきっといないだろうと思います。
多くの人がそうであるように、最初は小学生の夏休みの朝6時半から、近所の広場に町内の子供たちが集まって一緒に行なうラジオ体操でした。
学校で配られたカレンダーの用紙を厚紙に貼り付け、ヒモを通し首から下げ、ラジオ体操が終わると、当日の当番になった父兄が参加した証明にとカレンダーのその日のマスに印鑑を押します。
時々印鑑をもらい忘れて帰ってきたりすると、母親が「黙ってなさいよ。」と言って、自分の家の印鑑をその日のところに押してくれました。
夏休みが終わると、そのカレンダーのカードを担任の先生に提出しなければならなかったからです。
もちろんそれ以外でも、小中高と体育のイベントの前には運動場で学級ごと、学年ごと、全校などでそろってラジオ体操をする機会が多くありました。
十代後半になると、決められたことを順番通りに他の人とそろって行うラジオ体操を少しバカにしていました。
どちらかと言えば体育会系でしたので、そんな単純な動作を並んで数分行うくらいなら、ひとっ走りしてきた方が体がほぐれるだろうというのが私の主張でした。
それから何十年経ったでしょうか。
改めてラジオ体操第1を通しで行うと、以前に比べ体が重くなっているのが分かります。
一番の違いは、膝を延ばしたまま腰を曲げて前屈すると、手の平がべったり地面に着いていたのが、今は指の先がギリギリ届くくらいです。
外出自粛が長く続き、今は運動不足です。
気のせいか、少しお腹周りがたるんだような気がします。
少しでも体を動かすことで、固まった筋肉をほぐし、血行を良くして、ウィルスだけではなく、おかしな病気にならないようにしておくことは重要です。
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